2009年6月21日 総会議事録

6月21日(日)
第33回新宿区学童保育連絡協議会総会

場所 牛込仲之小
時間 13:00~16:00
司会 鈴木(早稲田南OB)

出席 43名
役員  7名
託児要員 5名
託児  18名

①開会宣言
②会長挨拶
③平成20年度活動内容、及び21年度活動方針
④平成20年度決算報告、平成21年度予算案について
⑤来賓挨拶
⑥民間委託を振り返って
⑦各館より挨拶
休憩
フリートーク(集団遊び、預かり時間について等)
今後の役員態勢等について

①開会宣言(今井)

雨の中、お越しいただきましてありがとうございます。ここに第33回新宿区学童保育連絡協議会総会を開会することと致します。

 

②会長挨拶(内田)

新宿区は5年前に民間委託がはじまり、今年度は指定管理者制度が導入された。

学童児も増え、学童クラブはこのところ、大きく様変わりしている。

みなさんとの情報共有が必要であることを強く感じている。先に民間委託、指定管理者制度が導入された館の保護者の話しは大変参考となるはず。

連協に関わることは大変かもしれないが、こうして親が関わることで学童自体も、また子どもとの関係もよりよいものになっていくと思う。

先月5月にはデーキャンプがあり、また今年度は11月3日に運動会が予定されている。ぜひ楽しく関わっていきましょう。

 

③20年度活動内容、及び21年度活動方針(三島)

この1年間の取り組みを区への要望書から振り返ってみる。

総会資料の7ページ(平成20年9月1日付の児童館・学童クラブ事業のあり方に関する要望、説明)を口頭にて補充

(1)民間委託館で委託館で次々指導員がやめています。予算措置なども含めてきちんとした事態の解決への方策を出してください。あわせて委託館の各館ごとに、これまで何人の指導員がどのような期間業務に就いていたか(何年でやめられたか)などの実態を調査してください。

 

委託館指導員の賃金面を含めた待遇がよくないため、中途でやめる人が相次いでいる。3年間学童に通う子どもたちの様子を指導員が気付くには、ずっと見続けている指導員がいることが大切である。

公設公営館でも、指導員の異動はあるが、必ず1人、2人は残る。しかし民間委託館だとそれがなく、年度の途中で辞めたり、1年たって当初いた指導員がだれもいないということが実際起こっていた。すべての館で、ということではないが、かなりの館でこれに近い状況が起こっている。区に何度も伝えてきたが改善されていない。この現状を区が認識していなかった。

 

 

(2)公設公営、民間業務委託館、民営を問わず切磋琢磨するための方法と評価基準を具体化してください。新しくはじまる指定管理者制度下で、現行のソーシャルワーカーのような区とのパイプになり、相談業務を受け持つ区の職員の配置を検討し、実現してください。

 

いろいろな事業者が学童クラブの運営にたずさわることで、区を含め、それぞれの業者が切磋琢磨してよりよくなる、と区は言うが、実際にはそうはなっていない。

お互い学び合ってよりよくなっていけば、民間の業者が入ることは悪いことではないが、実際はそれができていない。

また指導員の交流の場もなく、勉強会もない。これでは切磋琢磨しようがないではないか、と区には伝えてきた。

今年は4月から交流の場をもうけ、勉強会をするようにしている、と課長。

この点は、改善されつつある。

公設公営館には、区の人がソーシャルワーカーという位置づけで民間委託された学童クラブをみたり、相談業務を請け負う人がいる。指定管理者制度になり、だれも区の人がいないと、学童クラブが今どういう状態なのかが分からない。

指定管理者制度となると、すべて民間にまかせるということになり、区の人がソーシャルワーカーとして残ることはない。大変不安である。

以前、北山伏にいた指導員さんは、民間委託館を巡回してしっかりとしたプロの目で子どもたちや学童全体をみていてくれた。こういった方が必要である。

区の子ども家庭サービス部には、きちんと子どものことを知っている人はだいたい50%ほど。まったく異なる課から異動で来る人もいる。少なくとも子ども家庭サービス部の人は、意識してみてほしいと願っている。

