2015年5月新宿連協運営委員会議事メモ
日時:2015年5月9日土曜日 18時30分から20時まで。
場所:早稲田南町地域交流館
参加者:西新宿学童クラブ父母会 3名、北新宿第一学童クラブ父母会 1名
北新宿第二学童クラブ父母会 2名、中井学童クラブ父母会 1名
早稲田南町学童クラブ父母会 2名、落一学童クラブ父母会 2名
事業者より2名
役員5名
- 父母会での連協の説明の報告
4月17日北新宿第二学童クラブ
4月18日西新宿学童クラブ
の父母会開催時に新宿連協の役員がお邪魔して、連協の活動などについて説明をさせていただきました。
これは、新年度新入生の保護者も加わり父母会活動が行われるにあたり、連協って何か?について父母会より説明依頼があったことから行われました。運営にかかわっている役員が父母会の皆さまに直接説明する機会をいただきましてありがとうございます。
説明した内容は、別紙(連協案内)の通りです。
- 区との話し合いの報告
4月28日火曜日 朝7:30から8:30 区役所にて。
新宿連協役員と新宿区子ども家庭部 子ども総合センターの担当の方ののミーティングを行いました。
話し合いの内容は、議事録を作成中なので、新宿連協HPに掲載する予定です。
今年度、新宿区は学童の制度が新しくなり、複雑で保護者が理解しにくい運営方式となっています。新しい制度が始まり、現状がどうなのか、今後はどうしていくのか、話し合っています。
他区では学童クラブを廃止し、子どもひろばで対応するところもありますが、一人一人に十分な対応ができないという問題点が上がっています。新宿区も今年度は待機児童はひろばで対応するという方針で、学童増設の計画は一切ありません。今新宿区では4年生以上の学童クラブ待機児童は70名、4年生以上での学童クラブ利用者は61名。高学年も利用の需要があると考えますが、区は高学年は自立できる年齢だという見方です。しかし、4年生以上で学童なしでどのように過ごしているのか。中にはゲームやテレビで一人で放課後を過ごしている子どももいるのが現状です。また、居場所確保のために習い事や塾に毎日通う子どももいます。やりたい習い事ならよいのですが、塾や習いごとは、生活や遊びを毎日子ども自身が行うことを支えている学童クラブの代わりにはなりません。
待機児童の受け皿としても利用される時間延長ひろばは、連絡帳も、保護者会も、個人面談も館外(校外)活動もなく、おやつも遅い時間です。職員配置も学童とは違います。これでは、子どもたち一人一人の生活と放課後の育ちを支える学童クラブの代わりにはなりません。
また、区は学童利用総数は新宿区全体の学童定員を超えていないという説明ですが、公設学童26のうち定員オーバーはすでに16。狭くておやつが一緒に食べられない学童クラブもあります。定員に満たない学童クラブもありますが、定員オーバーだからといって遠くのすいている学童クラブに通うことは不可能です。子どもたちにとって何が問題なのか、保護者が関心をもっていかなければ、そのしわ寄せは子どもたちにいくというわけです。
区は来年度については、保護者の意見を聞いて決めていくといっています。
ぜひ保護者のみなさんに関心をもっていただき、区と協力して子どもたちに豊かな育ちの環境を整えていきたいと思います。
6月には待機の方を対象に区がアンケートを行う予定です。子どもたちの豊かな放課後ために、ぜひ現場の意見を出していただけたらよいと思います。
- 学童リーフレットについて
6月の総会にお配りできたらよいと考えています。
学童とひろばの違いも分かりにくいものになっていますので、学童とは何かがわかるようなものを、というのがきっかけです。これから学童に入る人向けに作成しているので、そんなのしっているよ、という方もいるとは思いますが、今年度はまず学童クラブの利用者に配布する予定です。次年度は改定するかどうか、皆様の意見も聞きながら、進めていきたいと思います。学童利用者からの情報も入れて改定していきたいと思いますので、皆様のご協力をお願いいたします。
作製は学童保護者とOBで行っていますが、学童は仕事を持つ保護者の集まりなので、いろいろなプロがいます。このリーフレットも編集のお母さんや、イラストレーターのお母さんなどの無償の協力のもと作成しています。
- 総会について
6月21日日曜日 13時から16時または16時半までの予定で、新宿連協総会を行います。場所は牛込中之小学校、多目的ルームです。
託児は近くの児童館で、学童OBの若者が行います。子ども好きの青年やお姉さんが楽しく遊んでくれるので子どもたちは毎年喜びます。プロではないので、小さなお子さんは保護者と同席のほうが良いかもしれません。上のお子さんと一緒だと4歳くらいでも大丈夫だと思います。
総会の内容は、活動報告、役員の選出、会計報告、予算案、そのあと講演と意見交換を予定しています。
講演は、今のところ、廃止になったせいが学童クラブの志村先生に、学童クラブで子どもとかかわって思ったことなどをお話してもらいたいと思っています。とても魅力的な先生で、引継ぎを受けた事業者さんも引継ぎが大変楽しかった、といっておられました。
