2006年1月14日 運営委員会議事録

連協運営委員会の報告
2006年 1月14日
場所:西新宿こども館
時間:18:00〜20:10

議題)
利用調整をめぐっての動き
1 連協として提出した要望書への回答報告
2 朝日新聞発行アエラの取材報告(1月23日発売予定)
3 区議会健康福祉委員会での高2父母会からの陳情書の審議報告
4 入所基準の変更も含めた調整について各館で話された事、意見など。
5 個人情報保護法関連の意見交換
6 その他
7 次回の運営委員会
2月4日(土)18:00〜 高田馬場第1学童クラブ(またはことぶき館)にて
(通常第2土曜ですが、情勢を考え来月は第1土曜としました。)

意見)
1 連協として提出した要望書への回答報告
・ 11月末に提出した要望書への答えが1月5日付けに来た。
(※区の回答読み上げ)
・ 要望は受けるが、調整は続けるという内容で区長名、印入りで回答された。
・ 早稲田南父母会としての要望書への回答も来た。同じような内容である。
・ これで終わりという事ではないので、やり取りは続く事になる。
・ 上落合からも提出している。詳細は不明。
・ 1月末に利用予定者の数が上がってくるので、その後の対応となるだろう。中落合などは実質、調整先が無いという現実。
・ 高2の要望書への回答も同じようなものだった。これまでとはあまり変わらず、「待機児が出ないように調整する」という内容に終始し、撤回という言葉は無かった。

2 朝日新聞発行アエラの取材報告
・ 知人の紹介でアエラから連絡があり、学童の特集記事で話を伺いたいとのこと。先週金曜(1/6)に取材を受けた。高2の父母も参加。
・ 記者が全国の自治体を調べた結果を聞くと、全体の流れとして同じようなことがおきているという。
・ 事件続きのこの時世に逆行するような施策を聞き、記者自身も非常に共感してくれた。
・ 1月23日に発売される。多くの取材をしており、今回の件がどの程度取り上げられるかは不明とのことだが、私たちの主張に沿っているようなら区長らに送付する事も考えている。
・ 子ども家庭課にもインタビューするとのことだった。
・ 事件が続いている世の中で、待機児を出すというのはおかしい。
・ このようなことがあって、学童の関連の記事にも目がいくようになった。結構、注目されていると感じた。
・ アエラ送付もいいが、同時に連協として(区議会の)委員会や福祉部長に懇談を申し込む、などの動きも必要だ。
・ 保護者たちに「待機児が出たら必ず連卿に報告を」を徹底する。

3 区議会福祉健康委員会での高2父母会からの陳情書の審議報告
(※議事メモ読み上げ)
・ 他の議題もある中、1時間程度の時間を割いて議論された。
・ 参考として、父母から出された意見も添付した。
・ 高2では個人面談の際に「来年度は入れるのか?」ということに集中してしまっているという。