 

 

(3)来年度から導入予定の「指定管理者制度」について説明資料を作成してください。そして公営、民間委託、民間を問わず、学童クラブすべての保護者、保育園の保護者に渡る陽にしてください。その上で制度変更に関する勉強会を早急に各所で行って頂くことを要望します。

 

民間委託では、児童館や学童クラブについて熟知している区の人がソーシャルワーカーとして館のなかにいたのであるが、指定管理者制度となるとすべて業者にまかせることとなる。これについていかがなものか、しっかり示してほしい。

指定管理者制度については区もあまりよく分かっていない、というのが現状ではないか。

早稲田南では、同建物にある保育園は区が管理し、ことぶき館と児童館と学童クラブが指定管理者制度をとっている。同じ建物内にあるのに、よく分からない解釈の仕方で、混乱している。理解できるように説明してほしい。

 

 

2009年3月17日付けの要望書について説明。

(1)区内学童クラブにおける利用者増によって生じた待機児の受け入れについての今後の対策を明確にしてください。

 

区の学童クラブの児童数は若干数が減っているが、ほぼ横ばい。各学校でこども広場がはじまり、そちらに流れている可能性もある。とくに高田馬場第一などは激減した。一方では、せいが学童クラブは希望者が殺到し、目一杯で46人受け入れている。2,3年生が希望しても入れない事態が起こった。地域より離れたところにある学童クラブに通わせる意見もあるが、子どもに負担がかかるため実際的ではない。地域内に学童クラブをどのようにしてもうけるかが課題。たとえば小学校内に学童クラブをつくるとか。高田馬場第二がそうである。戸塚第一小と第二小では定員がオーバーしていたが、第二小内に学童クラブをつくり、オーバーを解消させた。

 

 

(2)新宿区の児童館、学童クラブの運営またはその方針などについて、中長期的な計画を具体的に明示してください。不安定な民間委託の現状がある中で、進め方の見通しも検討してください。

 

区内のどの館をいつまでに指定管理者制度、もしくは民間委託にするのか、またどのようなやり方でやるのか、今のところはっきりしていない。過去、必ずしも民間委託館の運営は安定していたといえないのに、それでも今後も計画通りに民間委託をすすめるのか。

 

保育園は、民間が経営しているところが以前よりあり、かなり長い歴史があるが、学童クラブはなかった。公設公営か、保護者が手作りで運営しているものばかりであった。例をあげると横浜。横浜市には公設公営の学童クラブはなく、すべて保護者が運営している。バザーなどでお金を集めてもお金が足りない現状だそうだ。

民間の力を借りる、というが、未経験の業者にまかせるという状態である。

民間への委託は全国的にはじまっているため、全国的にみて学童クラブの指導員をとりあっているようにみえる。明らかに人材が足らない。そのため指導員が育ってくると、他から引き抜きをされることがある。

このような状態のなか、民間委託を自動的に計画にあるとおりに進めるのは、果たしてよいことなのだろうか?

 

 

(3)「指定管理者制度」を導入することについて、そのメリット、デメリットを整理してください。また問題点があれば解決策を明示してください。

 

指定管理者制度では、どういうところに、どのようにお金を支払っているのかが分かるようになるが、それが分かるのは1年後である。現状を知ることはできない。

できるだけ保護者がかかわってよい運営ができるようにしていくしかないのだろうか?

 

 

(4)民間学童クラブへの補助金について、交付基準としている数字の詳細な算定根拠を明示してください。また予算措置として追加された指導員の定期昇給分は、委託費や補助金にどのように反映されたのか、具体的な内容を明示してください。

 

区から出る補助金が少なすぎる。委託された金額を指導員の頭数で割るとだいたい年収

200~250万円。予算を見直してもらいたいと嘆願していた結果、今年は5割増しの予算にはなった。

指導員は、ベテランの人、様々な技術を持った人がここ最近、停年になり、辞めていく。それらの人たちがいるうちに技術を受け継ぐ態勢をつくってもらいたい。

 

