2010年1月16日 運営委員会議事録

2010年1月連協運営委員会
日時・・・1月16日(土)18:00~20:30
場所・・・北山伏ことぶき館
司会・・・三島さん(薬王寺OB)
参加・・・24名

話し合う内容等

①3月頃に予定している区との懇談会への要望事項の意見交換

たとえば・公設公営館の夏休みなどの朝の開館時間について

・公設で延長保育を実施する区も出始めている

・児童館や学童クラブは遊びの発信基地になっていない。学校のひろばに子ども達が行ってしまい、本来の役割を果たせない。楽しく遊べる場をつくるべき。集団遊びの出来る指導員が各館に出張し、子どもたちと遊びながらその館の指導員にも覚えてもらう研修を実施してほしい。

・Sケンクラブの紹介

②各館での様子、子どもたちの様子、うまくいっている話し、うまくいかなくて悩んでいる話しなど、皆さんから自由に出してください。

③次回予定 2月13日(土)18:00~。西落合ことぶき館にて

★司会

学童クラブの開館時間は、今民間だと8時~19時。しかし公営だと9時(8:45)~18時までの所が多く、特に1年生の親子ともども不安に感じています。公営でも19時まで延長の館も出てきてはいるようです。保護者の帰宅時間が遅くなっているのは事実ですし、こういった要望は今後もますます多くなると思われます。

 

遊びの発信基地に学童クラブや児童館がなっていないことを感じます。学年を超えて遊びの場であるという学童クラブ、児童館の伝統が崩れているようです。集団遊びを指導する人が減っている状況もあります。とくに民間の指導員は若い人が多く、集団の異年齢のグループをまとめることには慣れていません。

慣れている指導員から、その能力を受け継ぐ研修などをして欲しいと訴えています。昨年区による研修会が行われたようですが、話し合うだけでは集団遊びにまで対応することはできません。指導員も遊びながら覚えていくしかありません。もっと踏み込んで各館でやりながら覚えていって欲しいと感じます。

新潟でログハウスをつくり、そこで様々な遊びを通してふれあうNPOの代表をしていますが、そういった活動が東京でも出来ないかという要望からSケンクラブを作りました。指導員の方がここに来て一緒に子どもたちと遊ぶのはどうだろうか、まずは見学にきてほしいと思います。

みなさんより一言ずつお願いします。

 

●富久 今1年生。指導員はみなさん良い方で、子どもたちにもよくしてくれています。特に大きな問題はありません。延長については、そういった要望があるという事も回りではあまり聞きません。
5~6時くらいにお迎えには行っていますが、他の父母の方にはあまり会わない状態です。

 

●富久 1年生。先生にはよくして頂いていますし、子どもも学童は大好きです。遊びは自主性に任せて好きなことも出来るようですが、先生が目当て(一輪車、ボール遊び・・・)を出してくれることもあるようです。異年齢の子ども達とも楽しく遊んでいます。おやつも暖かいものを出してくれますし、長期の休暇にはお弁当デーもあり、助かっています。朝は8:45~ですが、なんとか今の所は大丈夫で、大きな問題もありません。

 

●富久 1年生。1人帰りをさせています。帰宅後は1人で家にいます。預かり時間が7時になってもあまり変わりはないと思います。朝は8:45からで我が家は問題ありませんが、親の方が早く家を出て子どもが1人鍵をかけて家を出るお宅は大変だと思います。ひろばを学童にかわるもの、という思いはありませんでした。学童は狭いのですが、2年生以降は申請すれば外で遊べるようです。近くに何カ所かある公園にも行けるみたいです。1年生はまだそれができません。

 

★司会

集団遊びは縦割り班ということ。上の学年になるほど、異学年で一緒に遊ぶ機会がなくなります。一緒に遊ぶと、遊びを通して、加減を知ることが(小さい子はこうすれば倒れる・・・など)できます。人間関係の基本は異年齢で一緒に遊ぶことで身に付くことが多いと感じています。最近は、学童クラブや児童館で、異年齢で集団で遊ぶことがなくなってきているようです。また以前なら使えた屋上が危険だから使えないなど、危ない事をさせない為、子どもの居場所は狭まってきています。