4 入所基準の変更も含めた調整について各館で話されたこと、意見など。
・ 各館に説明済み、との課長の発言があったが、早稲田南では利用申請の説明はあったが「今年から利用調整をする」という説明はされていない。
・ 新1年生として申請書をとりに言ったら、書いてある事をさらっと説明された。区の言う”説明した”とはこのことか?と思う。新1年生は事情がわからないので、質問が出ないのではないかと思われる。
・ 特に説明が無い。(複数の館)
・ 「来年度のことで」と指導員に尋ねたら「うちは大丈夫ですよ」と言われた。
・ 多すぎるということでは分散する必要は感じているが、利用者の納得を得て欲しい。
・ 子どもの通う学童があまりにも遠いので、近くにできたらいいと思う。
・ 調整対象館にはなっていないが、今後を考えると利用が増加する傾向がある。四谷小内に学童をと何回も言ったが聞き入れられなかった。区は「地域の人も利用できる」を目指しているようだが、それなら跡地の学校にしてほしかった。
・ 年末にアンケートを実施した。その声も合わせて区への要望書を提出しようと準備している。
・ 統廃合により、学校は減り、学区域は大きくなっているという状況がある。
・ 今回の”WFKにどうしても送り込みたい”とやり方をみると”マンションの1室での学童を成功させたい””成功させて気軽に次々と作りたい”という区側の意図がみえる。
・ 区長を囲む会に出席した。利用調整の話を尋ねると区長が「落合地区では無い。別の地域の話である。」などと言われた。館長なども対象館では無いことから、あまり緊迫感がないようだ。
・ 対岸の火事と思っていたら大間違い。そのうちに降りかかってくることだ。
・ 対象館では無いが、父母は関心を持ってくれた。
・ 恵まれた環境にあるためか、問題を知らない父母もいる。
・ 移転前がかなりのオーバー館だったので、高2の状況は想像できる。対岸の火事だとは思えない。
・ 中落合では対象館でもあるので、父母全員に説明文を配布し、声を上げていくように要請した。区長へのはがきを出してくれている。
・ 薬王寺の”受入目安”が何故か100名に。驚いた。出席率も良く、一般の子も多数きているのでいくらなんでも無理な数字だ。どうやら館内に使用されていない部屋があるらしく、それが根拠と考えられる。要望書提出も準備中である。
・ 1番問題なのは出席率。在籍者有利で、新入生不利というのが問題。去年の9月から12月までをカウントするということを12月の時点で言われた。塾などに通わせている親は出席率にとても不安を覚えている。
・ 新1年生が不利になるというポイント制についてはどう説明されたのか?
・ 議会でも、様々な場面でも質問したが子ども家庭課は一切答えていない。
・ 出席率自体もあいまいな点が多いと聞いた。病欠の場合は出席扱いになるが、親からの申し出がないと欠席のままとなる。
・ これまでは高学年になるにしたがってマイナスになっていたのに、1年生が不利になるというのは非常に問題。
・ 低学年のほうが調整されるということが結果的に起こる。
・ 相談日について。クラブでも区でも相談を受けるというが、子どものことを全く知らない区に相談するより、よく知るクラブに相談に行くように勧めようと考えている。
・ 22年間待機児を出さなかったが、それを文書化したものが存在していなかった。この際、きちんと交わしたほうがいいのでは?条例を改定してもらう必要もあるかもしれない。
・ 昔は自営業や祖父母がいると入所できないという状況であった。
・ 福祉部長の発言に「今までに考えていなかった事を含め考えたい」とある。何かしら動きがあるかもしれない。連協として自信を持ってやってほしい。
・ 早稲田フロンティアキッズクラブ(以下WFK)に見学に行ってきた。
広さは100平方メートルくらいで、新目白通り沿いのビル内のワンルーム。
運営会社であるフューチャーフロンティアの副社長が対応してくれた。
>先生は2名(常勤1名、非常勤1名)プラス学生のボランティアが入る事がある。
>今は17時で全員が帰宅する。
>夜間学童は利用もニーズも無いことがわかり、来年度からは行わないこととした。
>学童クラブを運営して、子どもの変化を目の当たりにし、難しさを感じたという。
>WFKとしては定員30名となっているが、20名が最適と考えている。
>少人数ならではの学童を作って行きたい。
>高2から仕方なく来るのではなく、納得して選んで欲しい。
>区内の学童との交流が全く無く、区からの情報もほとんど無い。
>イベントなどがあれば声を掛けて頂きたい。参考にしたい。
>高2、利用調整の件は聞いていなかった。
>区の認可を受けている以上、苦しくても続けていく覚悟である。
・ ということで、訪問して初めてわかったこともあり、行って良かった。
・ 少人数ならではの保育を大切にという思いは伝わった。
・ 様々な”違い”をメリットとし、親子のニーズが合致すれば利用するのも良いだろうが、児童館併設のクラブとは全く違うので”高2の代替施設”とはなり得ない。
・ 区内の指導員が頻繁に受けている研修についても知らされておらず、区は都合のいいときだけ利用して、あまりにもひどいと思った。
・ 「待機児が出るかもしれない」と言えば少しは流れると区側は安易に考えていたのではないか?と思われる。

5 個人情報保護法関連の意見交換
・ 法の施行に合わせて学校などでの混乱はあるか?
・ 学童の父母会でも年度当初に混乱があったので、きちんとしていきたい。

6 その他何かあれば
・ 高1の建替え、移転について
近隣の中学校も合併に伴い移転の予定だが、非常に遠い場所であり問題。
こうした箱だけしか考えず、通えるかどうかなどが考慮されない区のやり方に不満。
・築35年の現施設を建替えと同時に保育園単独の施設とし、児童館、学童クラブは”こども館”として戸3小内に移転するという。
・ 子ども同士のつながりや、お年寄りとの触れ合いがあり町としての機能を途絶えさせてしまうことにもなる。
・ 高1の父母会では今回の件に関し、地域協議会に出席する予定である。
・ 地図上の考えだけでことを進めようとしている。
・ 信濃町の建物も築40年近く、耐震性が心配との声が出ている。
・ 今後の動きとしては 福祉部長や区長と直接話せるようにしたい。また区議会の委員会で発言できるように求めていく。
・ 2月中旬から利用相談が始まるが、何かあればぜひ報告を。        

(岡本)