事業者を選ぶのは以前は、区の担当者と有識者のみであった。保護者は公開プレゼンにおいて、区の担当者や有識者から選ばれた業者のプレゼンテーションを聞くのみであった。業者は密室で決められていた。

3年ほど前から、はじめの選定の段階から保護者が選ぶことができるようになった。

ただし応募業者がしぼられていることはゆがめない。

指定管理者制度となると、ことぶき館と児童館セットで運営をお願いする場合もある。両方の事業ができるところは少ないので、悩みながら選ぶことが多い。社会福祉法人が1度も来ていなのはどうか。さまざまな業者のなかから選びたいという思いがある。

 

 

●次の1年間の課題

(1)集団遊びの再生

どう学童クラブが運営されているのか?子どもたちがただ遊んでいるだけでは、集団遊びとはいえない。

 

(2)延長保育の要望

夏休みは、1年の保護者にとっては不安。とくに朝。公設公営だと8:45からが多い。東五軒町学童クラブでは区に対して朝もう少し早くから・・・と要望を出したところ、それは民間委託により進めていく、という答えが返ってきた。延長希望→民間委託がセットになっている。

ふだんはよいが、夏休みだけ早くやる、ということはできないのか?これに着手しておかないと、子どもがほっぽりだされるし、親の不安が解消されない。

 

平成20年度活動内容、及び21年度活動方針予定は4ページにて

毎月第2土曜日に連協運営委員会を行う。運動会は今のところ11月3日牛込一中にて予定。子ども家庭部との懇談会は9月、3月に行う。5月はデーキャンプを行う予定。

だいたいこれはおおまかな日程で、今後臨機応変に動く。

 

 

 

④平成20年度決算報告、平成21年度予算案について(澤田)

会費は15父母会より692世帯分いただいた。加盟金とは、新しく加盟したところにお渡しする商品のこと。せいが学童クラブにはビブスをお渡しした。

 

※決算、予算ともに拍手にて承認

 

今年度からは新たに2父母会が加盟することとなる。

 

・東五軒町学童クラブ(江戸川小分園も含む)

この3月に父母会を結成した。今、児童は60名。大変狭く、集団遊びが出来ない。今年度より、連協と協力していきたく加盟した。延長希望者が多く、3年半前より学童退館後、親で自主運営してきた。公設公営で延長希望を、と要望を出している。先の見通しは暗いが、これからよろしくお願い致します。

 

・富久町学童クラブ

2011年より民営化される。今までは、自分たちだけでなんとかやっていけるだろう、と思っていたが、それではだめなのではないか、と昨年より父母会で話しあってきた結果、連協に加盟することにした。

延長のことを考えると、民間委託はもっともだといわれたが、そうではないと思うところもあった。皆様のお力を貸してください。

 

※拍手にて加盟承認

 

来賓挨拶

●東京都学童連絡協議会 会長 光武様

33回総会おめでとうございます。雨の中、これだけ多数の出席はすごいこと。また都研集会の文化会の引き受けてくれ、ありがとうございます。

都の連絡協議会は現役主義ではあるが、現役だけでは大変。新宿区もOBの方たちが頑張っていることは素晴らしい。現役保護者はOBの方に聞きながら進めていくのが本当の姿である。

今年度2館加盟したこともすばらしいこと。隣の学童クラブ、区内の学童クラブのことを知ってほしい。

学童クラブには、3年間のみ通うので、父母会活動、連協活動等大変だと思うが、ちょうどこの時期は子どもの成長がよくみえる時期である。この期間のつながりは大切だと思うし、自分自身を振り返ってみても、今だにおもしろさを感じている。

父母会や連協で話し合いながら楽しんで子育てをしていただきたい。

 

・都研集会について

東京都内の学童クラブの指導員と保護者が集まり、午前中全体会、午後に分化会が開かれる。

7月5日(日)台東区、岩倉高校で開催される。最寄り駅は上野駅

9:30~ 全体会 西東京市の学童クラブ指導員のかたの記念講演

~16:00 分化会 各区の連協が行う。連協とは、父母会とは、民間委託とは・・・など分化会ではさまざまなテーマが話し合われる。

新宿区はさまざまな形態の学童クラブというテーマで受け持つ

指導員にもすすめていただきたい。

他の区の様子も聞けるので、ぜひ参加を。

 