学童クラブや児童館は、本来は子どもにとって魅力のある場ですが、その魅力が今では感じられません。学校のひろばに吸収されかねない不安を感じています。

 

●中落合 1年生の女の子で、ひとり帰りは危険なのでお迎えに行っています。6時になるとドアが閉められ、照明も消されてしまいます。保育園と併設していて、保育園の明かりはありますが、それでも外でぽつんとひとり待っている状態ではかわいそうだと思い、時間に間に合うようにお迎えに行っています。せめて30分延長されるとずいぶん楽になります。

夏休みは朝、父母会で8時から見守りをしています。8時45分に先生が来るまでの間。その間、もしケガなどがあっても、見守りの父母が責任を負わないようにしています。これはとても助かっていますし、子どもも安心して過ごしているようです。公営でも朝8時からになれば、保護者の負担も
軽くなると思います。また普段は延長をやって頂けると助かります。

 

●中落合 遊びについては、子どもまつりや、わくフェスに向けて目標を持って準備をして過ごしていることが多いようです。女の子なので外で走り回ることはありませんが、部屋で何かをつくることを楽しんでやっています。異なる学年との関わりは、余りありません。広いホールは大きい子のボール遊びが中心のようです。とても激しすぎてついていけません。その為小さい子はこぢんまりと部屋で遊ぶようです。その点では、遊びのリーダーシップをとってくれる先生がいれば多少違ってくるように思います。でも子どもは今のそれぞれの遊びに満足しているようです。公園で一輪車などでも遊ぶようです。遊具はやはり大きい子が使い、小さい子がいくと危険な為、その点は先生が気をつけてみているようです。

 

★司会

ドッジボールなどを異年齢でする時、小さい子の顔に当てない、大きい子は外に出る・・・などの
ルールを決めれば一緒に遊ぶことが出来ます。大きい子はすごく激しい球を投げます。それを見てすごいな、と思う子もいるでしょう。昔は4時から遊び、などといって全員で遊ぶ時間がありました。それを通して、よい関係ができていきます。

どうしたら小さい子が一緒に出来るようになるのか、先生が提案できればいいですね。
小さい子は自分が受け入れられたことをとっても喜びます。

 

●東五軒 夕方のニーズが多く、6:15~7:15まで自主運営をして4年経ちます。1人、家で待つのなら多人数で、と思い、親同士が手を組んで、学童のスペースを借り、サポーターなどの助けを得て、行っています。子ども家庭部の担当者から、3年続けたら考えましょう、と言われましたが、4年経ちました。ここまで過ぎたら公営でずっと頑張っていきたいと思っています。

父母会が主催しているのではありませんが、毎年2回、夏と冬の3連休を利用し、東五軒町児童館・学童クラブ中心に、地域の子どもと親で新潟までお泊まり会をしに行きます。
今回は50名前後。雪遊びをしたり、かまくらを作ったり、雪上綱引きや陣地とり、宝探し・・・などをして楽しみました。ログハウスの中にテントを張って寝袋で寝るのです。これも4年続いています。

最近は中ヌケして塾に行く子がいます。学童クラブではおやつが出るので、おやつでおなかを満たして、それから習い事に行きます。ひろばではおやつは出ませんから、おやつが出る点もいいことだと思います。またおそろいの手編みのマフラーをつくったりもしました。こういったことができるということを先生に提案してやってもらったことです。親からも提案していくことが必要でしょう。

司会の三島さんもおっしゃっていましたが、月に1回、NPO法人「みんなのおうち」主催のSケン大会が戸山公園じゃぶじゃぶ池の付近で行われています。当館でも告知ポスターを掲げて、自由参加をしています。
Sケンは子どもが1人1人主役になれる遊びだと思います。戦わないけれどチームのムードを高める子もいます。また小さい子が大きい子に憧れることもあるでしょう。異年齢でも加減ができるゲームですし、社会教育にもなると思います。

 

