3月14日土曜日 新宿連協運営委員会の議事メモ
18時から19時30分
西新宿児童館にて
参加:北一、北二、せいが、落一、西新宿
役員
本日は卒所式などの行事が重なり、参加人数が少ないので、懇談会形式で、19時30分までとしたい。
学童の入所通知が来ていると思う。3年生までは全員入れるが4年生以上は、空きのあるところだけ入れるというやり方。国は、学童は6年生まで対応すると児童福祉法を改正した。それに伴い新宿区も学童は6年生まで対応すると条例改正した。けれども、新宿では実際利用できるのは、定員に空きのある学童のみ。半数以上の学童で高学年は利用できない。条例は改正したものの、現在、区は高学年について積極的に学童クラブで対応する方針ではない。
今日参加されたみなさんは1~2年生の保護者の方なので、みなさん学童に入れたと思う。反対に子どもが学童に行きたくないという方はいらっしゃいますか?
落一
1年男子、外で遊びたいのに、外で遊べないから学童に行きたくないという。校庭は高学年の授業が終わるまで使えない。親の帰宅時間まではひろばではカバーできないから、学童に行かせている。室内のスペースは狭い。
ひろば登録をしている子どもはひろば活動室にいけるが、ひろばに登録していない子どもはひろば活動室にもいけない。なんで線引きしてしまうのかとも思う。
役員
落一は定員70名。1月16日の時点で申請は85名。今年も定員オーバー。以前から狭い、「ゴロンとしていると危ないから立ってなさい」と注意される状況ときいた。学童は家庭の変わりの生活の場所として、ほっとしたりゴロンとしたりできる場所でありたい。
役員
4年生以上の子どもたちが学童を利用したいのにはいれなくて困るという声はないか。
みなさん
自分たちが低学年なので、よくわからない。
役員
新設落四小内学童クラブでは、すでに4年生以上で16名の学童待機が出ている。入れたのは4年生の3名。4年生以降、だんだんと鍵の管理ができていったりもするが、まだまだ心配な時期。特に4年生の夏休みは、約1か月子どもだけで朝から夜まで生活するのは厳しい。うちは結局、仕事の休みを夫婦別にとって家にいる時間を作ったり、お友達のうちにお世話になったり、大変だった。4月の春休みもどう過ごすか。塾や習い事で予定を埋める人もいる。最近は塾も習い事も勉強だけでは子どもが集まらないので、預かり機能をつけているところが増えている。そういうのはどうなのだろう。本当に勉強したい子はいいかもしれないが、学童は自分のやりたいと思ったことを発展させたりして過ごすこともできる場。 毎日の生活を通してたくさんのことを学んでいる。学童の変わりに夏休み毎日塾という生活では、子どもは窮屈かも。
しかし、来年度に向けて、学童に入れない高学年で心配だから塾に入れたという人は実際にいる。
役員
保育園は区が出している保育園ガイドがある。学校も学校要覧がある。学童は何もない。HPに数行の説明と学童リストがあるのみ。ひろばと学童の違いも分かりにくい。区はひろばには保育はありませんと言っている。中身が全く違う。制度上も全く違うので補助金も指導員の資格も違うし、スペースなども決まりもひろばにはない。そこで学童リーフレットを連協で作製することになった。学童ってこういうところなんだということがわかるようなもの。前回の連協で各学童から意見をもらった。今、内容を何人かにお願いしていて、作成中。出来上がったら、学童在籍の方に配布する。来年度学童利用予定の方にも。
一年生になるときに学童のことがわからなくて不安だったことなどありませんか。
せいが
別の保育園からせいが学童に来たが、せいがは保育園もあるので保育については大丈夫だと思っていた。
西新宿
西新宿は、こども園、学童、児童館が同じ敷地にあるので、幼児のころから学童が見えていた。小学生と幼児の交流もあったので、こんな感じというのがわかっていたから、不安はあまりなかった。別の場所だったら不安だったかも。
父母会は何をするのか不安だった。一年生になってPTAとか、地域のお手伝いとかがあって、学童もあるのかと、親の活動のことで不安になった。
