■日時: 2010年12月11日(土) 18:00〜20:30
■場所: 富久児童館
■出席者: 19名
■司会: 岡本、鈴木
■議事項目
・お弁当について
・学童クラブの運営について
・都連協からのお知らせ
・次回について
■議事詳細
・お弁当について
富久 協力的でない保護者もいるが、弁当が父母会の存在意義になっている。なるべく職員の手間をとらせないよう工夫している。キャンセルなどの懸案事項はあったが、メニューを事前に決めて、お金は事前に振込み。
上落合 今年からお弁当をやめた。お金のやり取りとキャンセルの問題と父母会の負担を考えて。今年から指定管理者になったが、週に1回以上はクッキングデーを作ってくれている。お金は、おやつ代から出ている。他の学童の事例を事業者に話したら、様々な催しを実施してくれる。公営の時より柔軟に対応してくれ、信頼関係もできてきた。
役員 指導員に意欲的な人がいるのでは?
上落合 クリスマス会もやってもらう予定。児童数が減っているので、業者側も頑張っている。
せいが 職員にお金を渡してお弁当を買っている。イベントは、年度初めに係を決めて父母会主催で、クリスマス会や餅つきを実施する。実費は別途徴収。
役員 まだ、夏のお泊りはあるのか?
せいが ある。
役員 以前は八王子に行って父母の負担が大きかったが、学童に泊まるようになった。ハロウィンも地域と協力してやっている。せいがは、保育園と学童の職員が共通なので児童も魅力を感じている。
北山伏 お弁当は年々コスト効果を意識して注文する業者やメニューを決めている。
役員 週1回でもお弁当があれば、保護者の負担は減る。
信濃町 夏休みに依頼していた業者が使えなくなったので、業者を変えた。年度初めに係を決めて、5人くらいでやっている。事前にメニューを配布して集金する。夏休みはほぼ全日。クッキングデーもあり、カレーや焼うどんを作っている。1回200円〜300円。お弁当のキャンセルはできないことにしている。キャンセルの場合はお弁当を受取りに行く。
戸山 夏休みのことであるが、クッキングがあってカレーを作った。ご飯は各自持参。サンドイッチもあったが、児童には好評だったし、保護者としてもラク。ただ、お弁当を作る習慣ができるのでいいのかもしれない。児童にとっては、お弁当より買い弁の方が好評なので、みんなでマクドナルドでもいいかと思う。一般の児童と同じように遊んでいるので、学童に入る意味がないという保護者が多い。保護者の負担を考えると、児童数が減った時の事が心配される。
中落合 年度初めにお弁当代込みの父母会費を10000円払う。キャンセルの場合は年度末に返金。弁当業者は2社。量が少ないようなので、注文しない人もいる。
・学童クラブについて
東戸山は7社プロポーザルがあって、4社に絞った。子ども総合センターは2社の応募で全て株式会社。病児対応などがあり、応募数が少なかったのではと想像できる。
業者には、得意分野があって社会福祉法人が応募しにくい状態で、区には改善するよう求めている。
戸山 東戸山には社会福祉法人の応募があった。
光武 他の区(葛飾区)では、ほとんどが社会福祉法人がやっている。保育園の運営業者が学童クラブも運営している。株式会社は数社。株式会社でやっているところ23区内では少ないが、プロポーザルを公開したり選定に父母が入っていることは、新宿区が連協の活動もあり進んでいる。事業者との直接的な交渉より、事業者を管理する区と話をするべきと思う。
役員 指導員の質の確保、安定雇用のために要項に人件費や職員配置について盛り込まれるようになってきた。
役員 早稲田南は区で始めて民間委託になった。世の流れから民間委託となったのが背景。公設で実現できない要求が強かったところが対象となった。サービスの拡充とコスト削減を目的として民間委託した。早稲田南はワーカーズコープが請負ったが、学童保育の運営経験はなかった。初めはよかったが、しばらくして職員が急に入れ替わった。給与水準が低かったのと、区も業者も現場任せになっていた事が原因だった。その後3年間で改善がなされてきた。民間委託と指定管理者制度は5年契約。指定管理者制度は、館の運営自体を業者に任せる。民間委託は、館の中のある業務だけを事業者に任せるので、区の職員が常駐する。早稲田南は同じ建屋の中に児童館、学童クラブ、ことぶき館があるため、一体で管理者を決めたが、本来的には異なる業務のため、ことぶき館は切り離して運用するようになってきた。民間委託では、委託先の運用内容に区は関与できないが、指定管理者制度になれば区が関与できるというのが区の見解。
区に対して情報開示請求をすれば、民間委託の状況がわかる。父母会はいい意味での圧力団体になるべき。
民間委託は運営協議会が設置されるが、指定管理者制度では設置されないので、事業者が自主的に開催することになる。
運営協議会は学童クラブのことをよく知らない民生委員などで構成されるので、父母会からの参加がないと父母会の意見が反映されにくい。
区は公設公営を残すと言ってきたが、今年からはそうは言わなくなった。家庭支援センターがある館には、区の職員は常駐するが、それ以外は区の職員は常駐しない。学童クラブ事業と児童館事業の運営主体が民間と区に分かれている場合が多く、館毎に考えておく必要がある。
公設公営では、夜の延長がどうしてもできないというのが区の見解。
経験の浅い指導員だけでは児童館事業も含めて運営ができない。実際に民間委託や指定管理者制度では経験の浅い指導員が多く、ノウハウの伝承がなされていないのが現状。
年々、応募団体が増えてきて、今年は社会福祉法人が応募してきた。これは区が理解をしてくれてきたためと考える。
指定管理者の選定には、最初、父母は参加できなかった。数年前からは、父母会からも参加できるようになった。それを実現するかどうかは別として、区との対話の機会は増えてきた。ただ、父母会がしっかりしていないと、問題が発生した時に対応できない。
東戸山、大久保は明日の午前、こども支援センターは午後に公開プレゼン。東戸山の選定委員には小学校の校長も含まれている。
一番重要なのは、誰が現場に来るか。
同じ事業者でも、現場のスタッフによって変わってしまうので、判断材料として、何を基準にすればよいのかが分からない。
T社の場合は、現場と本社の連絡がうまくとれている。
戸山 書類上は完璧な業者があり、プレゼンで逆転するとは考えにくい場合がある。
役員 区としても業者選定で後々クレームにならないようには配慮していると思う。何かあれば、連協がバックアップしてくれ、連協から区に要望が上がれば、区としても扱いが変わる。
戸山 選定は出来レースではないのか?
役員 それはない。ただ、父母会でイニシアチブを取るためのノウハウはある。
戸山 選定委員はバックアップ要員も選ぶ。
役員 以前から要求していた内容。
役員 公開プレゼンは誰でも参加できて、アンケートを書ける。アンケートで選定委員の投票行動も変わるので、できるだけ多数の父母が参加することが望ましい。
役員 人件費の額も選定の重要なファクター。
役員 父母が予め予備知識をもって臨んでいることが分かれば、区の行動に影響するはず。
T社は都研集会にも多数出席していた。長く付き合える業者を選ぶことが必要と思う。
・都連協からの案内
ちひろカレンダー販売。
都研集会にも参加してほしい。
・次回について
次回は1月15日、信濃町児童館で実施する。
以上