場所・・・信濃町学童クラブ
参加・・・36名、託児25名、託児要員2名
司会・・・三島さん(薬王寺OB)
1)3月頃に予定している区との懇談会への要望事項の意見交換
①おやつの現状と内容の改善
②民間に変わったところ、これから変わるところ
③公設公営館の朝の開館時間(とくに夏休み)について
2)各館から
3)次回運営委員会 2月12日(土)18:00~ 北新宿第一にて
・司会 自己紹介
子ども4人、妻看護婦、自分が子育てをしていた15年以上前は、女性は大変な状況だった。今はイクメンという言葉もあるように、男性の手助けが得られ、やっと夫婦で子どもを育てることが当たり前となってきたように思う。ずいぶん変わった。子育てに関する意識も、世間の目もずいぶんかわっている印象を受ける。
学童クラブ連絡協議会では、親は安心して預けられるように、また子どもは楽しく学童クラブで過ごせるように、それぞれの学童クラブで意見交換をしていきたい。
年に2度、区の子ども家庭部との懇談会を行っている。連協から要望を提出し、懇談会の場でさらに実情を伝えながら、意見交換をするというものである。
毎月行う連絡協議会で話し合いをし、みなさんの意見をすいとって、区との懇談会にもっていきたい
1)3月頃に予定している区との懇談会への要望事項の意見交換
①おやつの現状と内容の改善
・司会
おやつの献立が事前に出ているか、また後出しか、おやつの内容はどうか。1年生は保育園ではおやつが数回出るが、学校では給食のみで、給食をあまり食べられず、3時頃におなかがへる子がいる。おやつは活動のエネルギーとなる大事なもの。おやつ=補食と連協では考えている。だからおなかに貯まらないものでは学童のおやつとしてはふさわしくない、と考える。またおやつの内容や量、出し方はどうか、そして子どもは満足しているか、各館の状況をききたい。
・富久
献立は事後報告。内容としては、補食的役割があるものもあり、さまざま。大変豪華で、自分の家では食べないようなメニューもあり、満足しているし、楽しみにしている。子どもは3年男児。
・信濃町
量はとくに把握していない。市販のお菓子だったり、駄菓子だったり、子どもたちの要望をきいた手作りのおやつもある。おやつを子は楽しみにしている。
・信濃町
前半と後半に分かれてメニューが出る。量もノートに貼られてくる。手作りのおやつやごはん、お菓子などバラエティーに富んでいるようで楽しんでいる。
・北山伏
献立は月の終わりに配られる。みるといろいろなものが出ていて、子どもも満足している。苦手な物は、残して持って帰ることもあるが、おおむね満足している。メニューはあとからなので、できれば前もって知りたい。
おやつタイムが終わっていると、おやつを持って帰るときもある。おやつタイムは3時半頃の1回のみ
・司会
中抜けした子や、(学童に来る時間が遅い)上の学年に、子どもたちの状態にあわせてたべさせてもらえるほうがよい。
・信濃町
量や内容など問題なく、子どもは満足。子どもの報告を聞いて親も満足している。
・信濃町
駄菓子のおやつが苦手で持ち帰ってくる。そうめんやにゅうめん、ケーキや駄菓子など内容はさまざま。ポップコーンなど自分でつくって食べるものもあり、好きなようだ。おやつを持ち帰ったときは、ノートに食べなかった旨が書かれている。
・信濃町
アレルギーがあるため、別のおやつを提供するなど、柔軟に対応してくれる。そのため、前もってメニューを出してもらっている。駄菓子や手作りの物など、一緒に食べられるものは食べている。卵、ナッツ、乳製品(チーズなど)、豆、きなこなどのアレルギーで、食べるとショックを受ける。それらが製造ラインで含まれている場合はとくに問題なし。
・信濃町
おやつの種類が何種類かある。子どもがなにも食べないものがないように、という配慮だと思う。手作りのときも同様に何種類か用意してもらえる。苦手なものなどは、メニューにないものを加えてでも食べさせる工夫をしてくれている。
・北新宿第2
前月に献立は出される。おやつについてこれまで父母会では問題になっていない。おやつはバラエティーに富んでいる。中華まんが出ることもある。100円ぐらいをもって買いに行くおやつ買いもある。夏休みは大きなアイスから、それぞれのお皿に盛りつけ、フルーツなどをトッピングしたものも好きなよう。量は、おかわりが自由で満足している。
