2008年1月12日 運営委員会議事録

連協運営委員会の報告
2008年1月12日(土)
時間 18:30〜20:30
場所 信濃町児童館2階
司会  片岡さん
出席 保護者30名 託児10名

〈議題〉
学童クラブ事業の民間業務委託について
4 年前にはじまった民間業務委託。今後はさらに拡大が予定されている。すでに民間業務委託が始まっている西新宿、西落合、せいが、早稲田南の各館から、どん な経緯で委託業務がすすみ、そして今現在どのような状況か、どのような問題をかかえ、それらをどう突破してきたのかを報告していただく。
〈今後の予定〉
2月9日連協運営委員会@未定

★西新宿学童クラブ
・2002年の4月より業務委託がはじまった。早稲田南、榎町とともに新宿区では最初の委託館。1年半かけて区とやりとり。
・ 民間業務委託する上で移転をともなったことが特筆すべきこと。通い慣れた学童クラブの場所がかわり、先生がかわる。子供にとっても、親にとっても不安が大 きく、1年ずらすことを区に要望したが、委託をすることで移転ができるという回答を得、移転をともなった民間委託が始まる。
・4月からのスタートに先立ち、2月から職員の引き継ぎ業務がはじまる。しかし、その職員は12月に募集したものであり、元々業者の手の内にあるスタッフではなかった。
・ 館すべてが民間委託となり、その中で学童クラブ専任の職員は2名。主任は40代のベテランかと思われる指導員で、もう1人は20代。しかし主任とのトラブ ルが相次ぎ、問いただしたところ、主任は実は別の人で始まる予定だったが4月前に辞めたため急遽引き継ぐこととなり、学童クラブ指導員としての経験が過去 にまったくなかったことが判明。前職は児童教育学が専門の相談員。そのためしつけや挨拶等にこだわり、のびのび過ごすこととはかけはなれた指導をしてい た。
・子供に対して一生懸命に接していることは伝わってきたが、その懸命さが逆に空回りしているように見受けられた。お迎え時間を電話で伝えたの にその時間とは別の時間に子供を帰す、名前を覚えないなどのトラブルは日常茶飯事で、資料にもある一児童の冬休みの出来事がきっかけとなり、保護者同士で 話しがまとまり、父母会で立ち上がることにした。
・業者に話しをしてもかわりの先生がいないから、ということでつきかえされてしまう。区の担当課に話しをもっていってもそれが現状だといわれ、取り合ってくれない。区は委託スタート前は問題があったら即対処をすると言っていたのに・・・。
・ 1年ごとに運営協議会でチェックをし、次年度も委託するかどうかを決定する。委託業者を評価、チェックする機関が運営協議会である。保護者代表、地区の民 生委員、PTA役員、幼児サークルの代表者で構成される。業者は原則的には1年間の任期であり、運営協議会で話し合い、業者が適切でないという結果が出れ ば、別の業者をさがして、次年度からは新しい業者に委託することとなる。
・毎年、10月に学童クラブの保護者、一般利用児童の保護者、幼児の保護 者等にアンケートを配り、回収し、それをもとに運営協議会で次年度の選定を10月〜11月にする。この時点で次年度は選定しないという答えを出したら、 11月や12月から次年度の業者探しをしなければいけない。そのため、これまでは問題はあっても大きな動きはなく、過ごしてきた。
・気にかかる先生もいたが、それでもすべての先生が悪いというわけではなく、子供が好きだという先生もいる。1人の気になる先生のために、新しい業者を選定し直すというのは子供にとってはよくないこと。
・公設のときの指導員をソーシャルワーカーとして、区の職員として1人残す配慮をしてくれたが、あくまでも子育ての悩みなどの相談窓口であって、委託業者に対して注意勧告はできず、立場は大変曖昧である。
・ 委託前より、指導員の数は増えている。土日、早番、遅番もあるので増えるのは当然であるが、2年目、学童クラブを含め指導員の半数ぐらいに入れ替わりが あった。区の委託体制にも問題があるのでは。業者は職員の雇用方法にもう少し工夫をしてほしい。たとえば次年度について職員と仮契約をするなどして職員の 雇用を安定させるべき。
・1業者が委託を続けられる期間は最大5年。5年経過後、改めて選定作業をやり直すこととなる。ただしその業者が手をあげればまた依頼することもできる。
・区でも民間委託化に対する踏み込んだ計画がないまま、委託業務はスタートしたように感じる。しかし5年後2011年度からは、西新宿、早稲田南、榎町の3館はさらに新制度となる指定管理者制度導入に踏み込むと区は発表。どのようになるのか、不安はつのるばかりである。
(西新宿こども館について)
・館長不在。隣の北新宿の館長と兼任しているため、来るのは館のイベントのときぐらい。
・ 以前は児童館で、中学生の気持ちの切り替えの場でもあった。しかし、こども館となり、中学生はボランティアとしてのみ参加できることとなり、これまで同様 に遊ぶことはできない方針にかわった。ところが平成19年秋、子ども館の制度は廃止する方向に動いているといわれ、21年度から廃止決定。