都研集会の参加費+弁当は、連協持ち。交通費のみ各自負担。

時間延長のサービスという名目で、民間委託にすることはよく聞く。公設公営でも声をあげて要望することは必要なこと。子どもの安心、安全を守るために、決してあきらめないでほしい。

 

・学童保育誌の定期購読

6月号は夏休み特集。長い時間、学童クラブに預ける不安をもたれる方も多い。安心できる内容になっている。ぜひ購読を。

 

 

●OB会会長 大沢様

かなり多くのOBが連協を支えている。

ぜひ連協に参加を。それぞれ仕事をお持ちで関われないことがあるかもしれないが、OBに支えてもらって進めていただきたい。

運動会には、何年も参加している。運動会だけ協力するOBもいる。

 

区の学童の指導要領に基づいて学童クラブは運営されているので、ホームページもみてほしい。

民間は独自の指導要領をもっている。

指定管理者制度がはじまるが、委託された業者がその指導要領にそって進めているのかどうか確認していただきたい。

 

 

民間委託を振り返って(鈴木)

今年で民間委託がはじまり6年目となる。今年度より指定管理者制度が取り入れられた。

これまで区と連協で様々なことを話し合ってやってきた。いろいろな声を上げてきたなかで、区が聞く耳をもってくれるようになったと感じる。

早稲田南は今年度より指定管理者制度が導入された。来年も指定管理者制度や民間委託が導入される館がいくつかある。連協としては、今まで以上に子どもや我々にとってよりよいものを進めていってほしい、と声をあげたい。

このような活動は1人でやることは大変。だからみんなでやりましょう。みんなでやると怖くないし、分担できる。そして区も話しを聞いてくれるようになる。より深く民間委託について知り、理解していただきたいと思っている。

 

各館より挨拶

・西落合学童クラブ

今年3月指導員が数人辞めるという問題がおこった。父母会と業者、リーダーと話し合い、見送られることになり、リーダーは残ってくれた。でも来年4月はどうなるのか分からない。父母会でも業者らと今後も話し合っていこうと思っている。

 

・上落合学童クラブ

次年度指定管理者制度が導入される。父母会は今は沈んでいる。役員がどう盛り上げていこうかその分頑張っている。

 

・せいが学童クラブ

落四小からせいがに来ている児童が多いが、今年は1年生が増え、学童希望者も増えたため、2,3年生のなかには入りたくても入れない児童がいた。

1年生が多いため、まだ学童生活には慣れていないよう。スタートはこれから。

 

・中井学童クラブ

人数が少なく、1年生が10名、2,3年生が4,5名で計19人。仲良く、アットホームでわいわい楽しく過ごしている。

 

・中落合学童クラブ

3年前までは100名超の大規模クラブだったが、せいがができ、今は定員には満たないほど。4月に子ども家庭支援センターが併設され、民間への委託があるかもしれないと感じている。保育園は19:30まで延長がある。なぜ学童に延長がないのか疑問である。民間委託になるときなど、みなさんのお力をぜひ貸してください。

 

・北山伏学童クラブ

どうぞよろしくお願い致します。

 

・信濃町学童クラブ

昨年7月より、耐震工事のため、仮園舎と近隣の四谷第六小学校内に分けられて運営。3月に耐震工事を終え、新しくなった建物内でスタートを切った。さらに4月より民間委託がはじまった。信濃町学童クラブと四谷第六小学校内学童クラブは同じ業者(テンプスタッフウイッシュ)に委託。今のところ、ともに大きな問題はおこっていない。

 

・西新宿学童クラブ

これまで業務委託だったのが、5年経過し、4月より指定管理者制度が導入された。選定した結果、ワーカーズに決定。先生と保護者が力をあわせて頑張っているところ。

 

・中町学童クラブ

今は落ち着いているような状態である。

 