・中井
献立はその月の下旬に出る。事前にはもらえない。内湯は、お茶、果物にくわえて、2種類ぐらい。駄菓子や補食になるものなどバラエティーに富んでいて満足している。20人弱と少ないので、おやつ買いもある。一人100円ぐらいをもっていき、先生と一緒に駄菓子屋に行く。子どもが自分たちでつくるおやつもある。おやつは大皿に盛りつけられ、自分が食べられる量を選ぶようにしている。だからといって食べ過ぎることはない。
・上落合
献立はひと月前に出してくれる。1月頭に2月のメニューを出すという感じ。おやつ買いや自分たちの手作りおやつはそれぞれ月に1回ずつある。おやつの内容はバラエティーに富んでいる。誕生会のとき、ケーキや鶏の唐揚げなど食べる量が多く、そのため夜ごはんが食べられないときもある。おやつタイムは2回あり、おやつが全員に行き渡るようになっている。
・富久
献立は事後報告。おやつは駄菓子の詰め合わせなど。子どもは月に2回ぐらいのみの利用だが、突然行っても臨機応変に対応してくれる。子どもも満足している。小3の男の子なので、おやつを食べても夕食までもたず、そのため夕食前に食べ、計2回おやつを食べるようになる。補食、エネルギー源としてのおやつがあるとよいと思う。
・西落合
小1女児。毎月献立の予定表は前月末か月はじめに事前に出してくれる。裏側にはおやつの結果が書かれている。おやつの予算はだいたい100円で、月に2000円。夏休みなどにはスーパーに100円を持って買わせ、おつりも持って帰らせるおやつ買いがある。保育園に1年生がいって園児と遊ぶ会があり、そのときはおやつが食べられず、持ち帰ってきたが、保育園で食べてきたようだ。行事などがあり、おやつが食べられないときは持ち帰るフォローをしてくれる。内容は軽めのものもあるが、手作りのものもあり、工夫がみられて満足している。事前にメニューが配られていない館は、改善されたらよいかと思う。
・西落合
以前父母会で駄菓子が多いことを指摘したことがあり、今では意識しておやつに取り組んでくれるようだ。月に4回先生の手作りおやつがある。ワイワイクッキングといって子どもたちも参加できるものもあり、それも楽しいようだ。総勢80人。駄菓子ではうまか棒やベビースターラーメンなど出る。3時半ぐらいに食べる。おやつを3種類ぐらい用意してあり、それをとりに行くという感じ。1年生が1回だけだが、2,3年生になるとおかわりができる。晩ご飯を食べられない子は先生と個別に相談している。習い事などで中抜けし、おやつの時間にいない子は持ち帰られる手配をしてくれる。
・司会
以前、薬王寺では中抜けの子は、隠れて食べさせることもあった。
・戸山
メニューは事前に配布してくれる。以前は事後だったので改善を求めたところ、事前配布になった。内容は、スナック菓子が2,3種類の袋詰め。学童クラブに来た子にひとりひとりに出してくれる。月に1回みんなでつくるおやつもある。ホットケーキミックスをつかってウインナーソーセージをなかにまいたものなど。
・中落合
1週間分のメニューが事前に配られる。おやつは4品目あり、そのなかから好きなものを2つ選んでいい感じ。食べられないものがないように、という配慮。スナック系が多い。誕生日会が月に1回あり、そのときは豪勢なおやつになる。なにかのときにごっそりおやつを持ち帰るときがあるが、なぜかは不明。おやつの量は4つのなかから選ぶので少なくはない。お菓子買いはひと月~ふた月に1度ある。
・西新宿
月頭にメニューを出してくれる。前は駄菓子が多かったが、今は手作りおやつが多い。班でサンドイッチをつくったり、チョコフォンデュなどをするときもある。誕生会はリクエストおやつがあり、おやつ買いで駄菓子屋に先生と一緒に行く場合もある。
・西新宿
手作りが多くなった。業者がかわった当初はスナック菓子の連続で、父母会で話し合い、業者と話し合った。前の委託会社のときは、社内におやつ係がいるほど、内容はよかった。業者がかわっておやつを食べなくなった子もいるほど。でも今では改善され、よくなった。