○西新宿学童クラブ児保護者
指 導員が1年ごとにかわるというのが常識のようだ。雇用がしっかりしていないので、指導員が定着しない。先日は主任が急にやめて、子どもたちもショックを受 けたようだ。指導員はサービスとしてはとてもしっかり子どもに接してくれる。父母たちが指導員に任せきりになっていることが目につく。一緒につくりあげよ う、という意識が少なく、なにごとも任せきり。学童クラブを利用している父母の気持ちを高めていくべき。現場の先生を守るのは父母である。

Q委託が始まった当初の指導員は今も引き続きいるのか?
A今は一人もいない。2年目からはいった20代男性指導員は急きょ主任になり、その主任が昨年11月連休明けから未出勤。会社とその主任との関係がこじれていたため起こったこと。主任代理はいるが、未だに主任不在。主任の募集をかけているが応募がないそう。

Q事前に区の担当課が言っていたことと現状が違うというが、そのことについて教えてほしい。
A 当時の新宿の課長、係長と、今の課長、係長とでは雲泥の差があるので、今後はそのようなことはないと思う。プリントにあるA君の事件。それが起こったのが 土曜日。その日の夜、父母の間では相当な騒ぎとなり、月曜日区のソーシャルワーカーにこの件についてたずねたところ、まったく知らない、という。運営協議 会にこの件について質問してもうまく流された。区に直接意見を言うという流れができていない。

Q今年で5年目になるが、今委託しているところに次もお願いしたいと思うか?
A 先生が全員変わるよりは、今いる先生にそのままお願いしたほうがいいと思うので引き続き委託の考えはあるが、会社自体に子どもに対する姿勢が少し欠けてい るような気がする。会社はかわっても今いる先生をそのまま移行して次もやっていただくのが一番だと思う。また新たな業者を選ぶとすると会社同士の引き継ぎ が必要になるのもやっかい。

★西落合学童クラブ
・西落合学童クラブはいわゆる雑居ビル状態。同じ建物内にある学童クラブのみ委託で、児童館やことぶき館は公営。
・ 株式会社プロケアに昨年4月委託。プロケアに決める際、選定委員会を区が立ち上げて、業者を決めた。当初、選定委員は保護者不在で、密室会議のため、子ど もやこの地域のことを知らない人が業者を決めることに不安があった。そのため現状を知っている保護者を選定委員に含めるべきだと連協から申し入れたとこ ろ、希望通りになった。選定委員を発足する際、保護者を入れるべきである。
・この選定委員会はとってもいいチームだった。つねに「お母さんはどう ですか?」と聞いてくれた。そのメンバーの1人の教授にこういわれた。お母さんたちは子どもを預ける立場で考えるが、学童クラブ児は保育児ではないんです よ、と。また業者を選ぶ際、委託する会社の傾向をみるが、その際、保育が強いのか、福祉に強いのか、といったことを選定基準にしてもよいのでは、ともいわ れた。
・選定委員会は区役所で夜7時頃から行われる。非公開だが、議事録をみることはできる。新宿区福祉部部長、課長、館長、以前の指導員、社会福祉協議会会長 、大学教授、保護者1館1名で計3名(西落合、百人町、戸山小内)の8〜9名で、
3館の選定をした。
・プロケアを選定委員会で選んだ理由は、ここが光っていた、評価できるということでは残念だがなく、他の業者にひっかかる部分があるためプロケアにせざるを得なかったというのが実情。怪しいかどうかを感じられるのは建物のことや地域性を把握している保護者しかいない。
・ 選定委員会で絞った後、公開プレゼンテーションとなる。誰でも参加可能。以前、ある園の民営化の際の公開プレゼンテーションでは業者の名前は伏せられてい たが、話しの内容等きいていればだいたい察しがついた。○○福祉法人と名が出されていたこともある。名前を出した以上、業者は責任をもつので名前がでてい ないようであれば、業者名を出してほしい、と言ってもよいのでは。

