2009年12月12日 運営委員会議事録

日時 2009年12月12日(土) 18:00~20:30
場所 高田馬場第2ことぶき館
司会 三嶋さん(薬王寺OB)
参加 都連協会長・光武様  保護者28名  託児要員3名

・フリー討論 及び自己紹介
・都連協 会長 光武様より都研集会報告等
・次回運営委員会 1月16日(土) 東五軒学童クラブ(予定)

・フリー討論 及び自己紹介

★司会 今回の場所提供において、高田馬場第二学童クラブ父母会会長 後藤さんにご協力いただきました。後藤様より一言お願いします。

●連協係との引き継ぎがうまくできないまま、役員が総代わりとなり、連協はしばらくご無沙汰していました。

高田馬場第2学童クラブは、昨年の夏、父母会をどうするか、解散してしまうか、というところまでいきましたが、原点を考え、立て直そうと再起しました。

以前は、父母会で会報を出し、情報提供していましたが、その負担も大きく、メーリングリストで今では意見交換をしています。

連協のホームページをみて、重なっているなと思っているのですが、夏休みなど朝のはじまりが8:45~ということは1年生にとって困難だと思い、この館を借りて、8:15から実質的に開くかたちをとっています。だいたい5,6名が利用します。

新型インフルエンザにおいては、季節性と同じ対応で、学童を閉鎖することはないと職員からいわれていました。しかし夏休み明け、学級閉鎖になった児童が学童クラブに行くと追い返されたという話を聞きました。前日に、確認をとっていたのにもかかわらず、追い返されたそうです。

子どもサービス部の担当者に伝え、交渉し、自粛というあいまいな表現が混乱を招いている、圧力をかけることは控えてほしい、と伝えたところ、受け入れられました。

ただし事務室で隔離の保育です。このあたりもみなさんと意見交換できるとよかったと思っています。

父母会の役員を負担に思う人が多く、OBが補佐することはできないか、といった話が出ています。一般に会長、副会長・・・とありますが、役職関係なく、役員は全員で支えていきましょう、と言うのが最近の流れです。

★司会 インフルエンザでの対応については、さまざま問題があったようです。連協の運動会も真っ直中であり、中止した区もあったようですが、新宿区の場合は、個人の判断のもとに参加のお願いを、とお知らせを出し、実行しました。バザーは、会場が体育館なので、マスクと消毒液を用意し、設置しました。インフルエンザの対応等についてご意見があれば・・・。

●西新宿 学級閉鎖になったクラスの学童児は別の場所に隔離されたようです。男の子なので身体を十分に動かすことができず、物足りなかったと言っていました。

●高田馬場第2 区の担当者は施設内で隔離ができない館は受け入れ自粛を言わざるを得ない、と言っていました。隔離できない館はどうしたのか、疑問です。

●せいが せいがは自粛でした。主人と交代で対応し、大変でした。せいがは保育園と併設しており、パーテーションで保育園児がお昼寝をするスペースと隣り合うため、園児に広がると困るといったこともあるようです。

●せいがOB 子ども園には学級閉鎖があるそうです。こども園は保育園と幼稚園を融合した機能があり、保育園児と幼稚園児を一緒に保育します。ここではお困りなら預かります、という対応だそうです。

★司会 1人ずつ自己紹介をかねて、学童クラブの状況や今の悩みなどをどうぞ。

●戸山 1年の男の子がいます。インフルエンザで学級閉鎖のときは、どうしてもなら受け入れを用意します、と言われました。

●中落合 2年生女児。学級閉鎖のときは受け入れ可能。学級閉鎖が相次いだため、多数の子が隔離されているようで寂しくはなかったようでした。

●北新宿第一 工作室を隔離部屋として朝から受け入れてもらえました。児童が授業後学童クラブに来るまでは、すべてのスペースをつかってよく、帰ってきたら工作室でビデオ鑑賞をしていたそう。そのため退屈することはなかったのですが、「牢屋」、「牢屋行き」という言葉が飛び交ったこともあります。しかし大きなトラブルはありませんでした。

●上落合 来年度から民間へ委託します。業者はすでに決定しました。1月に説明会があります。ことぶき館が工事中で、手狭ですが、けがなく過ごしているようです。落合第2小学校で学級閉鎖が続きましたが、学童閉鎖はなく、また指導員もインフルエンザにかかることはなかったようです。