・せいが
学童クラブの指導員が調理室でつくるおやつがほとんど。子どもは1年女児。7時にお迎えにいくとおなかがすいたといい、キャラメルなどを食べさせながら帰る。
・信濃町
おやつにはとくに不満はない。信濃町はほどんど四谷小の子であるが、我が家は四六小。下の子どもが、学童クラブ下にある信濃町保育園に行っているのでお迎えができるので信濃町に通っている。学校が違うため、学童クラブに行く時間がずれることが多いと思うが、とくに問題なく、不満はない。
・北新宿第一
献立は前月下旬に出してくれる。内容は肉まんや稲荷寿司、焼きおにぎり、アイスクリーム、駄菓子などバラエティーに富んでいる。月に1度はおやつ買いの日がある。誕生日にはハンバーガーなども出るようだ。
・司会
同じ区内でもかなりおやつについて違いがあることを実感されたのでは・・・。質問があれば・・・。
・信濃町
おやつの予算は枠が決められているのか?
・役員
だいたいひとり月に2000円ぐらい。
・信濃町
2000円だと、おやつの内容にも限界があるのでは?
・役員
ホットケーキミックスなどをつかった手作りのおやつは安価でできる。どこまで手間がかけられるか、ということ。家庭でもおやつにメリハリがあるので同じような感じでは。週に1度ぐらい豪勢に、という館もある。おにぎりを子どもたちがつくるところもある。各館工夫をされているようだ。
・司会
以前、新宿区の学童クラブは無料だったが、今中1の娘のときは有料だった。7,8年前から有料になった。当時おやつは各館で違いがあった。薬王寺は伝統的に職員がおやつをつくっていたが、他の館では月に2000円ぐらいを保護者より集めて、親たちがおやつ当番を決めて、その当番がおやつを用意していた館もある。今は学童クラブで用意してもらえる。
・役員
保育園のおやつは手作りで、にゅうめんやおにぎりなど・・・。学童クラブにはいり、スナック菓子などがあるとこんなものかなと思った。でも親が用意するのは大変。それを考えると、おやつはどんなものでもいいのかな、と思う。
・司会
献立を事前に配ることには意味がある。アレルギーをもっている子どもにとっては事前にどんなものがでるかどうか確認することは不可欠。事前に配られていない館があるようで、それは問題ではないか。区がしっかり指導する必要がある。
献立を週ごとに出すことがいちばんだが、当面は月に1回事前に出してもらうことを要望していきたい。事前に献立をみることで親子の会話の広がりにもつながるはず。
役員で、おやつに関してアンケートをつくり、各館にお答えいただき、現状を調べたい。各館のご協力、お願いします。2月中旬頃の予定。回収し、集計したものをもとに区に要望書を出して、改善をもとめていきたい。
②民間に変わったところ、これから変わるところから一言
・司会
公営から民間に、また民間から民間にかわった館が区内でもいくつかある。4月の年度始まりからから変わるのだが、そのとき、これまで継続されていた遊びやおやつが維持できず、変化することもある。そうなると困るのは子どもたち。継続性を大事にしていただきたい、と言ってきた。
・富久
来年度より業者に委託がはじまる。さまざまな情報を知りたいこともあり、最近連協に加入。子どもは3年生で卒館するので、業者の選定などについてはあまり関わっていない。
・西落合
委託されて5年。民間への委託の場合、最長委託期間が5年なので、今年の秋から業者の選定がはじまる。選定は経験したことがないので、どうするのか今後考えていかなければいけない。
・司会
西落合は、児童館と学童クラブが同じ建物内にあり、児童館は区が運営し、学童クラブのみ民間委託。また同じ建物内にある児童館も、学童クラブも同じ業者に委託している館もある。信濃町は公営の家庭支援センターがあるため、やはり学童クラブのみ民間に委託。区内でも委託の仕方に違いがある。
・西落合
