2006年2月4日 運営委員会議事録

連協運営委員会の報告
2006年2月4日

時間:18:00〜20:10
場所:高田馬場第一ことぶき館

議題)

1 利用調整をめぐっての動き、高二父母会への説明会報告(配布資料参照)
2 私たちが大事にしたい学童クラブ・児童館の質についての意見交換、交流会の開催について
>>3月11日( 土 )14:00〜16:30予定(場所は近日中に決定)
3 生活塾の普及促進に関わる実証実験の実施についての説明会(配布資料参照)
4 その他
>>馬場一学童クラブの移転、民営化計画に関する説明会
>>2月19日( 土 )10:30〜 馬場一児童館にて(当該保護者以外の参加も可)

意見)

1 利用調整をめぐっての動き、高二父母会への説明会報告

・ここまでいくとは予想もしなかった展開で、私たちが大事にしようとした思いが当面ではありますが受け入れられた。最近には無かった画期的な出来事である。皆さんと一緒に振り返り、成果を確認し合いたい。

−高二父母会より報告(配布資料参照)−
・「利用調整を止める」とは言っていないが、「待機は出さない」と明言している。これは連協と頑張ってきた成果である。

<保護者からの意見抜粋>
・「待機児は出さない」としているのだから、相談会は不要ではないか?
区)今年度の対象は9名いるが、話だけはさせてもらう。それでも高二に希望するなら受け入れる。戸二小の児童には学校内のクラブへ行って欲しい。
・戸二小の子でも高二の近くに住んでいる場合は受け入れてくれるのか?
区)教育委員会にこれだけ言ったのだから、できるだけ行ってもらいたい。
・もっと柔軟に対応して欲しい。
区)できれば平日は戸二へ、人数の少ない土曜は高二に行って欲しいと考えている。
・長期休暇の場合、開館時間までの待機場所は?高二の場合は子どもが遊ぶスペースがあるが、戸二は道路に面しているので待機する場が無い。
区)学校側との話もあり未定。
・学年調整枠の撤廃についてはこれからも言っていくべき。
・戸二小は来年の4月以降は校庭開放も含めての民間業務委託になるという。
・WFKは代替にならないと言っているのに、同じく児童館併設ではない民営の省我会については中落合の調整先となっている。
・内容がわからないと何とも比較のしようがないと思う。先日の説明会でも意見を伝え、省我会の資料も配ると聞いていたが配布されていない。
・“緊急対策”という言い方が気になる。子どもたちが翻弄されないか?来年度以降も継続していくのか?が不安。
・転居などで、これから申請する人たちへの影響が心配される。安易に調整されたりしないよう、区からも情報を提供するようにお願いした。
・高二をはじめ、各父母会や連協が要望書、陳情書などを出しがんばった成果だ。
・連協がきちんとがんばったことが大きいと思う。昔は3年生になるとやめるということがあった。一種の調整の手段として利用されていたという経緯があり、これではいけないと連協が動いた。連協の歴史的な運動の成果の蓄積が今に繋がっている。
・“区長と話そう”では学童の保護者を始め、安心と安全が様々な人から語られた。それと待機児を出すということの矛盾。保育園では“待機児ゼロ”を方針とする、一方で学童では“待機児を出す”という矛盾。様々な矛盾が広がった。
・ WFKの件を取り繕いたいというのがあったと感じる。しかし保護者たちが感情的にならず、冷静に正攻法でやっていった事が良かった。戸二小に新たな施設をつくらせたというのは大きい。WFKには議員自身も視察に行っており、保護者と同じような感覚を持っていた。
・学年調整枠の撤廃についてもきちんとやらせていく。
・高二だけでなく、他にも飛び火する可能性があったことは議員を動かすきっかけになったのだと思う。
・薬王寺は改修されないまま、定員だけが30名も増えている。要望書についての回答は未だきていない。放置して置けない問題はまだまだある。地域の実情を拾いながらこれからも様々な要望をしていく必要がある。
・省我会の学童が中落合の代替になるのか?は不明。サービスだけでなく、内容が知りたい。意見を出しながら作っていく必要があると感じる。
・そもそも子どもが「行きたい」というかどうか?も不安。
・「できない」と言いつつ、区がやる気になればほんの1ヶ月で事が決まっていくことが今回わかった。
・今月号のアエラに学童の特集がある。高二も取材を受けたが載らずに残念だが、それを差し引いても参考になる記事があるのでご購読を。
・アエラにも『区長がやる気になれば学童の充実が図れる。』と書いてある。そのとおりだと思う。
・様々なかたちで声を上げていくことが大切。
・区議会が動いてくれたのが大きかった。閉会中でも審議されたが、提出された陳情書が正式に審議されるのはこれから。利用調整の撤廃
・やはり役所は上にいかないと動かないものだと実感した。WFKへの対策は何もないのか?
・民間に対しての補助を増やすなどして、条件を揃えてやることは考えていないのか?
・民間に補助を増やすという方向になっていくのはどうか?やはり公設できちっとやっていくべきだと思う。
・区が自信もって勧めるわりには民間に対してのフォローが全くなされていないのはおかしい。
・今回の件についての説明は他館ではあったのか?
・早稲田南、中落合は文書が配布されたのみ。職員は個別に説明に応じてくれたが、区による説明会は無い。