●北山伏 学級閉鎖は落ち着きました。1クラスをのぞいてすべての学級が閉鎖になりました。学童クラブには閉鎖になったクラスの児童は行ってはいけないことなっていますが、兄弟のクラスが閉鎖になっても学童クラブには行ってもよいことになっています。

我が子もインフルエンザにかかりましたが、熱もすぐに下がり、元気でした。私(母)もうつったのですが、やはり1日で熱は下がりました。

●せいが 学級閉鎖のクラスは受け入れ不可でした。狭いこと、また保育園と併設しているため、これは仕方がないと思います。近くに祖父母がいるのでよいのですが、いないときにはどうするか考えさせられました。来年3年生になりますが、卒館後のことが気になります。小学校内にこどもひろばがあるので、とりあえず遊び場所はあります。

●中井 インフルエンザについて表だった騒ぎはなっておらず、また対応についてのトラブルも生じていないようです。

★司会 インフルエンザについて、当初は学級閉鎖のクラスに通う児童は学童クラブは自粛してください、という対応でした。高田馬場第2の父母会が申し入れしたり、連協が要望書を出したことで、事情があれば受け入れます、と指示が変更になりました。はじめは過剰反応していた感があります。区の担当者も今年で2年目で、それまではまったく畑違いの部署にいました。知らないため、子どもや親のことを考えた対応ができないようです。子どものこと、子育てのこと、親の気持ち・・・などが分かるプロを置いてほしい、と区には連協より要望を出しています。せめてきちんと引き継ぎしてほしいとも言ってきました。引き継ぎができず、連協が以前はこのような対応をしていました、といった助言をすることもあります。

●高田馬場第二 今は本館、別館に分かれていますが、別館がなかった当時は連協と協力して活動してきた、という話をきいています。父母会長の後藤さんが区に申し入れをしたおかげで、区からの対応がいいものになったことを実感しています。父母が声をあげる体質になく、また横のつながりがないことは問題だと思います。父母同士の交流がなく、お互いを知りません。父母会離れも進んでいますし、子どもたちも学童離れが進んでいるようです。子どもは学童に来るよりは、大人の目のないところで友達と遊ぶほうが楽しいと思っている子が少なからずいます。

●高田馬場第二 以前、区に学級閉鎖のクラスの児童を預かってほしい、と要望したとき、担当者は祖父母が近くにいるなら祖父母に預かってほしい、と言われました。でも東京都では、インフルエンザの患者は高齢者との接触はできるだけさけたほうが望ましい、という文言がでています。それを言ったら「そうなんですか?」と言われ、翌日、祖父母に・・・といったことを撤回されました。担当者が知らないことを実感しました。

★司会 こういったことでもみんなでチェックして、確認する必要があります。連協のメーリングリストに投げかけてくれれば即対応します。つまらないことを言わせない抑止力になると思います。

●東五軒 運動会のときにはゼッケン、ありがとうございました。学級閉鎖でも学童クラブは閉鎖しませんでした。やはりもしものときに供えて、連協で連携していければ、と思います。学級閉鎖のクラスの児童は隔離して保育するので、「隔離部屋」という言葉が聞かれたり、インフルエンザになるから近づかないという会話もとびかったようです。でも、インフルエンザにはいつだれがなるのか分かりません。なったものが悪いということにならないように指導員には話をしました。そして指導員から子どもたちにも伝えてもらいました。室内でなにをすれば楽しめるのか指導員に、指編みのマフラーを提案しました。黄色、ピンク、グリーンのカラフルなマフラーでおまじないマフラーと名付けました。これをつけていると学童児だとすぐにわかり、声をかけやすくなりました。学童児は子どもひろばに流れているのが現実にありますが、マフラーを編みたいから学童に入りたいという子どももいたようです。形がみえるものを親が指導員に提案していくのも大事だと思います。

●中井 人数が少ないため、インフルエンザが流行っておらず、閉鎖の話も聞きません。今後流行したらどうしようかと心配はしています。卒館児に、閉鎖のとき、学童に遊びに来てはいけない、というお達しはありました。

●早稲田南 子どものクラスではないが、同マンションのお子さんが学級閉鎖になり、学童に行けない、という話は聞きました。そのお子さんはずいぶん前にすでにインフルエンザにかかっており、他のお子さんにうつす状況ではないのですが、やはり自粛されたそうです。そのため祖父母にお願いし、なんとか乗り切ったそうです。我が子は学童大好きなので学級閉鎖になり、学童に行けないとなったとき「行きたい」と言うでしょう。流行しはじめたころ、早稲田っ子祭りがあり、大勢がふれあう場でしたのでタイミング的に少し心配しました。しかし元気に遊んで、とくにその後、どういうこともありませんでした。