児童館の運営協議委員。だいたい委員の人数は10人ぐらいで、ここでは学童クラブを委託している業者を次年度もお願いするのか話し合う。ここで感じることなのだが、区も委託業者(プロケア)も本来は同じ立場なのに、なんとなく区の方が上から目線で業者をみている気がする。児童館の職員(区)が、業者のジャッジをするのはなんとなくいやな気がする。通常のときは、この委員会では業者の人も一緒に話し、意見交換するのだが、業者の評価をするときは、業者の人には席を外してもらう。めったなことがない限り、この場で業者にノーということはない。またこの話し合いでは地域の人も参加するのだが、ここで父母会が甘えているのでは、サービスを当たり前に思っていないか、という厳しい意見を言われることもあり、父母会としても意見を伺うよい場になっている。
西落合は、児童館業務は区が行っているが、土日は業者が児童館業務を行う。
学童クラブの児童が児童館にいくときは、指導員も一緒にいって子どもたちをみてくれている。児童館はホールや遊戯室、図書室、ピアノ室などあるが、指導員はホールでしっかりみていてくれる。児童館で遊びたくないときは、指導員と一緒に学童クラブ児だけで、屋上で遊ぶときもある。
・西新宿
以前の民間委託は館長は区の人で、常駐していたが、今は指定管理となり、館ごとすべて委託された。3年、5年の子ども。5年の上の子が4年生のとき、指定管理になり、業者がかわった。学童クラブも児童館も先生ががらっとかわり、知っている先生がいなくなった。引き継ぎの期間も数日しかなく、父母として子どもたちを新しい業者にまかせられるか不安な気持ちがあった。よいほうに変わってほしいと思い、委託業者をかえたのだが、子どもにとっては当初はそうではなかったようである。子どもたちには苦しい1年だった。やっと今慣れてきたという感じ。大人にとってはどうといいうこともないことだが、子どもはこれまでできていたことが出来なくなった、知っている指導員がいなくなったということは負担である。学童クラブがよくなってほしいと思い、業者をかえたことが、それによってマイナス部分が出てくるのが業者選定の難しいところだと思う。
・司会
公設館でも、指導員がかわることはある。4人のうち、3人かわって新年度を迎えた館もある。子どもにとって3月までと、4月以降の環境がことなることはとまどいがある。
我が子の場合、学童クラブでビーズで子犬づくりに凝っていたときがあった。でもそれができる指導員が別の館にうつり、まったくできなくなった。夏休みくらいまでは、その先生のいる児童館に通っていた。指導員がかわることで遊びが継承されないことがある。遊びについても子どもと指導員の結びつきが大きいので、指導員がかわることは悩ましいことである。
・役員 早稲田南OB
早稲田南も西新宿と同じで、業者選定はこれまで2度行った。選定するとき、選定委員だった。父母会でも業者を選定する上でさまざまな意見が出た。そのなかで子どもにとって継続されないことはマイナスになるので、業者をかえてほしくない、という意見もあった。子どもの目からみると、業者がかわるとどうなるかも話し合った。最初の委託業者はワーカーズで、5年を経てまたワーカーズが立候補してくれたので、同じ業者に決めた。
中2の長男が2年生にあがるとき、民間に委託された。民間に委託されると若い身体を動かすことが好きな男性指導員が増えるため、長男は喜んでいた。女の子はどう思うかは分からないが・・・。この子は卒館した後、指導員がかわったため、児童館にはいかなくなった。
長女は今5年生。委託した当初は学童クラブは不安定で、それが落ち着いた頃に学童クラブにはいった。卒館してからも児童館によく行く。指導員がかわるといかなくなる子もいる。行きづらくなるようだ。
・信濃町
民間に委託して2年が過ぎようとしている。あと3年たったとき、どうなるのかと思う。民間に委託した当初は、指導員もどうしていいのか分からない感じだった。信濃町は児童館や公設、学童クラブは民間い委託している。学童クラブ室から、児童館にはまとまっていきましょう、といわれているが、学童クラブ児のなかでもやはり児童館に行きたくない子もいる。どうしようか、対応に困ったこともがあるようだ。今年2年目になり、児童館と学童クラブの指導員で、どちらがどこまでやる、というのが見えてきたようである。指導員が子どもに対して余裕をもって接している姿がみられるようになった。以前は監視されている感じだった。だから児童も安心して遊ぶようになってきた。慣れるのに時間が必要だと感じる。指導員はリーダーやサブリーダーはかわっていない。それ以外の人でやめていった人もいるが、リーダー、サブリーダーがかわっていないので、子どもたちが不安に思うことはないようである。