普段の運営委員会とは少し違う話が聞けると思いますので、託児もありますし、ぜひたくさんの方に参加していただけたらと思います。
- 東京の学童保育研究集会について
7月5日日曜日、23区の学童クラブが中心に集まって、研究集会を行います。午前中は講演、午後は分科会です。
講演は毎年なかなか普段は聞けないような先生を呼んで、子育てに役に立つよい話を聞くことができます。体育館なので、暑いことが多いです。
午後の分科会は、興味あるテーマに分かれて、学習したり意見交換したりします。他の区の話も聞けたりして、学童や子育てについての考えが深まります。指導員の参加も多く、現場の楽しい話を聞けたり、新たな発見があったりと楽しいです。
託児は保育のプロが行います。毎年子どもたちにも大好評で、また行きたいという子どもたちもいます。
新宿連協に加盟している方は、参加費は新宿連協が負担します。交通費は自己負担です。
午前だけ、午後だけでも参加可能ですので、こちらもぜひご参加ください。
- 4年生以上の過ごし方について
○学童を卒所した子どもたちがどう過ごしていくのか、ということは、いつの時代も保護者の関心ごとでした。学童を卒所したお子さんにアンケートに協力していただき、卒所したお子さんの思いも知りながら、卒所後のことを考えてみようと思います。秋くらいにまたみなさんで話ができたらよいのかな、と思っていますので、アンケートを持ち帰ってみてください。学童に卒所したご兄弟がいる方やOBの方にご協力いただいけたら、と思います。今回、役員のお子さんにかいていただきましたら、親が「こんなこと考えていたんだ」と思うようなことも書いてくれています。新たな発見があるかもしれません。よろしくお願いいたします。
卒所後のことで心配なこと、こんなこと聞いてみたいということなどありませんか?
新宿区は学童を6年生まで対象にしましたが、4年生以上は入れないところも多いので、3年生の保護者のかた、いかがですか?
○お友達の家に行きたいといって、学童をやめたいといいます。しかし3年生まではいこうねと言っています。1~2年まではお迎えに行っていたのですが、3年生からは一人で帰るようにしています。学童で宿題をやってくるのがありがたい。
○学童での生活のリズムというのは、身についているようで、わが子も卒所後関心することもありました。
○今年度民営化したので心配していた。民営化で若い先生が体を動かす遊びをしてくれて楽しいといっている。お友達と遊びたいとは言っている。児童館にきてもらって遊んだりしている。
○うちの子は学童大好きだったので、三年生の後半は学童にいけなくなるといって泣いていました。せいが学童は、保育園併設なので、卒所生に保育園のお手伝いということで来てもよいという制度があってありがたかった。
○児童館にある学童でしたので、児童館だと4年生以上も利用できるので、4年生以上になると児童館に行ったりしていた。公園に行ったり児童館にいったりいろいろしていたよう。高学年の居場所がいろいろあるといい。中学生になると夜までやっている児童館に部活のあと集まるということもあります。
○地方では6年生までの学童も多いです。保護者が立ち上げた学童もあってそういうところは利用者が少ないと収入減になるということもある。
都内特に23区は場所の確保の問題があり、6年生までというのは消極的。
学校内施設などを積極的に利用して放課後の子どもの居場所を展開するという放課後子どもプランというのも、文科省と厚労省が縦割りでうまくいっていない。
○今の新宿の学童は定員オーバーでも詰め込む。子どもが自由にのびのび過ごせるようでないと子どもは来たがらない。
父母会つながりが卒所後の生活にとても役に立った。震災の時も親のつながりが一番のセーフティーネットだと思った。
○新宿区では父母会をなくしてしまった学童もある。保護者のつながりがないと、何がいいのか悪いのかも分からなくなる。他区で学童をなくしたところは、父母会もなくなってしまった。いろいろな問題が起こっているが保護者のつながりがないので、行政にも対応できない。個人的はクレーマーとなってしまう。今それに気が付いてつながりづくりを始めている。学童にいれたからお任せではなく、子育てのパートナーとして、親と先生、親どうしがつながりを持っていたい。日頃から、親のつながりは子どもの育ちを支える。そうしてつながった親のつながりは、子どもが大きくなっても途切れない。同じ話題や悩みで語りあっている。面倒くさいかもしれないけど、つらくない範囲で子どもを真ん中につながりを持っていけたらいいと思います。
- その他
そろそろ時間ですが、その他なにかありませんか。
ないようなので、そろそろ終わりにしたいと思います。
6月は総会のみで運営委員会はありません。
都研究集会については、総会の時に参加申し込みを受け付けます。
総会は連協係の方だけでなく、誘い合ってたくさんの方に来ていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
以上