●早稲田南 早稲田南は学級閉鎖のクラスは学童にはいけません。狭く、隔離できないからという理由。区は個別の対応とはいうのですが、家庭でできれば対応してほしい、という感じです。我が子はインフルエンザにかかり、治り、学校に行ったら学級閉鎖でした。皆が通う小学校とは違うため、指導員は閉鎖になったことを知らず、行かせてもなにも言われることはありませんでした。

●信濃町 テンプスタッフに今年度より委託をしています。保護者会があり、リーダーから区からのお達しとして次のことを言われました。学級閉鎖の場合、インフルエンザ蔓延を防ぐため、学童クラブは自粛が原則。やむを得ないときは次の1から3にすべて当てはまる場合、預かります。1保護者の自宅待機が困難 2本人に発熱などの症状がない 3家族に罹患者がいない。区からはもっときつい言葉でのお達しがあったそうです。

★司会 我が子は、熱が出て下がり、出て下がり、再度上がったので検査したらインフルエンザでした。1度下がってもまた発熱することはありますが、いったんかかったら再度かかるということはまずありません。それなのにすでにインフルエンザにかかったお子さんも自粛というのはおかしいことです。納得いきません。

●西新宿 基本はやはり自粛です。毎朝検温してノートに記入して連絡することで受け入れ可だそうです。我が家は自粛しましたが、行ったお子さんに聞くとやはり寂しかったようです。また指導員も大変だったようです。

●西新宿 今年度より指定管理者制度でワーカーズが受託しています。はじめはバタバタしていましたが、様々なことが経験できるようで、学校よりも楽しいと我が子は言っています。学級閉鎖のとき、我が子は行きましたが、自粛が多く、隔離されて1人で寂しかった、つまらなかったと言っていました。

●西新宿 熱が出て、検査をしたが、12時間たたないと反応が出ないため、陰性でした。次の日36度代に下がり、学校に行き、夕方学童で37,5熱が出ました。次の日、児童館祭りがあるため、検査をしたらやはり陽性でした。発症して1週間は学校には行けません。熱が下がり、2日後、実家にあずけ、面倒をみてもらいました。学級閉鎖のとき、学童で預かってもらえるとは知りませんでした。自粛だと思っていました。受け入れ可だと知っていたら、学童に預けたと思います。西新宿は、公設公営だったのが、民間に委託され、さらに5年たち今年度からは指定管理者制度でワーカーズに委託がきまりました。最近学童クラブや児童館に来る子どもが減っていることが、保護者の間で問題意識が強くあるようです。渋谷に近く、お隣の渋谷の施設は、プールもあり、ローラーブレードもできるそうです。西新宿は部屋数がなく、狭く、日陰で暗く、建て替えのため、外遊びもできないことが、学童や児童館離れに拍車がかかっているようです。区をまたいで渋谷の児童館に行っている子もいます。施設の問題は解決することはないので、どうしたものかと思っています。指導員はやはり若く、結婚や子育てを経験しておらず、親身になってくれないという危惧があります。遠慮しているというか、おっかなびっくりこちらに接している感じで、コミュニケーションがあまりとれていません。上に中学生の子がいますが、そのときの指導員は今でも名前を思い出すことができますが、今は名前と顔が一致していません。

●西新宿OB 今は6年生です。1年生のときに民間委託がはじまり、今のところに移転しました。前はデーケアに委託。当初はよい状態ではなく、すったもんだがありました。民間委託の館は、連絡協議会があり、利用者や地域の人で業者を評価する機関があります。しかし指定管理者制度では連絡協議会は設置されません。利用者と今のワーカーズ、区のサービス課などと連絡会はあります。そのときに、今おっしゃられたことを訴えた4年の保護者もいました。

デーケアのとき、はじめの1,2年はゴタゴタばかりでした。3年目にやっと落ち着きました。今の4年生はそのゴタゴタがおさまったときに学童クラブにはいり、3年過ぎ、卒館し、業者がかわり、知っている指導員もいません。知っている先生がいないところにはやはりいきません。西新宿児童館は以前中学校だったので、グラウンドがありますが、隣にある小学校が3:45までそこを放課後遊びとしてつかうため、児童館ではつかえません。3:45以降はつかえますが、そのころになると今では日が落ちている状況です。

