2010年11月13日運営委員会議事録

2010年11月 連協運営委員会の報告

 

日時・・・2010年11月13日(土)18:00~20:30

場所・・・北山伏ことぶき館

司会・・・三島さん(OB)

参加・・・早稲田南、西新宿、北山伏、中落合、せいが、上落合、西落合、中井、北新宿第一、富久

参加28名 託児要員2名 児童11名

 

①運動会の反省 各館からの感想 良かったところ、改善したいところ

②10月14日の区との懇談会報告

③各館での様子

④次回運営委員会について

12月11日(土)18:00~20:30 富久町学童クラブにて

※なお、今回の議題(地域と子ども)に関する資料として、7月に開催された都研集会の議事録を添付します。

 

 

①運動会の反省 各館からの感想 良かったところ、改善したいところ

(司会)

台風直撃の影響で中止するかどうするか、役員も悩み、思案し続けた。金曜日夜に役員が集まり、相談し、天気予報を確認しながら、当日は午前中にバザーをやり、運動場の様子をみながら午後から競技を進めることに決定。このような経験ははじめて。

お天気がわるい中でも参加者は前年より60人ほど多い515名。内訳は児童275名、大人231名、幼児9名。総人数のなかに役員やOBなどスタッフは含まず。

バザーについてはメーリングリストに詳細を。

 

(富久)

●デカパンリレーが楽しかった。●リレーは少し物足りない感じ。●バトンの受け渡しがよく分からなかった。●リレーは色別だったが、どのチームが赤か白か分からず、どこを応援してよいのか分からなかった。●バザーは並んでいたら後ろから押されてしまった。●バザーはゆっくりできてよかった。●小学生の我が子はふだん1人で買い物することはないが、友達と一緒に買い物できて楽しそうだった。●あの天候の中、困難なくでき、とてもよい運動会だった。来年も参加したい。

 

(上落合)

●ハロインと重なり、参加できない人も大勢いて、残念だった。●雨の影響で、体育館か校庭か、どちらでやるか前半少しもたついた感じがあった。●親の出番が少なく、残念だった。

 

(司会)

時間が少なく、子どもたちの競技を優先させていただいた。男性の騎馬戦や大人のリレーはやる予定だったが、時間の都合上、割愛。

 

(早稲田南)

●バザーのはじまりのときに外に出たり、中にはいったりで大変だった。●靴をビニール袋に入れるのに手間取る子もいて、後ろから押されて将棋倒しになりそうで、大人数名で防いだことがあった。今回はやむなしと思うが、あの場所でバザーをやる場合は同じ状況が起きることが予想されるので対策が必要のように感じた。●バザーのスタート時間が確定されておらず、それが体育館内の販売担当者に伝わっていなかった。●参加賞が足りず、早稲田南の何名かが当日渡せず、残念がる子もいた。●運動会係が当日どうなるのか分からない条件で苦労されていた。可能なら前日にやるかやらないのかはっきり決めてほしい、という意見があった。

 

(司会)

バザーについては、開会式後本来なら各館ごとに敷いたビニールシートに集合し、それから動き出す予定だったが、グランド不良でそれが出来ず、開会式の後、荷物などを置いてある体育館内に入ったもらい、用意をして1度外に出てから再度子どもたちだけ入ってバザーをする手順で進めていこうと思っていた。しかし、品物を前に子どもたちが動き始めてしまい、係の人も販売していいのかと思ってスタートしてしまった。

 

(早稲田南)

●バザーは中にはいったり、出たりが多く、先に買った子どももいた。開会式後、手順がアナウンスされていたようだが、大人は理解できても、子どもはそこまで理解できず、そのため不公平感が残った。

 

(中落合)

●年々参加者が増えている。大変だと思うが、来年もよろしくお願いします。

 

(北新宿第一)

●台風が接近し、判断が難しい中、午前中は体育館でバザー、午後は校庭で競技とスムーズにできて、ありがたく思った。●はじめて顔をあわせた人同士が力をあわせてできることはとてもよかった。●隣の公園が使用禁止ということを事前にいってもらってよかった。昨年は公園に遊びにいった子がいて探すのに苦労したことがあった。●バザーの開始がうまく伝わっていなかったので、「今からはじめます」という一言があればよかったように思う。●段取りを事前に連絡してくれるともっとよかった。昨年は20名で、今年は60名の参加。初参加が多かったのでとくにそう感じる。●今回のプログラム数はちょうどよい。幼児連れでの参加者が多いせいか、そう感じる人が多い。●リレーは何色が赤か白か分かりづらいので、事前にアナウンスがあればよかった。