●西落合 指導員はよくやってくれていますから、学童クラブに不満はありません。長女や長男の頃は公営でしたが、民間になったことで時間(延長など)の問題もなくなり、またスペースも広くなり、とってもよい時代を迎えたと思っています。

指導員はよく変わるのですが、来る人はすべていい人ばかりで問題はないのですが、やはり指導員には定着して欲しいと思っています。子どもは順応が早く、新しい先生にもすぐに慣れるのですが、それでも同じ先生がいてくださるとありがたいとは思います。公営のときと違っている点は、おやつ作りをよくする点です。外遊びは週に1度。もう少し増えるといいとは思うのですが、不満はありません。

4階が学童クラブで、3階児童館、2階には旧ことぶき館、今は3世代交流サロンがあり、手作り品のやり方を教えてもらったり、じゃがいもの植え付けをしたりしています。元々地域力もあり、異年齢との付き合いは自然と育っているとは思うので、館の運営で、異年齢との交流を望む声はありません。

 

★司会

民間になることで安上がりになるわけではない、と区は言うのですが、結果的には安上がりになります。さらに延長もあり、時間も長くなるので、間に人を入れたりして、指導員が若い人中心にならざるを得ません。

連協でも要望してきた結果、今年度から委託費が1.5倍増になりました。

子どもは元気なときは良いのですが、元気がないときに気付いてくれる存在があってほしいと思います。公営の時でもいろいろな指導員はいたとは思うのですが、それでも全体的にみると安定感はあったように思います。

 

●上落合 来年度からの民営化に向けて話し合いをしているところです。とりあえず始まってみないと分からないという状況。民間についてよいことも悪いことも聞くのですが、悪いことを言うと、イヤになってしまう人も多いと思いますので、それを言うのは避けています。今までも先生は1年ごとに変わっていました。だから民間になっても、誰が来ても一緒だという意見があります。上落合は近くに公園がなく、児童館で遊びます。4月から夏まではいいのですが、夏を過ぎて秋、冬になると学童クラブをやめる人が増えます。学校の授業などが長く、3年生ぐらいだと学童に来るのが3時半ぐらい。学童クラブで過ごすのが1時間ぐらい。昔に比べると、1年生でも6時間授業が週に2度があります。それに習い事があると、あと2,3日の為に月6000円は無駄だと思う人もいるようです。それで余計意味が薄れているように思います。

とくに今年からひろばが出来て、どっちにしようか迷っている人も多いようです。ひろばが出来、学童の意味はなんだろう、と考える時があります。

女の子は大体半年でやめます。以前上の子の時は3年間続けるのが当たり前でした。今は各学年最初は27,8人ですが、夏を過ぎる頃からやめ、半分以下になります。女性の先生ばかりで、外で遊ぶことはありません。遊戯室は狭く、中高生が来ていることも多く、小さい子の居場所はありません。

 

★司会

そこにしかないものがあるとよいのですが・・・。上から下まで遊べるのが児童館のよさですが、放っておくと上の子が占拠してしまいます。ルールを決めて話し合いをし、「この時間はみんなで遊ぶ時間」「小さい子のルールにしたがって・・・」としたほうがいいでしょう。上落合はやはり狭く、公園の併設がないのが原因のような気もします。

 

●上落合 事業者の発表がありました。事業者は今まで通りの行事をする一方でプラスαの個性を出したなにかを考えてくれるようです。

指導員について質問した所、これから募集だという答えが返ってきました。学童クラブと児童館を委託するのですが、学童クラブには2,3名、児童館には3,4名、トータルで常時6,7名が常勤するようです。

延長もあるようですが、今の状況では5時になると誰もいなくなります。延長の要望はないかと思います。

学童に定着性がないのは、子どもが楽しいから行きたい、という意識がなかったことが原因だと思います。また親もどうしても行かせなければ、という人が少ないように思います。区の指導員にお別れ時に花束を渡したいと思うのですが、他館では切り替え時に何をしましたか?