2 私たちが大事にしたい学童クラブ・児童館の質についての意見交換、交流会の開催について

・3月の運営委員会当初の予定通り行わない。

下記の様な趣旨の会を開催したい。
今 回は福祉部も皆さんの行動で姿勢を変えたが、学童クラブの大事な部分がきちんとしていない為に思いつきのような政策を出してくるのだと思う。今後も学童ク ラブの入所希望は増え続けるだろう。いい加減な器だけの施設にさせないためにも、連協から「このような学童クラブを大事にしたい、作って欲しい」と提案し ていく事が大事である。幸い新宿にはきちんとした姿勢で学童クラブ事業に取り組んでいる社会福祉法人もある。
エイビイシイの片野園長、省我会の藤森園長、新宿区の指導員と連協からも思いを述べてもらい、そのあと交流会をする予定。
場所は未定だが、小学校かことぶき館などを考えている。

3/18(土)14:00〜16:30の予定
連協担当役員だけでなく、父母会、保育園保護者など広く呼びかけていただきたい。

3 生活塾の普及促進に関わる実証実験の実施についての説明会(配布資料参照)

・今年の3月から別紙の様な生活塾実証実験を2ヶ月間実施する。主な対象は学童クラブ児童となることが考えられる。詳細を知らせたいので説明会を実施させて欲しいと、福祉部子ども家庭課子ども家庭相談係から依頼がきた。日時と場所を指定して返事したいと思う。
・長期休業中の早朝利用は現在父母会のボランティアで補っているが、不公平感から父母からの不満の声もある。それならお金を出しても頼みたいとも思うが・・。
・年度初めには利用を希望する声もあったが「父母の持ち回りで」ということを言うと一斉に引いてしまうという事があった。お金を出しても利用したいという人はいるだろう。
・この文面からでは不明な点もあり、詳細を聞いてみたいと思う。
・あくまでも実験的ということなので、日程については連協に一任していただき、決まり次第報告する。

4 その他

・個人情報保護法に絡んで、名簿の取扱いをめぐっては今年度始めに問題が持ち上がった。来年度はスムーズに行われるよう、連協として区ときちんと話しておくことが必要。
・「お別れ会」について。父母会との共催、子どものみ、親子で、など様々。
・父母会費の使途についても意見をする人が多くなって来ている。
・馬場一の民営化について。父母会でアンケートを実施した。説明会には保育園保護者も参加予定。その他誰でも参加できるのでぜひ来館を。
・ 学童保育の今後に関わる大切なことでもあり、ぜひ連協からも参加したい。

以上

(岡本)