 

(西落合)

●大人の競技中、子どもがだれてしまったので、もっと子ども中心の運動会でもいいように思う。●雨のなかでもコンパクトにまとまっていてとてもよかった。●バザーの始まりがよく分からなかった。●バザーの商品にもう少し制限を加えてもいいように思う。カビが生えているものなど、どうしても売れないものまで出ていたので、新品のものに限るなど条件をつけたほうがいいように思う。●入ってはいけない裏の花壇にはいって土いじりをしていた子がいて、親が見つけてしかり、土を元に戻したが、事前にここは入ってはいけないというアナウンスがあれば、と思った。

 

(司会)

バザーで売れ残ったものの処分に困ることがある。残ったものは役員がもっていってそれぞれ処分しているという状況がここ数年続いている。各館で値付けをするときに、どうしても売れそうにないものはその段階で処分してもらうことをお願いしたい。

 

(西新宿)

●前日の土曜日に搬入したが、これから暴風域に・・・という中、役員の方には誘導や搬入、精算をスムーズにしていただいたことに感謝している。●当日子どもに遊ぶものをもたせてはいけないことを聞いていたが、サッカーボールをもってきたお子さんがいて、バザーのときに校庭で遊んでいた子がいた。●開会式で説明してすぐにはじめるのは子どもにとっては厳しいので、はじめる前にあらかじめ運動会係などを通して通達していただけるとよりスムーズに行くように思う。●点数の付け方が不明で、1位が何点なのか分からず、競技後、突如として点数がでてきたことに納得できない。事前に教えていただけると納得した状態で競技に取り組めるように思う。

 

(司会)

サッカーボールで遊んでいた子は数人いて何人かには注意した。致し方ないことではあるが、競技中にボールがなかにはいると危険だと言うことを伝えた。親以外のいろいろな人に言われると大事なことだと認識できるように思う。高い鉄棒にのぼっていた子もいた。あんなに高い鉄棒にどうのぼったのか一面では感心したが、やはり危険なのでマイクを通しても注意した。見つけたらまわりの大人が注意するのが望ましい。

 

(中井)

●親子が一緒に取り組めて楽しかった。●雨天の場合、どうなるのか分からず、中止だと思ったので連絡が事前にあれば、と思う。●体育館になったとき、上履きが必要かどうかなど周知していただくとよい。●バザーの商品を並べたところ、はじまってもいないのに動き出す子が数名いた。●体育館の校舎側の出入り口に段ボールが何箱か置いてあったので、どかしておいたほうがよかったのでは・・・。

 

(役員)

校舎側の出入り口は出入り禁止だったので、そのために置いておいた。

 

(司会)

天候が不安定で、金曜の夜役員で集まり、話し合った。バザー品が各館集めてあるので、とりあえずバザーだけは午前中やり、様子を見ながら午後できる範囲でやろう、という結果を出し、メールに流したが、メーリングリストに入っていない方は中止かどうか気をもまれたことと思う。今は、メールがあるのでメーリングリストで即連絡できるが、十数年前ならこのような連絡形態がとれず、あの天候なら確実に中止だったはず。当日、朝はまだ校庭に水たまりが残っていて、水を吸い取ってなんとかできたような状況だった。

 

(中井)

●学校の入り口がわかりにくかった。●バザー品が残ることははじめて知った。

 

(司会)

バザー品の搬入で、グランド側から入る地図を流しておいたが、わかりにくかったかもしれない。バザー品は、だいたい毎年段ボール5,6個分残る。衣類が多い。サイズや好みがあり、残りやすい。おもちゃは余り残らない。今年は少なく、役員で持ち帰り、処分した。

 

(OB)

バザーで残った品は基本的には障害者の施設などに渡すことが多いが、今回は余裕がなかったし、バザー時間が長く、残るものが少なかったので処分したのだろう。バザー品は受け取ってくれるところがあればそこに寄付している。

 

(役員)