 

★司会

花束を渡したり、寄せ書きを渡したりすることもあるようです。

 

●早稲田南 朝晩、特に困っていることはありません。クラスが減り、小学校の中でも縦割りでの活動があります。学校か学童かは分かりませんが、上の子たちとの連携は出来ているように思います。自分は同じ小学校を出ましたが、自分の頃よりこの点はむしろよくなっています。

学童クラブ室は狭いのですが、その点も指導員が心得ているようで、子どもたちにとって困ったことはありません。子どもの遊びについては、自主性を尊重してくれているようです。もめごとがおこった時に対応できる人がいればいいかな、ぐらいです。逐一、細かい所まで踏み込んでいくのではなく、「ルールを考えよう」と言ってくれるだけでよいと思います。入口をつくれば、子どもたち同士でルールを考えるでしょう。

 

★司会

確かにその通りです。ルールは館によって、また年代によって違ってくるでしょう。意識的に異年齢で遊ぶ時間をもうけてほしいと思います。放っておくとやはり同い年としか遊びません。

 

●北新宿第2 満足しています。

 

●北新宿第2 仕事が早いときと遅い時があるので、8時45分からの始まりについては、もう少し早かったら、と思います。

6時過ぎると閉まってしまうので、上にある図書館で待っていたりする時があります。
30分、60分でも延長できたら、と思います。

遊びは、近くの公園に要望があれば行きます。ひろばが学校内にできるので、そうなると学童や児童館に行く人が少なくなるように思います。ひろばに行かせる、ひろばを利用しようかなという保護者もいます。少し気になってはいます。学童での1時間や1時間30分にお金を払うのは・・・と言う人もいるのですが、やはり安全面を考えるとひろばでは不安という人もいます。学童クラブや長期休みの時はよいのですが、通常は学童でなくても・・・と言う人がいます。

 

★司会

ひろばは地域や学校、時期によって閉館時間が違ってきます。牛込仲之小では冬は17時までです。

 

●高田馬場OB 学童が無料時代に子どもが通っていました。今中高生になります。時代の流れや移り変わりを感じます。鍵を忘れたこともよくありました。その時代から延長の要求はあったのですが、未だに公営での延長は受け入れられていない状況です。この点は強く要望したほうがいいでしょう。

区もずいぶん変化しました。今の区長になり、「協働」ということがテーマとなり、それから大きく変わったようです。学童が有料化される時には、説明もありませんでした。
やはりこちらが言っていかないと聞いてもくれないと思います。

 

●高田馬場2 高2の本館が今ピンチで、まさに上落合のようです。3年生が2人で2年生が数人。辞めた子どもたちは習い事に行ったり、友達と遊んだりしているようです。
辞めても児童館には来ています。つなぎ方が悪いのでは、とも思います。今いる数人をなんとかつないで次につないでいきたいと思います。分館は小学校内にあり、とてもうまくまとまっているようです。

 

★司会

以前、高2は100人を超える人数で、4年前学童入館を制限するということがありました。2,30分かかる別の学童クラブに子どもを行かせようとしたのです。戸塚2小内に分室として新たに学童クラブを設けました。今、他区では学童クラブは廃止するところが多いのですが、学童クラブや児童館の機能を考えて、しっかり残していって欲しいと思います。

 

●早稲田南 1年生です。保育園が10時までの所だったので7時までは不安でした。
7時までのお迎えは困難でしたが、夫婦でなんとかやりくりしてきました。夏休みを超えた頃から1人帰りをしています。1年生でもだいたい夏休み以降は1人帰りができると思うので、延長は少なくとも夏休みまでは必要のように感じています。

学童クラブはとても楽しい、上の学年のお子さんと遊べるからだそうです。指導員の配慮も行き届いています。サービスなど細かい事を言えばないこともないのですが、おおむね満足しています。指導員は連協の運動会にもほぼ全員参加しました。

 

●北山伏 3年生です。公営なので8時45分から18時まで。朝は親のほうが早く出ていくので長期休暇中など9時30分でも10時でも電話をすると家にいる状態なので職場を抜け出して、起こしに行っていました。

7時まで延長という話しがありますが、延長したらしたで自分が仕事に走りそうです。今は子どもが帰る時間までには帰るようにして、仕事は夜勤の時などにしっかりやるようにしています。