運営協議会は、区の人や業者、父母会の代表者、地域の人などが参加し、児童館や学童クラブについて意見交換する。5年たち業者を選定するにあったて、業者がかわることでどうなるのか不安が大きいという気持ちを分かってほしい。
・西新宿
業者がかわるとき、引き継ぎには十分時間をとります、と区の人は言っていた。しかし実際引き継ぎする日にちは少なく数日間で、それも午前のみいるだけだった。指導員になる人は、他の館で今は指導員をしているので朝から晩まで毎日来ることはできない、という。4月1日より新しい業者に替わり、子どもは行きたくないと言っていた。それは半年続いた。
・西落合
業者を選定するとき、今委託している業者が、また新たに手をあげてくれるかどうかが心配。まさか手をあげない、なんてことはないでしょうね、と今から業者にはことあるたびに言っている。
・司会
引き継ぎは2,3月。この期間はボランティアでやっている感じなので、3月は引き継ぎの期間として区はお金を支払うことはできないのか、と思う。子どもたちの居場所を維持するための工夫ができないか。児童館は継続性がなければだめである。卒館後、公園で遊ぶ子も、仕上げに児童館による子も多い。受け入れてくれる児童館があることは大切。
・役員
委託した1年目は、指導員は学童児の誰も知らない状態。しかし2年目になると3分の2は残る。だから指導員は1年生の面倒を重点的にみればよい。だから年を経るたびに指導員の心にも余裕が出てくる。
・西落合
今の業者が手をあげてくれなかったらどうなるのだかろうか、と思う。いつ手をあげてくれなかったのかが分かるのか?プレゼンでもA社、B社、C社という感じで、名前がでないから分からない。よかれと思って選んだ会社が、今までと違う業者だった、ということもあるのでは。
・役員
早稲田南の業者を選定するときの選定委員だった。選定委員には業者の資料(名前は消されている)が渡される。それをみれば名前が消されていてもすぐに分かる。最近手を挙げる業者が増えているが、社会福祉法人の応募が少ない。それを区にも言ってきた。よりいいサービスをもとめて民間に委託しているというが、ならばノウハウをもっている社会福祉法人が応募してくるように働きかけないのは行政の怠慢ではないか。
・戸山
主人が選定委員。資料をもらった。業者はすぐに分かった。父母会の前会長の呼びかけで社会福祉法人も応募してきた。でもプレゼンでの劇や発表など身振り手振りが上手なところが選ばれる傾向があるように思う。
・役員
プレゼンののち、プレゼンをみた人はそれぞれの業者に対してアンケートを書く。選定委員はこのアンケートを参考にして選ぶ。アンケートは委員の心が揺れる材料である。でも業者を決める要素はアンケートだけではない。しっかりとした書類を用意できたところは当然残ってくる。中小企業診断士が選定委員にはいるからである。そして書類による選定をして数社に絞り、委員が業者がおこなっている学童クラブもみる。だから選定委員はアンケートだけに左右されて選ぶことはない。
・役員
はじめてプレゼントするところはやはり不慣れでうまくない。区は新しい業者にはいってもらい、学童クラブの活性化をはかる、というが、新しい業者が選ばれにくい状況である。
新宿区では、学童の委託館はいくつかあるが、ワーカーズ、プロケア、テンプスタッフに委託されている。1業者がいくつかの学童クラブを掛け持ちしている状態。これだと1つのところがこけたら困るので、新しい業者を誘導する発言を選定委員の区の人はする。
・役員
重要なのは、父母会が選定委員を支えるバックアップがきちんとできているかどうかということ。父母会の代表は2人だけ選定委員に入ることができ、その2人しか業者の資料をみてはいけない。しかしこの2人とも平日の夜の選定委員会に参加出来ない場合、どうするか、ということを考え、バックアップ要因を認めてもらった。バックアップ要因として名前を登録し、委員が選定委員会を欠席するとき、かわりに出席できるようにした。