今年は45リットルのゴミ袋に3袋残った程度。昨年は数倍あった。昨年も今年も引き取り手がおらず、処分した。余ったらもっていけるところを、運営委員会の場などでみなさんにきいておくことも必要だと思った。どこかの館で預かってもらえるなら、そうして、各館ごとにあるバザーなどでつかってもらえるなら有り難い。以前は「ゆったり~の」で引き取ってもらったこともあるが、最近では「ゆったり~の」でも置く場所がなく、引き取れなくなった。どこも置く場所がないので、処分するしかない、というのが近年の現状。

 

(北山伏)

●バザーで、入り口のところに子どもが殺到して将棋倒しになりそうで危険だった。●競技数、時間もちょうどよかった。●中止かどうかの連絡がぎりぎりで、運動会係が全員に伝えるためにバタバタした。●開始時間がおそくなったのは、逆によかった。

 

(OB)

毎年運動会には10数名OBがお手伝いをする。デカパンリレーは中井や東五軒が提案して、今年はじめの競技だったようだが、とても楽しくできていたように思う。大玉おくりは、いつもは1周だが、2周にしたのはとてもよかった。上と下を通すのが、あってもよかったように思う。手伝いの人手が足りず、まわりにいる父母に頼んだところ、こころよく引き受けて、やってくれたことはとてもうれしかった。こちらがすべてやってしまうのではなく、頼んでやってもらうことも大切だと感じた。雨天だったことは、今まで20年ぐらいのうち、2回のみ。事前の準備など大変だったと思うが、楽しくできた。ゆったり出来た、ゆとりを持って楽しめたという声が現役父母の中には多いようだ。OBからすると、運動会はやりすぎぐらいでちょうどよい、ぐらいに思っていたが、現場とOBでは思いが異なるので、現役の父母の声をとり入れて、OBは協力する程度でいいのかな、と感じた。

 

(司会)

写真を撮っていたが、OBのかたや役員それぞれが自分の持ち場の仕事をこなして、運動会がきちんと成り立って行くのをみて感動すら覚えた。デカパンリレーや走り玉入れは新種目。ルールが分からない人が役員にも多く、とまどったこともあるが、楽しくできた。来年以降もつなげていきたい。

 

(早稲田南)

参加賞が足りなかったのはなぜか?発注した数が少なかったのか、それとも当日思っていた以上の人が来たからなのか・・・?

 

(役員)

正直言うとなぜ足りないのか分からない。持ってきてもらったときに数は確認し、発注した数と購入した数に間違いはなかった。事前に各館より申告した人数より当日増えるのがほとんど。そのため参加賞などは多めに買っておくようにしている。もしかしたらバザーにまぎれてしまったのかもしれないし、他の館にたくさんいっているのかもしれない。当日申告した人数と、館ごとに振り分けた参加賞の数をカウントしなおし、再チェックする作業が必要だったのかもしれない。参加賞が必要ない幼児の分も入れてしまったのかもしれない。

 

(早稲田南)

参加賞の買い出しはこれまでずっと早稲田南だったような・・・。そのほかに館で分担しておこなっていることはあるか?

 

(役員)

運動会で事前に用意してもらうものは、参加賞、幼児競技のおもちゃ、幼児競技のお菓子。参加賞は300ぐらいで、おもちゃ、お菓子は各80ぐらい。これまでは、会場の近くにある館や参加者が比較的多い館にお願いしたり、じゃんけんで決めてきた。毎回早稲田南が用意をしているのは、会場に近いし、参加者も多い、また役員に早稲田南が多いといった理由から。

 

(早稲田南)

在籍児童数が多く、運動会係も多いが、運動会係のすべての人が協力してくれるとは限らず、決まった人が買い出しや連絡、バザーの準備などで大変な思いをしてきた。商品の買い出しは輪番制にならないだろうか?その負担があると、毎年の係決めも大変である。参加賞の買い出しは、例年決まったところがあり、そこですませたのでよかったが、今年はそのお店の人が体調不良で購入できず、別のところを探して一から始めたので大変だったよう。

 

(司会)

今回は、とくに準備が全て遅れていて、昨年やったところにまたお願いしてやってもらった。負担が多いと、係決めにも影響が出るということは理解できる。

 

(OB)

この問題は父母会活動の永遠のテーマ。父母会はやった人は大変。やらなきゃやらないですんでいく。連協も同様。しんどそうだな、と思う館もあるが、なかには元気な館もある。そこをみて買い出しなどは今年はここに頼んでみよう、ということもある。OBの立場なので大きな声ではいえないが、なぜ連協や父母会活動をやるのか、というとやはり子どものためといえるのではないか。