○西落合学童クラブ児保護者
子どもは1年生で、公設のときの学 童クラブを経験しておらず、どうかわったのかは分からない。帰りの時間を間違えられた、ということが2度ほどあったが、指導員に話しをすることで解決した ので、現状に不満はない。指導員にいろいろ話しができるのでその点、満足している。父母会は、1年生の父母が多いという印象。1年生の父母は現状には満足 しているよう。

・都研集会などに参加してみると、指導員は1人1人は熱意をもっていることが伝わってくる。しかしこういった熱意ある人の 受け皿を、会社側がどうそろえるのかが問題。雇用に問題があるのであって指導員の質はさほど心配しなくていいのでは、と感じている。会社と指導員の雇用を 含めた関係をよりよいものにするには父母会の力が大きいのでは。職員と父母が手を取り合っていくのが、子どもたちにとってはいちばんよいように感じる。

Q信濃町も同様の委託形式で、学童クラブだけ民間委託となる。業務委託をした民間企業と区とで連絡を密にとりあってほしい、と言っているが、業者のプライドがあることも理解できる。委託後信濃町学童クラブで問題がおこる可能性が多いにあるのでは?
A ポイントは父母会である。プロケアも指導員も、父母会が区との間にはいり、スポンジ役となってもらえるとありがたい、という気持ちがあるようだ。きいたわ けではないが、そう感じる。業者は区に立場上言えない。その部分を父母会がかわりに言ってくれると角がたたずにすませることができる。父母会は指導員の立 場を察して、連絡を密にとり、その会社といかにうまくやっていくかが大切なのでは。父母会の役割は、委託のときこそ力を発揮すべきものだと思う。たんに行 事をするだけでなく、区と業者との間にはいってうまく立ち回る必要があるのでは。

Q父母会が業者によってつぶされることはないか?
A業者が父母会を否定することはない。逆に父母会があったほうがやりやすいという意見もある。また父母会を否定する業者を選定することはない。父母会の意見はかなり反映される。

Q指導員の入れ替わりがあったか?また問題があったか?
A 始まった当初は10人ほど指導員がいたが、今までに2人辞めた。しかし辞めた理由が、健康上の問題などはっきりしている。指導員は大変懸命にやっているた め、保護者はプロケアを評価しているだろう。はじまった当初、子どもたちに保険がかかっていないことがあったが、系列に保険会社があるということで、区か らは難点を示されることはなかった。この点は改善され、今のところ保険で補うような大きな事故はない。