また父母会の代表なので、選定するにあたり、父母会の意見を聞いてもいいのでは、と意見した。社名は言わない、守秘義務は守るという条件を出したところ、区は運とは言わないが、なんとなく認めてもらった。
・戸山
選定委員は、学童父母会より2人のみ。1人が参加できない場合、残りの1人で・・・という状況のようである。
・司会
選定のことなどどうやって父母会に話せばいいのか分からないなら連協を利用してほしい。連協は区の担当者より学童のことをよく知っている場合が多い。区は前例を認めざるを得ないことがある。担当者がなにも知らずに説明していることもあり、それをただすのが連協の仕事。困ったことがあるなら連協に相談してください。メーリングリストになげかけていただいても、個別に役員にメールをしていただいてもよい。それが集まって連協の力となる。ただ役員の数も限られており、こういった場で困っている状況を聞いて、こちらも手をかけられなかったことを悔やんでいる。
・司会
これまでやってきている業者は自分の言葉をきちんともっている業者が多い。学童クラブは保育園とは違い、ここ7,8年の間に民間が取り組むようになった業務である。経験があるところしか応募に手を挙げにくい。区は民間業者を入れることで切磋琢磨を・・・というが、経験のないところがやるのは切磋琢磨にはなりにくい。民間になったら父母会が大変だというほうが大きい。指導員だって分からないことが多いはず。民間業者に委託するということは、学童においては大変な制度を持ち込まれたな、と思う。
児童館は18歳までが行くことができるところである。保育の専門学校で幼児のことのみ勉強してきた人が児童館の指導員になり、中学生などに対応することは難しい。
③公設公営館の朝の開館時間(とくに夏休み)について
・北山伏
今まで話しをしたことはないが、開館時間を早くしてほしいと思うので、継続して区に要望を出していただきたい。8:15頃から開けてもらいたい。小学校に行くのがその時間なので、このぐらいから開けてもらうようにしてほしい。
・司会
区は学童クラブ業務の民間委託を進めていきたいという考え。今は民間に委託すると朝の開館時間を早めることができる。だから民間に・・・と言う。公営でも8:15から
できるのなら、わざわざ民間にしなくてもよい、という意見が出るはずなので、朝の時間を早くすることについては慎重である。
・中井
父母会ではなしたことがないが、前もって書類を出して8:45からお願いしている。それでも親が仕事を出る時間よりは遅い。時間給がとれる仕事なので、仕事で調整して送ることができるようにした。
夏休みの朝、2階児童館の下で待っている子もいる。暑いなか、待っていてかわいそう。1年生の夏休みは親子とも心配なので、なんとかならないかと思う。学童の指導員が早番で対応できないのならシルバーさんなどができないのか。指導員は、子どもにカギをもたせて早く自立できるように、と言われるが、1年生ではなかなか難しいと思う。
・司会
1年生の自立は無理。指導員でなくてもよい。安全な場所に入れてほしいということのみ。夏の朝はアルバイトがいてもいいと思うが、そういうと責任がもてないから、と区は言う。次の区との懇談会では、多数の参加を募ってみんなで声をあげていきたい。区との懇談会は平日の夜7時からなので、参加はなかなか大変かもしれないが、多人数によって区の顔色は確実にかわる。
・北新宿第一
今年度より民間に委託され、朝助かっている。これまでは隣の公園だったり、出張所のなかに学童クラブがあるので建物のなかに入って待っている子もいた。
・役員
区が民間委託を進めた背景として、受け入れが早くでき、おそくまで預かることができる、というのがあった。公営だと人員の確保、安全管理の問題があって要望にそえない、という。だから、今になって受け入れの時間をかえると、だったらなぜあのときは無理だったのか、と言われることを予想して時間はかえられないという意見もあるのでは、と思う。今の課長だと、8:30~の受け入れならできるかもしれない。昔なら、「決まっていることだから」「シフトが変えられない」・・・と言われた。手当さえなんとかすれば変えられるのだろうが、やろうとしてくれなかった。