 

(司会)

自分自身も学童の父母会長をやっていたので、大変なことは分かる。父母会主催のキャンプでも係を振り分けたのに参加せず、その代わりをやってきたこともある。大変だったが、楽しかったという思いが強い。

 

(早稲田南)

連協や父母会の存在の必要性は感じている。学童クラブが民間に委託されたときに関わっていたので、存在意義は分かるが、今は学童自体問題なく、おだやかなので、その存在意義を保護者に伝えるのは難しい。

 

(役員)

社会に貢献することは大事なこと。親からやってもらったことを、今は子のために自分がやっている。父母会活動は、できる範囲で、それぞれが少しの力を出してやっていけばいいと思う。

 

(役員)

今年の運動会は音響をよくした。大きなアンプを持ち込み、音楽をかけ、競技中にはさらに1割増しでボリュームをあげたところ、近所から苦情がきた。少しやりすぎたかな。

暴風雨は想定外。暴風雨のときには外に出てはいけないので、中止やむなしという意見も役員からは出たが、結局は徐々に天気が回復したため、午前中は体育館でバザーを、午後には一部競技が出来た。けがの功名というのか、ゆったりできてよかったという意見も多いようだ。バザーは子どもの無法地帯。ギャング化、暴徒化している。いかつい男性に協力してもらったり、大きなマイクをつかってやる必要があるが、やはりあの状態の子どもを鎮めるのは難しいように思う。新宿連協のホームページは日に数アクセス程度だったのが、運動会前の金土は日に100以上のアクセスがあり、ホームページを開けばなにかのっている、と思う人が増えたように思う。メーリングリストでは伝わりきらないところもあるので、これからもホームページを充実させていきたい。運動会当日の司会が大変だったと思う。臨機応変に機転を利かせてうまくまとめられたのでは。

 

(役員)

当日司会をした。当日は天気のこともあり、よくも悪くも独裁者になろうと思って進めていた。そのためみなさまにはご迷惑をおかけして、心苦しく思っている。バザーは時間をいつもよりたくさんとれてよかった。体育館の中と外の連携がうまくとれないこともあったので、今後も統制の仕方を考えなければいけないように思う。学童のOGが売り子として手伝ってくれたが、OGの声は子どもたちがよく聞いていたという声があがっている。バザー時にOB、OGをうまくつかうのもひとつの手では。今年はデカパンリレーなど新しい種目もやった。やればできるもの。ルールなども当日その場で決めたこともあるが、みなさんの協力があればなんでもできることを実感。走り玉入れもかごを背負う人をあの場で決めた。お願いすると協力してくれる。その場で協力を請いながら、みなさんに参加してもらえるのもこの運動会のよいところ。音響セットがあったのでそれもよかった。昨年はよく聞こえないというクレームがあったが、今年はそのようなことはなかった。予定では、リレーはこどものみだったが、走りたいという声が大人でも聞かれ、そのため急遽大人のリレーをやることにした。毎年恒例の館対抗リレーを楽しみにしていたという声も多い。

 

(OB)

基本的に赤白対抗だが、ひとつぐらい館で対抗できるものがあったほうがよい、ということで館対抗リレーをはじめた。子どものリレーは走りたい子は全員走れる。ふつうリレーというと速い人だけが走るが、連協の運動会は速い人もそうでない人もだれでもできる。このリレーにこだわるのはリレーの経験をだれにでもさせたいということから。経験がないとトラックにそって走れず、まっすぐ走ってしまう。今後はリレーをこれまで通り、館対抗にするのか、それともデカパンリレーなどを館対抗にするのか・・・みなさんで話しあって決めていってほしい。

 

(役員)

種目が少なかったためか、けがが少なく、よかった。前日確認したところ、バトンがなぜだかなく、結局たすきをバトンかわりにした。来年は考えていきたい。

 

(役員)

会場に向かう途中にけがをしたお子さんがいたが、会場に来る途中なので保険の対象にはならず、お見舞いのメールのみ連協からはした。前日、前々日と数秒ごとに役員メールがとびかうという異常な状況のなか、そのわりにはうまくやることができたように思う。昨年の反省を今年は活かせた部分も、また活かせなかった部分もあるが、いずれにしても次によい状態でつなげていきたい。連協の運動会は父親の参加も多く、その点もよい。

 

(役員)