★せいが学童クラブ 
・ 民設民営の学童クラブが昨年4月に下落合地区にできた。今9ヶ月ほどたつが、やっと少し落ち着いてきたところ。以前は、落合4小からは30分かけて中落合 学童クラブに通っていた。4月当時は3分の2が中落合からきた児童であり、子どもたちのほうが学童クラブに慣れていて、混乱しているのはクラブ側、業者側 であった。
・良い点は、おやつが手作りであるということ。保育園のおやつをそのまま学童でも出している。自然食にこだわる保育を八王子で40年ほ どしているようで、その知識と経験が活かされているようである。また土曜日は保育園で学童児も一緒に保育してもらえる。学童児は布団を敷いたり、幼児の着 替えを手伝ったりといったお手伝いもしているよう。
・民間の学童クラブは、利用料や時間帯、保育内容は自由にできる。利用料は公営は6000円だ が、いくらにでも設定できる。区からの補助は、当然子どもが少ないと少なく、子どもが増えると多くなる。ちなみに早稲田フロンティアキッズは最初利用料を 1万円に設定していた。それがよくなかったのか、1,2名しか児童があつまらなかったため公設公営の学童クラブと同様に6000円にするようになった。今 では6000円というのが暗黙の了解のようで、逆にこの価格設定が足かせになるような気がする。学童クラブ単体では、6000円のみでは到底やっていけな いだろう。早稲田フロンティアキッズは他部門の幼児教育の運営の利益をこの学童クラブにまわしていたようだ。
・せいが学童クラブは、正規職員は3 名いる。区からの委託費では1,2名雇うのがやっと。保育園の職員として雇っているので3名確保できるようだ。区からの補助金でどうにかやりくりしていく とこれが妥当の値段だと区は判断してしまう。金銭的にうまくいっていることはいいことなのであるが、現場の頑張りだけに頼るのはいかがなものか。
・ 3人の指導員のうち、2人は新卒採用で、1人は6,7年保育士として保育園で勤務していたようではあるが、学童クラブの指導員としては概してスキル不足の ように感じる。ただ新卒の2人のほうはまっさらな状態なのがかえってよく、父母の意見を聞くこともできるし、子どもたちの暴言にもさほど驚かず、こんなも のかという程度。経験がある人は、経験上、それはいけないのでは、という気持ち働くよう。しかしなんでも直に園長に言うことができ、すぐさま反応がかえっ てくる点はよい。
・民設民営なので、区はまったく関わっていないようだ。今のところ、大きな問題がおこっていないのでよいが、トラブルが起きた際、これでよいのかどうか心配。
・ 落合4小では放課後子ども広場がある。学童保育所ではスペースがないので、広場を利用することもあり、学校、学童、広場の三者が手をとりあっているという 感じ。この三者をとりもつのは父母である。いろいろと手を掛け、目を掛けるのは大変ではあるが、中に入ってやっていけばいろいろなことが見えてくる。また 民営だと父母が関わらざるを得ないというのが実のところ。
・4月に父母会を立ち上げた。父母会の活動は2回のイベントと連協ぐらいで、問題に対し て父母会で対処したことは今のところない。メーリングリストで情報を交換する程度。せいがとしても、まだ学童クラブに対するノウハウがないので父母会頼り の面がある。父母会がないと、ここまでできたかどうかと感じる。父母会としてのつながりが弱かった当初はささいなトラブルが多々あったが、徐々につながり がでてきたからこそやってこれた。

○せいが学童クラブ児、せいが保育園児の保護者
保育園の先生が、学童の遠足についていってくれ るなどの点はよいが、先生が公設の頃と比べるととにかく若い。また園長先生が担任の先生にすべて任せる方針をとっているらしく、逆にそれが先生にとって負 担になる面もみられる。先生に、保護者が喝を入れてあげることもある。アットホームな面はよく、小規模園のよさがあるし、すぐにこちらの意見が返ってくる のはいい点。若い先生方も父母の考えなどをどんどん吸収していってくれる点もよい。先生方を成長させるつもりで、父母がなにか毎日言わないと保育園も学童 クラブも保育が別の方向に行くような気がしてならない。

Qせいがの指導員に問題はないか?
A経験がある指導員、夏前に精神的につかれているのでは、ということを父母が感じて、園長と話し合った。結果、その指導員を保育園での勤務とし、学童クラブにはほかの指導員が入れ替わりはいることになった。学童クラブ単体だとできないことである。

Qせいがの職員を知っている。せいがの評判はよいが、職員は毎日残業は当たり前で、そのわりに待遇は・・・。労働条件は今ひとつなのではなかろうか?
A 保育園、学童クラブをたちあげた当初は、毎日夜遅くまで勤務が続いていたのでは。公営だと時間の区切りがあるが、民間だとそれがないところも労働条件の悪 化につながっているのではなかろうか。職員が多いということは、親からみると満足ではあるのだが、それは職員の給料を減らすことになる。そしてその待遇面 の悪さが次第に愚痴につながることはないだろうか。父母会が職員のベースアップをはかるように業者サイドや区に言う必要がある。