渋谷区は全児童対策で学童クラブはありません。1箇所、新宿コズミックのような建物があり、そこが西新宿の隣にあります。地下にプールがあり、屋上ではローラーブレードができます。卒館生は、学童に行きたい、と思う子とやっと解放されたと思う子の2種類のタイプがあります。たまたま今の4年生には後者のお子さんが多いようです。そして大勢で渋谷の児童館に行くことも多いようです。たまたまそこでけがをして、そのことがクラスの保護者会で問題になりました。4年生の担任は渋谷の児童館に行くことを規制しましょう、といったようです。この件については、問題視しすぎている感もあります。

4年生ぐらいは羽を伸ばしたくなる年頃です。4年生の保護者は今がわるくて、前はいいと思っているようです。子ども館のときには中高生は入ることができませんでした。しかし今では入れます。もう少し全体をみてほしいと思います。先生がガラッとかわったときにはゴタゴタするものですが、その波を親子ともども乗り越える努力が必要です。

●都連協会長 光武様

昨年12月渋谷区連協が加盟しました。今まで、渋谷区は20の小学校に対して、公設公営の学童クラブが13ありました。充実していて、楽しんで通われていました。昨年3月、区より学童は取りやめられました。一昨年より学童をなくすことが決められ、なくしていったのです。学校内にうつして、全児童対策という名のもとに申請をしない形態ではじめられました。全児童対策事業で、遊び場で学童保育の子も引き受けるというものです。A登録とB登録があり、B登録だとおやつが5時頃出ます。学童機能がなくなり、子どもが行きたがらない、子どもを見守る形でなくなり、子ども客のように扱う、カードをみせることで保育が始まるため、なにかトラブルが起こったときなど「いつカードを見せましたか?」と言われることもあったそうです。またささいなトラブルがあったので区に連絡したところ、担当者が異動されられ、不満や不安を伝えることも出来なくなったと言っています。擦り傷をして帰ってきたので、くわしく聞こうと次の日電話したところ、「私じゃありません」と責任逃れのような発言をする。これでは困るのです。保護者は学童機能を取り戻したいという気持ちが強いようです。来年は研究集会を渋谷区で開く予定です。そして渋谷区の保護者をはじめとする多くの方々に学童クラブのよさを知っていただきたいと思っております。渋谷区や品川区は学童クラブが今はありません。長期の休暇などは子どもたちの居場所がないことの不安が大きいのではと心配します。このような対策をとるところが23区でも増えてきています。学童のよさを伝えていくことは大切だと思います。

●早稲田南OB 上が中一男児、下が小四女児。上の息子は卒館後、学童にはあまりいきません。卒館する前に委託され、知っている先生が1人だけということもあり、友達とつるんでどこかに行くことのほうが楽しいようです。娘は学童クラブがゴタゴタしていましたが、先生とは仲良く、卒館後も児童館によく遊びに行っています。先生が継続していると、卒館しても子どもは行くようです。

民間に委託されると、先生が若くなります。当初は責任者のみ30代で、あとは若い人。責任者はよく言えば線の細いこまやかな人でしたが、やはりまとめきれないようでした。若い女性の指導員が頑張ってはいました。その後、ベテランでキャリアもある人が2人はいってやっと安定しました。その後、リーダは何人か変わりましたが、リーダーがかわっても安定しています。今の早稲田南のリーダは4年目です。

子どもは2人ともインフルエンザにかかりました。ともに金曜日に発症し、検査をしたのですが、陰性でした。新型は3分の1ぐらいは反応しないそうです。リレンザが処方され、翌日や2日後には元気になりました。1週間登校禁止でしたが、祖父母を呼ぶのも心配で月曜日からは子どもを1人にして仕事に出かけました。

●早稲田南 妻が育休中のため、今は一般で児童館に行っています。金曜の夜から熱が出て検査をしたら陰性。月曜日には登園許可書をもらいましたが、火曜日から学級閉鎖。児童館に行きました。

長期休暇中の朝の預かり時間について、9月の懇談会のときにも要望し、区と話をしました。1年生の保護者が不安に思うので少し早くから預かることはできないのかと言ったところ、職員の配置が難しいとのこと。パートなどを増やし、早い時間に正職員を配置すれば解決できるのでは、と申し入れたが、のれんに腕押し状態。今後ももっと強く言っていかなければいけないと感じました。