バザー、ありがとうございました。バザーの詳細は、メーリングリストにて配信。あの天候のなか、運動会を進めてしまう状況をみるにつけ、新宿連協はたくましいな、と感じた。だれもあの天候のなかで運動会をやっているとは思わないはず。連協の柔軟性、したたかさを実感した運動会だった。これまで雨天は体育館で、とアナウンスしてきたが、今回の状況をみると、500人が体育館にはいってバザーや競技などをやるのは不可能だということが分かった。

 

(役員)

予備日も考えたほうがよいのでは。

 

(OB)

雨天の場合、体育館でドッジボールをし、廊下でバザーはどうだろうか。予備日として2日間とも学校を抑えるのは困難。

 

(役員)

毎年、事前にプログラムと組み分け表などをメーリングリストで配信したり、ホームページにあげている。そこには競技内容や点数、お手伝いいただく館ややり方などすべて書いてある。お時間があるときにみていただいて来年に備えてほしい。館ごとの参加人数を出していただくのが、直前の館もあり、赤白の組み分け表を出すのが遅くなってしまった。来年も同様なものをつくるので、またよろしくお願いします。

 

 

②10/14区との懇談会報告 高田馬場第二ことぶき館にて

議事録はホームページを参照してください。

(司会)

数年前からはじまった学童クラブの民間委託も、委託館が新宿区では半数程で、区は今後も増やす方針。しかし未だに、学童クラブをきちんとした方針で行ってきた社会福祉法人が手を挙げてこない。株式会社やNPO法人ばかりである。区が出す予算が合わないだけでなく、学童業務のみを任せる方針などのため、社会福祉法人が参入できないようだ。社会福祉法人は学童クラブだけでなく、児童館業務なども合わせたトータルでみていきたいというが、それができにくい状況であるという。こういった社会福祉法人の声を聞きながら、さまざまなところに参入してもらい、よりよい学童クラブづくりをしていただきたい。

 

外遊びについて提案。館が広くて人数も抑えられている館ならよいが、広くなく、多人数の館は、近くの公園や学校のひろばなどで、のびのび遊ぶことができる時間をつくってほしい、と要望。中落合では、隣に公園があり、複数人で遊びに行けるルールがあると聞く。近くに公園があっても、そこが活用されていない館もある。父母会でも声をあげてほしい。室内での遊びと異なり、公園ではおにごっこやかくれんぼ・・・など出来、遊びの幅が広がる。

 

おやつについて提案。おやつの献立が出されなかったり、後出しする館もある。どんなおやつを食べているのか先に知っておかないといけないのでは。献立があればおやつが足りているのか確認できたり、子どもとおやつについて内容や量について話せる。またアレルギーがあるお子さんも多く、行程のなかに少しでもアレルギーに反応するものがあると発作が起きてしまうこともある。事前によく吟味しておかないと安心して預けられないという保護者もいる。各館でおやつの計画はあるだろう。それを事前に出して欲しい。これについては、こちらの要望通り、各館に献立を事前に出すように伝え、直していってもらうという回答を得た。

 

集団遊びについて提案。集団遊びの指導はマニュアルがあってできることではない。実際一緒に遊びながら指導員が覚えていけるような取り組みをしてほしいと伝えてきた。しかし指導員が他の館に行って指導するのが困難など、状況は複雑らしい。しかしここを乗り越えてもらわないと以後広がらないように思う。新宿区は指導員と保護者が交わる場がない。指導員の話しを聞いたり、こちらの要望をざっくばらんに話せる場がないので、つくってほしい。課長からは検討するという回答を得た。

 