中心になっている指導員は、非常によくやっているので満足しています。

4月に児童館に男性の指導員がやってきたのですが、児童館と学童クラブが同フロアーで学童クラブの子もよく面倒をみてくれていました。ランチの時に、その先生が集金をしたのですが、うまくさばけず、他の指導員になじられていました。それを子どもが聞いていたようです。その指導員はだんだんと休むようになり、秋に辞めたと聞きました。大人の間でも人間関係がうまくいかない人がいます。区がきちんと主導権を握っておかないと、若い指導員がつぶされることがあると感じました。子ども達にとっては一緒に遊んでくれるよい先生だったのに残念です。今後父母会と相談し、要望を出していきたいと思っています。子どもサービス部の姿勢を問うて行きたいと思います。

 

●信濃町 今年度から業務委託となりました。業者はテンプウイッシュ。一昨年の7月から昨年3月まで耐震工事で、子ども達は別の場所で過ごしていました。利用人数が増えたことから四谷第六小学校内にも学童クラブができ、2つに分かれましたが、ここも同じテンプウイッシュが委託されています。また四谷第六小学校内にはひろばもでき、ひろばの管理もテンプウイッシュがしています。

先生はとても一生懸命やってくれています。

4階は以前、学童クラブ室と児童館があったのですが、ここに子ども家庭支援センターが設けられました。3階はことぶき館、2階に以前職員室だった所に学童クラブ室が移り、その他に誰でも申請すれば利用できる会議室もあります。1階は保育園です。学童クラブ室は以前に比べると狭くなりました。

また公営の時の学童クラブの先生4人の内、3人が児童館に残り、その先生が民間に委託された学童クラブ(含・四谷第六小学校内)を毎日見回りにきて、目を光らせてくれているので安心です。

今までとは、あまり変わる事のないように業者はしてくれています。父母会からも少し耳打ちしたりしていることもあり、今のところ、大きな問題はありません。

4月末に2階の入口に監視カメラと電子錠がつけられました。不審者が学童クラブ室に入ることがないよう、要請してつけてもらいました。

引き継ぎに関してですが、リーダー、サブリーダー、正社員の3人はあらかじめ決めてあったようです。リーダーは2月から引き継ぎを始めました。毎日仕事が終わってから、こちらに来て、少しでも子ども達と触れ合うようにしてくれました。サブリーダーは2月後半から、正社員は3月から引き継ぎが始まりました。あとで募集をかけたのが非常勤のみだったと思います。派遣会社なので、もともと人はプールしてあり、その人を他に回す事なく、確保している状態だったようです。

4階の児童館が広いので、そこで遊ぶこともありますが、児童館の職員が手一杯の時には行けず、「来てもいいですよ」という連絡があった時に行くそうですが、その頃になると遊びに夢中になって中断していくのができず、行かないこともあります。

「たすけ」というボール遊びをよくやっているそうです。

1学期のあいだは、1年から3年までうまくやっていたのですが、夏過ぎになると3年生だけで遊びたいと言い出しました。2年生の時、わくフェスや児童館祭りが耐震工事のため、出来なかったので経験が不足しているように感じます。やはりこの1年の経験不足は後々埋められないと感じます。1年、2年、3年と段階を経て行くことは大切です。

 

●連協OB 子どもは親が一生懸命やっている姿をちゃんと見ています。親が一生懸命やれば子どもに必ず伝わるでしょう。

 

●西新宿 朝は8時45分~。今はドッジボールが流行しています。とくに不満はなく、子どもは楽しく遊んでいます。クリスマス会の料理づくりなどはとっても楽しかったようです。学校では他の学年と友達づくりはできませんから、学童を通して異学年との友達を築いていってほしいです。

 

★司会

西新宿は、お隣にある渋谷の児童館に高学年はいってしまうことが多いようです。高学年がもっと寄ってきてほしいと思います。

 

●早稲田南OB 子どもは上が中1男、下が小4女。学童への思いは、学年ごとに差がありました。また男の子、女の子によっても違いがあります。上の男の子は卒館後、児童館にはあまり行きませんでした。その上の学年が児童館を縄張りにして遊んでいたこともあります。女の子は1人辞めると、連なって辞め、また男の子は辞めないまでも、その後、あまり寄りつきません。