北一
今は二人目が学童なので、一人目の経験があったから不安はなかった。一人目の時は、保護者の知り合いから話を聞いていたので、大丈夫だった。
役員
情報があると余計な不安が解消される。保護者どうしのつながりがあるといい。
北二
本日はちょうど今、卒所イベントをやっているところ。父母会は今任意参加だが、以前は全員参加だった。北一さんは今も全員参加。全員参加にできないか検討中。任意でも8割程度の参加がある。任意参加では、父母会主催のイベントは、父母会に入っていない子どもたちが参加できなくなる。今年度のクリスマス会は、父母会単体ではなく学童と共催にして、父母会不参加の方も参加できるようにした。その会ごとに経費を徴収して父母会不参加の子どももイベントに参加できるようにすることについては、一年を通して連協参加も含めて父母会活動なのに、何もしないでイベントだけ参加できるのはどうなのか、という意見も出ている。
お別れ会や歓迎会は先生も忙しい時期なので、共催は無理と言われ、父母会で企画して学童室を貸してもらって行う。職員の立ち合いはない。
役員
父母会がないところもある。事務局長がまとめた資料では、連協に加盟していない学童は、定員オーバーでも時間延長などの対策がないところもある。保護者がつながって意見を言わないと区の対応も低下するのか、と感じてしまう。
父母会のない学童の保護者からは、親のつながりがないので、子どもたちの様子が全然わからなくて不安という声もある。小学生は親から離れて友達同士で活動始める時期。友達とどう過ごしているのか、とか、地域の中で何をしているのか、とか、大人のつながりがないと見えにくいこともある。
子どもが関係する事件が多く報道されている。子供同士も親どうしもつながりがないと、小さな問題が大きくなることもある。そういう意味でもつながりは大事。
みんな忙しいので、無理にたくさんのことをしなくても、顔を見れば、ああ学童の保護者だね、と思えて何かあれば話ができる関係はあったほうがいい。
子どもも各家庭も点で存在しているのではなく、つながっていることが求められている。
子ども関係の学習会では、つながりが大事という話があちこちで聞かれる。
役員
学童時代の保護者のつながりが、長く続いている。子どもは高校一年だが、同じ学年なので悩みは同じ。最近学童時代のママ友と集まった時は大学受験が話題になった。父母会ではみなさん忙しいから、無理にたくさんのことをする必要もないが、ゆるくてもつながりがあったほうが、子どものためにもよい。親の不安やストレスの解消にもなる。ここにいる方は理解されている人だと思うが、父母会の良さをみなさんに伝えられたらと思う。
役員
父母会で出た意見を連協から、区の担当に伝えているし、都連協では都議会に、全国連協では国に挙げている。国は学童拡充と掲げているし、今国が作っている学童クラブの運営指針も全国連協の意見が反映されている。父母の声が学童を支えている。そういう意味でも父母会は重要。保育園や学校と違って学童は弱い。行政に任せて放っておいたらなくなる事業。実際に学童をなくした自治体もある。学童がなくなった自治体では父母会もなくなったから、学童再生は難しい状況。しかし、学童は保護者が必要と思って作り始めたもの。放課後の子どもの居場所、生活の場、豊かな育ちの場としてあったほうがいい。
本の名前を忘れたが、小金井の学童クラブの保護者で出した学童クラブ関連の本によると、学童に入所した1年生が3年生まで継続する率は、新宿区は50%に満たないが、文京区や小金井市は80%~90%近くだった。質が良い学童はやめたい子どもが少ない。文京区や小金井市の学童父母会や連協は保護者や指導員の繋がりが強く、そのことと学童クラブの質が保たれていることが無関係ではないと思う。
役員
そろそろ時間になるので、今日はこの辺で終わりにします。
次回は、4月11日土曜日18時から。場所は決定したらお知らせします。
よろしくお願いいたします。
今日は年度末の忙しいなか、参加していただきありがとうございました。
以上