上落合は今年の春から民間委託となった。委託になってまもなくのこと。小学生数名がドッジボールで遊んでいると、よく館に遊びに来る1人の中学生が無理矢理はいってきたが、すぐに飽きて出ていった。小学生が文句を言ったところ、馬乗りになってなぐられた。この様子を指導員は見ていたのに、とめなかった。保育の専門学校を出たばかりの若い指導員だったのだろう。ギャング世代~中高生のトラブルの介入の仕方が不明で、どこで止めに入ればよいのか分からなかったのではないか。このような若い指導員が育つまで、はじめは見守ってほしい。指定管理者制度の場合、館ごと委託した会社におまかせである。子どもたちの間で多少トラブルがあったとしても、必要以上にもめないで、怪我なく、よい方向に解決していけるのか、またその後の応援の仕方などが大事である。今回はただみているだけだったようだ。懇談会の場でこのことを話してもらった。するとこの件自体、サービス課長の耳に入っていなかったようでショックを受けていた。今回の件では、その中学生がいつも児童館に来る子で名前をよく知っていたため、その子が通う中学生にこの話しを伝えてしまったそうだが、この対処法にも問題あり。そういう対処をすると、この中学生は以降児童館に遊びに来られなくなる可能性がある。つまりこの中学生の居場所を奪ってしまったということになる。そういったことをする中学生もなんらかの問題をかかえていたのではないだろうか。それを受け止めてあげる必要が児童館にはある。民間に委託されると経験のない、若い指導員が増える。そのため、このようなことが起こることが予想される。すべてまかせるとこういった事態になることを受け止め、今後は改善していってほしい。この件については、その後も課長と連絡を取り、経過をみていくことにする。

 

(役員)

懇談会は役員以外に各館の父母会からの出席者も多く、生の声が課長に届き、よかった。先ほどの件では、かなりショックを受けていた様子だった。おやつは、今、献立が後出しで、それが先に出るようになった館など変化があった館はメーリングリストなどに報告を。

 

(役員)

児童館や学童クラブの指導員は、子どもをまとめる力が以前に比べると落ちているように感じた。上落合の一件では、最悪のやってはいけないことをすべてやってしまったように思う。親、上司、区に伝えず、中学校に伝えてしまったのはまずい。子どもがいちばんかわいそう。連協や父母会の役割は今後も大きい。

 

(早稲田南)

早稲田南ではスペースが狭いためか、中学生は入れないことになっているが、他の館は入れるのか。

 

(役員)

早稲田南は、一時期、こども館と呼び名をかえ、小学生のみが利用できる施設となった。今はまた児童館にもどったが、スペースが狭いので、もどってからも小学生のみとしている。本来は、児童館は18歳まで利用できる施設である。

 

(司会)

中高生でも小さい小学生の遊び相手をして、育ってきた子もこれまでみてきたなかで数名はいる。そこだけを大事にしなければいけない、ということはないが、中学校に通報して排除するだけになると子どもの気持ちを受け止める場がなくなる。本来学校より、児童館のほうが子どもの気持ちを受け止めることは上手だが、若い指導員だけだとそれができない。

 

(早稲田南)

我が子は中一男児。高学年で児童館に行く人が少なくなってもよく行っていた。指導員との関係がうまく成り立っていたのだということを感じた。

 

(役員)

中高生が児童館に来て、小さい子と遊んでくれるということはよいこと。今は年齢を超えて遊ぶ場があまりないので大切にしていってほしい。

 

(富久)

富久は来年4月に民間に委託される。上落合はいつから委託されたのか?

 

(司会)

今年の4月から民間に委託された。委託されたところはすべて悪くなる、ということはないが、区は民間にまかせたあと、どうなるのか考えていない。さまざまなことがおこり、それを上手に避けて行くのはかなりの経験が必要。

 

(西落合)

運営委員会への参加は、各館の違いがわかるので、とてもよい。ホームページで、各館のおやつの献立や各館の行事などをみることができるとよりよいのでは・・・。

 

(役員)

こちらから出した項目にそって各館でPDFにまとめてくれれば、すぐにホームページにアップすることも可能。

 

(司会)

個人情報のこともあり、すべて出すことはできないかもしれないが、おやつや行事のことなど可能な限り、出していきたい。各館のページをつくるか、表にまとめるだけのほうがよいのか、今後話し合っていきたい。

 

 

③各館での様子

(西新宿)

中学校跡地を利用した学童クラブや児童館が隣にあり、民間の業者に委託している。放課後こどもクラブはレガスが行う。学童クラブや児童館とひろばをみなさん、どう利用しているのか知りたい。

 

(役員)

レガスは新宿区の外郭団体のこと。ひろば全体の事業を統括して行っている。こどもひろばの代表者はレガスの職員で、放課後にはその学校に常駐している。昼間連絡をとりたい場合は、レガスに連絡するとよいよい。鶴巻小に子どもは通っており、早稲田南学童クラブに行っている。隣に早稲田小があり、そこにひろばができた。そのため学童児が減ったように思う。

 

(早稲田南)