下の子はいまだに友達と一緒に学童クラブ、児童館に行くようです。

上の子の時はお迎えの発想はありませんでした。下の子に時、お迎えが当たり前で、世間体もあり、お迎えに行きました。保育園が10時までやっていた所でもあり、7時といったらまだ仕事をしている時間です。夫婦共時間が不規則でしたので、上の子にお迎えを頼んだこともありましたし、できるだけどちらかが早く帰ることもありました。

 

●連協OB 上落合は来年度より指定管理者制度になります。となると区の職員がいなくなります。民間委託の場合だと区のソーシャルワーカーが定期的にめぐってきてくれますが、指定管理者制度となるとそのようなことはありません。

早稲田南、西新宿は、それまで民間委託だったのが、今年度より指定管理者制度となりました。信濃町は民間委託がはじまっています。

区の説明では、指定管理者制度は館をすべて業者にまかせるやり方で、信濃町は区が運営する児童館機能を含めた家庭支援センターは分離できないので、児童館機能の中にある
学童クラブ業務のみ委託するというやり方で、そのため民間委託です。

民間委託は、区の職員が目でしっかり見ます。指定管理者制度は仕様書などを区が監査して議会で決定しますが、決まったら後は全てお任せです。その為、業者は責任がとりやすく、事業もやりやすいという利点があるようです。

早稲田南は子どもと高齢者を同じ業者がやっていますが、これはおかしな事。今後はそういうことはなくなるそうです。ただし北新宿第一は分離できないので一緒の業者がやるそうです。

今後指定管理者制度は区が管理しやすいので増える意向。しかし、今は指定管理者制度について区との懇談会などで一緒に学びあっていきましょう、という段階。

 

★司会

事業者の募集について、社会福祉法人が来ないのはおかしなこと。社会福祉法人に来てもらうためにはそれなりの条件が必要。その対策を練らないとやはり今後も来ないかもしれません。

次年度の応募で、連協より雲柱社に説明にいってみました。話しを聞くと、区からは電話があり、資料が送られてきただけだとおっしゃいます。区は切磋琢磨というのですが、ずっと学童クラブ業務をやっている社会福祉法人に来てくれるように、取りはからってほしいと思います。雲柱社は上落合の説明会には参加したのですが、その後応募することはありませんでした。

頭を下げて来てくれるようにお願いすることが必要です。それをしないのに、全然来ない・・・というのはおかしなことです。

 

●西落合 区にどう思いを伝えるかが大事です。民間委託か、指定管理者制度か、手法は区の人が担ってやってくれますから、お任せでもいいでしょう。いざ困ったことが起きた時に、ちゃんと言うことが出来るように連協としてやっていった方がよいと思います。

 

★事務局長

上落合はいきなり指定管理者制度になります。早稲田南は民間委託があり、その後指定管理者制度が導入されました。民間委託では運営協議会があり、第三者が機能しているかを把握して地域の目で議論できます。指定管理者制度になるとそれがなくなります。これに変わるものを設置して欲しいと訴えた方がいいでしょう。早稲田南もそう言いましたが、まだ1度しか開かれていません。

指定管理者制度は、裁量が業者にあるので声をしっかり上げていかないと、父母の目が届かなくなる事があります。業者がどう運営しているのか分かるようにしていった方がよいと思います。早めに業者と話しをして、定期的にこの会が出来る事を依頼して下さい。

 

●信濃町 テンプスタッフとは、保護者会のあとに、何度も話し合いがありました。また四谷小PTA、四六小PTA、地域の民生委員、育成会、各学童クラブの代表・・・、
業者抜きで運営協議会が行われます。また利用者にアンケートをやります。これが大事だと思います。配布、回収、集計、結果を知らせるようにしてもらったらいいのでは?

 

●連協OB 業務委託の時は、事務は区の人がやります。しかし指定管理者制度となると事務も業者がやります。アンケート作業は大変です。それをやるかどうかは業者次第。
それをやる作業員がいないとやはりできません。