新宿区学童保育連絡協議会 平成29年3月 運営委員会 議事メモ
日 時:平成29年3月11日(土)18:00〜
場 所:早稲田南ことぶき館 談話室(託児:早稲田南学童クラブ室)
参加者:(保護者)北二(?)・北一・西新宿・中井・落一・落四
北山伏児童館館長 山田氏(ワーカーズコープ)
(OB役員)大久保・三島・渡辺(仁)・松久・松永
司 会:渡辺(仁) 記録:松永
■年度最後の運営委員会ということで、日ごろ感じている学童クラブについて懇談とした。
はじめての参加のかたもいらしたので、自己紹介(=学童クラブ紹介)からスタートした。
(中井)
・毎日学童を楽しんでいる。
学校は学年1クラスのみ。縦割りグループでの上級生と下級生の交流が楽しい様子。
・誕生カードのコメントから、子どものよいところをたくさんみつけてくれており、親の知らない一面を教えてもらった
(北二)
・外国から転校してきたが、学童の指導員が丁寧に対応してくれたことで安心できた
(北二)
・4年生の兄が学童に残れたことで、3年生の弟たちの遊び相手としてよく面倒をみてくれた。
(落一)
・他の区から転入。学校より学童が楽しい。
転入前の区の様子とくらべて、指導員が親身で面倒見がよい。
学童人数が多いにもかかわらず、一人ひとりをよく見てくれている。指導員の異動も多いが、仕組みをよく作っている
(落四)
・定員オーバーのため、4年生は「ひろばプラス」の選択を余儀なくされている。
・指導員が持ち込んでくれたブロックレンガを素材にこどもたちが集中力と想像力を駆使して、削る→粉にする→絵の具のように変化させる、という連続した実験的遊びに発展させていった。指導員の見守りが効を奏していた。
(北一)
・指導員の異動・退職が重なる年度末となったので、最後の保護者会に30人以上が参加。
指導員に向けて、保護者から「感謝」の言葉が多く寄せられた。
退職される館長の「子どもは先生を困らせて当たり前」という指導の心に感心させられた。
(渡辺役員)
・設置形態も異なる学童間で保護者たちが共有したい話題・広めたい話題を持ち寄ることができる「連協」の役割について補足
日ごろの子どもたちの生活のなかで感じる疑問の声を集めて、問題提起していくことで「しくみ」も改めていくことができる。
■指導員と子どもたちのかかわりのなかで「指導員のニックネーム」も話題に。
親しみがあり、学校の先生とは違う存在であることの役目も現れていると理解できるけれど、保護者が「ニックネーム」と指導員のお顔が一致しない、呼びかけにちょっとためらう、といった意見も。
掲示やプリントなどで、指導員の紹介がわかりやすくなる工夫も必要との声が、参加の山田氏にも届けられた。
■このあとオブザーバー参加の北山伏児童館館長・山田氏より、北山伏・「ゆったり〜の」での取り組み(創設メンバーである三島役員の補足もあり)をご紹介いただきながら、学童クラブ保護者同士のつながりのきっかけや場の提供となることへの効果をお話いただいた。
■参加された保護者から、複数出た疑問はやはり「ひろば」・「(学童機能付き)ひろばプラス」そして「学童クラブ」について、放課後の居場所を検討する保護者たちには、まだ区の説明不足によりその制度・仕組み・保育内容の違いが理解されていない、ことであった。
特に新1年生保護者には「わからない」制度となっていて、正しい情報に基づいて選択されていない、という意見があった。
・「父母会活動がないからひろばを選ぶ」といった選択理由もあるという報告もあった。
■三島役員から、このわかりにくい仕組みが組み立てられていった経緯を簡単に紹介。
「学童機能付き」という紛らわしい名称について連協が問題提起、議会で取り上げられたことも報告
■渡辺役員から、新宿区30年度までの計画への「パブリックコメント」について報告
計画案の「放課後の子どもの居場所」欄から「学童クラブ」の文言が消えたことに対して、多くの「疑問」パブコメが寄せられ、区に対して「学童クラブの存在意義を再認識」させることができた、と報告。
「学校内のひろばプラス」が「学童クラブ」のスタンダードとなってしまうことを危惧
「学童クラブ」の保育と「ひろば(プラス)」のそれとは大きく違うことを、利用保護者にひろく説明していける役目を持つことも「連協」の役割であることが一層明確になった。
■「父母会」等へ連協から「連協の説明」「区の放課後保育の説明」に出張できることも伝達。
■「運営委員会」での意見交換・情報交流がなかなか、各父母会内で行き渡りにくいという発言もあり、各館、メールや配布物で工夫はしてくれているようであるが、この問題についても、知恵を集めたい課題であると再認識した
■次回の運営委員会について
新学期ということもあり、第2週開催を再考 →4月22日(4週目)を提案
場所については、事務局預かりとした。
終了は10分ほどオーバーしてしまったが、各事業者が努力して運営してくれていること、今の新宿区の「学童クラブ」「父母会」の持つ問題点が明確になった懇談会となった。
託児:小学生女子2名(担当:内田理央子・松永知世)
懇談にささやかな茶菓子を用意。お茶はことぶき館のお茶セットを利用した。
以上(文責・松永)