ひろばの存在は知っているが、我が子は学童クラブのみ。ひろばはかなり多くのお子さんが利用している。放課後、そのまま学校にいられるので、その点はよいようだ。夏休みなどは10時からなので、早い出勤の人は対応できない。学童からひろばに何人かまとめていくこともあるようだが、学童の指導員がその場にいないといけないということもあり、しょっちゅう行くわけではないようである。

 

(役員)

ひろばの指導員はボランティアを活用しているよう。たとえば囲碁ボランティア、大学生ボランティア・・・。

 

(役員)

我が子はひろばが大好き。校庭で遊べるのがよいという。お話し会もあり、いろいろなイベントなどを考えてやってくれている。学童とは違ってはいるが、それはそれでよいと思う。

 

(司会)

戸山小内の学童クラブは学校内のひろばと同じ業者が行っている。別の業者だと問題が少なからずあることを区は考えているのかも。他の区ではひろばが学童にとってかわっているところがある。しかし新宿区では、今の区長、担当者は学童はなくさないという方針である。世田谷区は学童を撤廃し、ひろばのみにしたが問題があり、元にもどした。ひろばは全児童対策事業。ひろばへの出入りは自由で、おやつはない。そのためひろばは学童児にとっての生活の場ではない。たとえば、学童クラブでは来るのが遅い子がいると、指導員は学校に電話をしたり、探しに行く。捕食としてのおやつもでる。しかしひろばはそうではない。安全な遊び場という感じである。小学校に入り立ての1年生はやはりひろばではつらいのではないか。

 

(OB)

学校の先生は教師の免状が必要で、保育園の先生は保母の資格が必要。学童の指導員は学童の指導員という資格が必要ではなく、教員免許か児童心理学をとった人など一定の条件を満たした人が学童の指導員になれる。ひろばの指導員には資格はない。学童クラブをなくしたのは、豊島区、渋谷区、品川区などの5区。しかし新宿区はひろばをもうけても学童は残すといっている。ひろばにも学童の良さを取り入れるように区は考えているようだ。学童の運営のノウハウを生かすよう一生懸命やっている。今後は連協も、学童クラブだけでなく、ひろばのことも頭に入れてやっていかなければいけない。

 

(役員)

ひろばは、多くの学校ではじまって日が浅いので試行錯誤の状態。

 

(司会)

以前高田馬場学童クラブは100人を超す規模だった。人数制限をして、あぶれた人は他の館にという方策がとられたが、子どもの足で他の館に行くのに時間がかかり、考えられない。小学校内に学童クラブをつくってはどうかと提案し、小学校内にできた。しかし今では学校内の学童クラブの人数が二十数人に減っている。ひろばの影響は大きいが、学童という生活の場はこどもにとっては必要である。大事にしていかなければならない。新宿区も今はよいが、いつなんどき、他の区で行われていることが行われないとは限らない。

 

(早稲田南)

以前は江戸川区に住んでいた。江戸川区で学童をなくしてひろばに移行し、1年後新宿区に引っ越してきた。ひろばに移行するとき、父兄も不安を感じ、説明会を開いてもらった。するどい意見や辛辣な意見が多数でたが、江戸川区には連協という場がなかったので、説明会があったのみで、まーまーで終わった。移行したひろばでは、おやつがある子とない子がいて、子どもが出ていっても分からない状況だったが、困るわね~で終わった。連協という圧力団体がないので、それで終わってしまったという感じである。

 

(司会)

新宿区役所でも、子どもサービス部の課長に児童行政を知らない人が来て、それで4,5年で他にいってしまい、また新しい人が来るという状況。子どもサービス部だからといって、子どものことを考えた課長が来るとは限らない。今の課長はまだよいが、前の課長はなかなかこちらの話しを理解してくれなかった。以前からの流れを知っている連協という、圧力団体がある意義は大きい。

 

(役員)

この度、新しいメーリングリストをたちあげた。Shinjuku Renkyo MLという差し出し人でくるメールがそう。メーリングリストに登録した人でないとメールが受け取れない。参加したい人は登録するようにしてください。今までのメーリングリストに入っていた人は全員新しいメーリングリストにそのまま移行。メーリングリストではさまざまな情報を配信する。同じ情報をホームページでも掲載しているので、参考にしていただきたい。ホームページは携帯でも読めるようにした。多くの方にみていただきたい。

 

 

④次回運営委員会 12月11日(土)18:00~20:30 富久町学童クラブ