●東五軒  保育園は7:30~20:30。私が7:30に家を出るため、9:00までの1時間半子どもが1人でいました。各館で交渉しているようですが、東五軒も最初は、7:30,無理なら8:00,それも無理なら8:15~と要望を出してきました。しかしひとつ特例をつけるとすべてにやらなければいけなくなると言われました。全館でまとめて、連協で提案し、来年度よりなんとかならないかと思います。

●早稲田南OB 早稲田南は以前、父母が交代で8時に鍵を借り、子どもを預かってきました。とにかく鍵を開け、子どもの居場所をつくったのです。希望する子どもの親で順番にそれをやってきた経緯があります。だから早稲田南は民間に委託されたとも聞きます。民間委託のきっかけの1つにそれがなったのです。朝早く預かることができない原因に、組合の問題があり、シフトをかえられない、また超勤による課金が発生すると言われました。パートで対応しては、とも言ったのですが、、やはり現状は難しい、と言われました。そういった声が大きいところから、民間委託が始まりました。夜は通常は6時までですが、委託だと7時まで。ただし有料です。7年前はお迎えの発想がなく、子どもは友達と一緒に帰ってきました。今、小4の下の子の時からお迎えが当たり前になり、6時のお迎えは到底無理です。7時で、なんとかやりくりしてきました。1回200円で、10回以上は同額2000円。保育園では公営でも出来る、学童でも民間ならできる。なぜ公営で同じことができないのかと言い続けています。10年以上前から言っています。7年前からやっと8:45になりました。

●東五軒 延長希望をするなら民間に、と言われました。せめて新1年生が慣れるはじめの夏休みまで。

★司会 3月に懇談会があるのでその要望を出す必要がありますが、民間委託をすすめる口実としてそれはできないと言っているようです。公営でできるのなら民間に委託する必要はないと言われないように。区はサービス向上、切磋琢磨するために民間に委託をすると言ってきました。だからそこを認めると、これまで言ってきたその論理が崩れてしまう。課長では判断できないことなのでしょう。バイトや臨時職員だけではまかせられない、正規職員は児童数が多くなる、夕方に手厚くしたい、という理由もあるそうです。

新宿区は区立園を残すという方向性がありますが、民間に委託することで時間の問題が解決するのであれば、公営学童クラブに通う児童はずっと不安に感じなければいけないのはおかしな話です。

●光武様 葛飾区は8:30~の受け入れです。父母へのアンケートで朝の受け入れ時間についての要望がやはり多くありました。それまでの8:45から15分早く受け入れてもらうことにしました。また土曜日についても、民間では土曜日もやっているのに公営ではなぜできないのかと訴え、解消させました。いろいろな区の受け入れ体制や時間を打ち出し、なぜ新宿区ではできないのかつきつけることもできます。他の区はどうやっているのか意識しています。子どもの安全の面から実現の要望を出してもいいと思います。民だからできて、公だからできないというのはやはりおかしなことです。

●東五軒 千代田区は学童クラブにも延長があります。学童数が少なく、調整が可能だからという理由だそうです。しかし新宿区は児童数が多いからできない。超勤による課金の話やローテンションなどのため、可能ではないと聞きました。どうしても延長なら民間で・・・と逃げられます。公営で延長を・・・と申し入れしているのですが、他の館に申し訳がたたない、お宅だけできません、といわれました。他の館の方々からの連判状があればできるのか聞いたら、労働条件の関係でできないと言われました。

夜もやはり大変です。おだんご会を自主運営して6年目になります。看護師や学生にサポーターをお願いし、交代で子どもたちをみています。6時~7時15分ぐらいまで。ここまでやっている、ということも言っているのですが、やはりダメです。もう1度声をあげて、朝だけ、夜だけでも解消されればいいと思っています。

●高田馬場第二 みなさんのお話をきいて安直に考えていたことを実感します。8時から自主運営をしています。その利用実績を残して区につきつければ受け入れてもらえると思っていましたが、今聞いていると簡単にできないことを感じました。単館ではできないので、連協と協力して今後はやっていきたいと思います。

●OB 組合からの意見は?