受け入れ時間については、言い続けないとダメ。区民の要望がないとやらないので毎回言い続ける必要がある。直接ぶつけることで、区はかえていこうという気になるかもしれない。
・司会
民間に委託されて助かった、という意見も出していただきたい。民間だとできるが、公営ではできない、というのであれば、区民にとって不公平ではないのかといえる。
・西落合
朝早くするのは、民間に委託しないとできないというのは、おかしなこと。明らかに理不尽である。
・司会
区の態勢としてすべて民間に委託するというのはできない。だからそれはサービスを受けられる人とられない人がでてくることになり、不公平になる。
・西落合
民間に委託することで開館時間を早くする、というのではなく、とにかく先に開館時間を早くすることを進めてもらい、公営でも民間がやっているのと同じレベルのサービスを提供してほしい。保護者がのぞむサービスをしてほしいと区に言ってはどうだろうか。これは優先順位の高い要望だと伝えて、民間委託とは切り離して考えていってもらいたいと思う。
・司会
1年生の夏のみでも受け入れ時間を早くすることをやってほしい。夏過ぎるとずいぶん自立してくる。夏頃は疲れもたまってくるときなので、子どもに掛ける負担をできるだけ抑えてほしい。これはずっと言ってきていること。でも懇談会で、同じ顔ぶれで同じことを言っても正直押し切れない。3月に懇談会を行うのでできるだけ参加を。朝は遊んでくれるだけではなく、建物のなかに入れてくれるだけでよいと要望していきたい。
・中落合
朝は8:45~。夏休み、冬休みは、8:15~預かってほしいという父母で係を決め、児童館の図書館を開けて、2人ぐらいの当番が見守るようにしている。5人ぐらいチームがいても、仕事の状況によって1人しか来れないときもあるが、1年生はかなり助かっているようだ。
・司会
夜間利用と同じで、施設を借りることができる。西落合や東五軒もこの方式でやっていた、やっている。東五軒は夜もバイトの青年を雇ったりしてやっている。切実な問題なので区の手を借りず、自分たちでやっている。東五軒は、本来なら区の責任でやることなのになぜ民間に委託するのか、納得できないといって、民間委託を断り、当面自分たちでやるようだ。
・役員
早稲田南も今は民間に委託されたが、前は夏休みやっていた。まず父母会でアンケートをとり、朝早く預けたい人がだいたい2分の1~3分の1ぐらいいた。その人たちで集まってくじで当番を決め、8:00~8:45、1人以上の父兄が子どもたちを見ていた。
事故は預けた親の責任。1年生が困るのでかなり以前からやっていたようだ。当時早稲田南は30~40人で、朝来ている子はだいたい6,7人。それほど多いというわけではないが、これが必要だという方もいた。
2)各館から
・司会
学童クラブ連絡協議会は月1回、区内の学童クラブで、持ち回りで行っている。行くことで各館の状況が分かる。建物のつくりや広さなども全く違っている。
・上落合
今年度から民営化。前後ではさほど大きな変化はなく、以前やっていた遊びもやる。楽しんで行っているようだ。おやつなどもとてもよい。また夏休みなど、お弁当のときにお茶をだしてくれるし、冬休みは手作り弁当だったこともあった。引き継ぎのとき、1ヶ月前から指導員が来てくれたこともあり、トラブルなく、すんなり引き継げた。民間に委託後は男性指導員もいて、激しい運動もできるので喜んでいる児童もいある。
・司会
上落合と西落合では、委託でおずいぶん違いがあるように思えるのは、西落合は4年前に委託された。当時と今では、区から出る委託料が異なり、増額されたのでは。最近新たなに委託された館は、指定管理者制度のため、館をまるごと委託のため、予算の総枠が大きく、また指定管理者制度になると区から出る補助金の使い道をこまかに知らせなければいけない規定があるため、以前なら本部に相当額いっていたかもわからない委託料がまるまる学童でつかえるようになったことがあるかもしれない。また業者の姿勢もことなっている。そういうこともあり、連協で情報交換をしておかないといけないといえる。