Q業務委託になると、父母が職員を育てなければならないというが、それは本末転倒なのでは?働いているからこそ子供を学童に預けているのに、さらにその職員の面倒も父母がみなくてはいけないというのは腑に落ちないが・・・。
A 社会には学童クラブの指導員という人が民間ではあまりいない。保育士や学校の先生は長い歴史があるのだが、民間の学童クラブができたのは、ここ7,8年の 間。それまではすべて公設公営であった。7,8年前から早い速度で学童クラブの民営化がはじまっている。民間には学童クラブの指導員としてのノウハウがま だない。そのため素人の先生が多いということがある。民営化された学童クラブの父母会の役割が重要で、また大変大きいのが現状である。現実では学童には3 年しかいない。そのノウハウをどこに蓄積していくのか。区連協の役員等がノウハウを蓄積せざるを得ないのではなかろうか。学童に期待するのは教育か、保育 か、親も未だ整理されていない状態である。学童クラブ内において、子供の教育心理のプロが今後はより必要になると思われる。

★早稲田南学童クラブ
・民間委託に際して条件を出した。その条件とは、運営協議会など保護者の意見を反映出来る組織をつくってほしい、ということ。
・区とやりあうことについて、戦略や駆け引きもあるが、父母会としてまとまった意見として出せばだいたいが通る。
・民間委託がはじまった当初、指導員は経験者で、学童クラブについて骨身にしみている感じで大変よかった。しかしその人が1年限りでやめてしまった。それにともない指導員3人が辞職したため、それでは困る、ということを、運営委員会で述べた経緯がある。
・区は民間委託者に○○してほしい、ということは法律ではできないことになっている。たとえば施設が汚れていたり、壊れた危険なおもちゃがあるとしてもそれをつかっていけないというルールはとくにないのであるが、保護者はその点に関して言うことができる。
・ 区が業者側に言うことができるのは1年で1度のみ。仕様書(シフトや行事、おやつ等についてこまかくかかれたもの)と合致しているかどうかだけである。ど の館にもこの仕様書は存在する。20ページぐらいの分厚いものである。父母会はそれを手に入れるとよい。契約としてやるべきことがかかれている。仕様書と 見比べて遠足が少ないと判断し、意見したこともあった。
・委託業者を決める際、各業者にはセールスポイントがある。たとえば預かる時間の延長な ど。早稲田南でも、時間延長が本当に必要か?それよりももっと大事なことがあるのでは?等父母会ではなしあった。時間延長と引き替えになるものがある、と いうことをふまえて判断してほしい。

○早稲田南学童クラブ児保護者
館独自、父母会独自で動くには、よほどしっかりした代表者がい ないとできないと思っている。区と折衷することの必要性は、連協に関わると分かってくるのだが、分かった時点ではすでにことがすぎてしまっていることもあ る。自分でできることは自分でやることも必要だが、連協にたよったほうがよい。
疑問点を感じ、ワーカーズコープだけでなく、区の課長などにもおか しいのでは、と申し入れたところ、現場の人はそれなりに頑張っているといわれた。しかしその後、業者側のマネージャーが学童クラブに顔を出すようになっ た。こっちが頑張れば、向こうも頑張るようになり、父母会にたいしてもコミュニケーションをとろうとしてくれる。こまかいことはさておき以前よりはよく なっている感じを受ける。

★高田馬場第一学童クラブ児保護者
高田馬場第一でも学童クラブが民間委託となる。しかし実際の 利用者になる保護者には何の説明もなく、ただ「民間委託になります」という一言があっただけ。学童クラブは、保育園と同じ業者ではなく、別の業者が学童業 務を委託される。今は、1階に保育園があり、2階に学童クラブがある。建て直し後、そこを保育園のみ使用し、学童クラブは近くの園舎をつかうという説明を 受けたが、詳細はきいていない。

・行政は利用者の意見をくみとって進めるべきであるのでこの状態は不可解。早稲田南では、月1回で6〜8 回ほど説明会をやってもらった。利用者側が区に要請すれば、役所は説明する義務がある。利用者は要求する権利がある。説明会を開いて欲しい、という要望を 区に申し入れを。ホームページから要望を出すことも出来るが、福祉部の担当者に直接伝えたほうがよい。本来なら区が○○をやります、と明らかにして説明す べき。

※連協役員になりませんか?
メールだけの参加でもよいし、運動会の参加のみでもかまわない。忙しいだろうから、みんなでやれることをやっていき、今のノウハウを引き継いでいってほしい。各館から1人以上役員に名を連ねてほしい。役員という肩書きが役に立つこともある。

(村山)