●OB 組合活動の団結力は今はあまりなく、組合が反対することもないのでは・・・。職員自身、出てくれ、と言われれば出る、と言っている人もいます。

●OB 区は前例踏襲主義で変化を嫌うのでは?民間は新しい流れを引き入れ、公営は変化をすることなく、今までのままで・・・という気持ちが強いようにも思います。

●高田馬場第二OB 以前事務局長でした。このときはすべて公営。おやつは父母会が用意していました。97年に財政非常事態宣言が出され、2000年より有料となりました。しかしその後は、財政面では豊かです。前に、超勤代は3000円ぐらいでは、と計算したことがあります。そのぐらいなら財政面にひびくことはないのでは。

指導員は8:30頃より来ていますが、前に公園があり、だれでもはいってくることができるのでその安全を確認して、受け入れ態勢をつくるのに15分ぐらいは時間がほしい、ということで、8:45からの受け入れになりました。

★司会 朝は8時~受け入れてほしい、といっていた館や自主運営していた館はほとんど民営化されました。時代の流れですが、我が子は鍵をかけずにいったり、また鍵を忘れて隣家におり、大探ししたこともありました。しかし今はそういった時代ではありません。だからお迎えに行かなければ心配ですし、自主運営しなければいけません。区が超勤をさせてはならないという理由だけで10年も言い続けていることはおかしなことです。

●信濃町 今年より民営化されました。信濃町は早く、遅くという声があがったことはなく、8:45~6時までで対応していました。20年度7月~2月まで耐震工事があったのですが、その説明会の2回目にいきなり、業務委託の話が出て驚きました。民営化するメリットは公営ではできないサービスができる、と言われました。とくにそういったサービスを望んでいない信濃町がなぜ民営化されたのか、と言ったのですが、決まったことですから、と言われるだけでした。児童館を、子ども家庭支援センターにするので幼児、中高生の部屋が必要になるため、今までは児童館と同じフロアーにあった学童クラブ室が他の階にうつされました。子ども家庭支援センターは国から言われてつくるそうですが、とくに虐待などの話も聞かない信濃町になぜつくるのか疑問です。耐震工事があったのでそうしました、とも言われました。今、夜7時まで利用しているお子さんはだいたい1人か2人。朝も数人です。区の都合により民間に委託されたように感じています。

●西新宿OB 西新宿も同じです。当時はいちばん小さな館で、20人ぐらい。狭くてホールにはみ出しておやつを食べていたこともありました。移転を条件に民営化されたのですが、朝も夜も延長はだいたい1人か2人でした。

●東五軒 東五軒は江戸川小内に分室があり、全員で66名。東五軒は継ぎ足し工事のため複雑な構造です。入り口も保育園と学童クラブが異なり、渡り廊下や階段を通って結ばれています。江戸川小と津久戸小統合の話があり、反対していますが、すでに統合協議会が始まっています。津久戸小を建て替えて、14階の高層小学校にする予定。

★司会 小学校の適正委員会があり、100名以下の小学校は統廃合することになっていますが、統廃合後のことは考えていません。高田馬場第二学童クラブの分室が戸塚第二小内にあります。以前高二が100名以上になり、困っていると訴え、戸二小の空き教室でできないか要望を出したら、そうなりました。高二のオーバー館解消のため、早稲田フロンティアキッズをつくりました。本来は分室はつくりたくなかったようです。オーバーを解消するために呼んだ早稲田フロンティアキッズに当時いった児童は数人で、解消には至りませんでした。今は、本館に通う児童のほうが少なく、3年生は2人。それも卒館までいるかどうか。学校内のひろばにも相当数が流れています。戸二小内の分室は多いですね。小学校内にあるからという理由でそちらの小学校を選ぶ人もいます。指導員の求心力もあるのかもしれません。やはり一緒になって遊んでくれる指導員は子どもに人気です。

どういう場所が子どもにとって大切か、考えていきたいです。また集団遊びを再生してほしいと思います。学年を超えて遊べる場があることが大切です。区も、このことに気づき始めたようです。

●西新宿OB 次世代育成計画のパブリックコメントが14,5日で締め切りですが、みなさんの意見をメールで伝えてもいいと思います。区長が目を通してくれますし、効力は強いです。

●光武様 台東区でやった研究集会の報告集をお越しいただいた方にお渡しします。また財政面解消のために、ちひろカレンダーを販売します。1400円で、ちひろ美術館2名まで無料になります。

保護者がコメントをして、子どもたちの生活を充実させることは大切なこと。全児童対策で、安上がりに待機児童を解消する方法がとられています。同じ小学生だから一緒に・・・という考え方には大変危惧しております。豊かな放課後を過ごせる環境確保を願ってやみません。