・高田馬場第一学童クラブ

高田馬場第一学童クラブは民間委託をする話しが今進んでいる。今は仮舎をつかっている。新しく保育園ができるが、元の園舎を学童クラブが使用することとなり、学童用に改装。6月頃から本格的に動き出す、と聞いている。民間に委託された学童クラブがうまくまわっているのかどうか聞きたいと思う。

 

・北新宿第一学童クラブ

連協係で父母会向けに便りをつくっている。みなさんに関心をもってもらいたいから。館長は学校の運動会や学校公開日に訪ねてきてくれ、学校と学童との交流はされている。来年度、民間委託となるが、これからどのような活動をしていけばよいのか分からない。

 

・北新宿第二学童クラブ

委託の話しが出ている。大所帯だが、とくに大きな問題はなく、学童児は落ち着いて過ごしているように思う。学童でおこるさまざまな問題を聞いて、いろいろ勉強したいと思っている。

 

・戸山学童クラブ

平成23年度に業務委託が決まっている。皆さんのご意見をきかせてもらいたいと思っている。

 

・薬王寺学童クラブ

昨年耐震工事があり、十分に遊べる場所がなかったが、子どもたちは元気に過ごしていたようだ。今は工事を終え、元に戻り、落ち着いた日々を過ごしている。

 

・早稲田南学童クラブ

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

 

===休憩===

 

●集団遊びについて

子どもたちがどんな遊びをしているのか、意識してほしい。1人ぽつんとしていないか、みんなと楽しく遊んでいるのかなどもあわせてみてほしい。

いくつかの館で4時から遊び、5時から遊びを実行している。

しかし、おけいこごとで、4時や5時ころからいなくなる子どもいる。なかなか時間を共有できないのが現状である。

 

子どもの集団遊びなど、今はなくなっているようだ。集団遊びを復活させるには、大人が関わらないといけない。子どもたちだけでは難しい。

集団遊びを通してぶつかりあうこともある。ルールを守らず、すぐにカッとなってしまう子もいるが、そのような子はだいたい集団遊びでは負ける。

異年齢の子どもたちが楽しく遊べるように、新ルールを大人が作って遊ぶきっかけをつくってやらなければいけないのではないだろうか。

狭い空間でも、それなりにルールを決めれば楽しく遊ぶことができるが、今は子どもたちを引っ張っていける大人がいなくなっている。

最近は個々で遊ぶことが多いようだ。これの善し悪しは別として。みんなで遊ぶことで友人との距離感をはかることができる。その中でルールをかえたりして、さまざまな工夫がみられる。

 

屋上は、薬王寺は以前、ローラーブレードや竹馬をやったりしていたが、今は危険だからという理由でやらせないという。

身体を動かす遊びだけでなく、ビーズが得意な指導員がいて、その先生の指導でビーズ飾りをつくったこともあった。

様々な指導員が配置される必要があるが、とくに委託館では若い指導員が多く、経験があまりなかったり、途上にある指導員が多い。指導員の交流会は大事なこと。

 

・早稲田南学童クラブ

自分も学童育ち。屋上でSケンをした思い出がある。ドッチボールや手つなぎおに、だるまさんがころんだなども。

今、狭いところに67人在籍。遊戯室が空いた時間を見計らって集団遊びをやっているようだ。ぽつんといる子どもに「○○やろうか」と指導員が声をかけてくれることもある。

 

・中井学童クラブ

人が少なく、悠々としている。4時半ゲームといって、指導員が児童にきいて決めて行う。ドッチボールやたかおになど。そのほかフリスビー、グリコ、だるまさんがころんだ・・・など1年生でも参加しやすいことをしている。

 

・上落合学童クラブ

児童館として行事予定のなかにドッジボールが3:45~4:30まで月1度あり、児童館の職員が担当して行われる。バリエーションが多々あるようだ。また人数が多いときに、「ドッジボールやろう」というときもある。Sケンもしているようだ。

 

・富久学童クラブ

狭い上に、定員が50人のところ90人だった。富久小内学童クラブができ、今は70人となった。全体遊びは館内放送で生徒を集める。屋上で大縄や三輪車で遊ぶようだ。ボールはつかえない。主に1,2年で、だいたい集まるのは10人ぐらい。館内の遊戯室で遊ぶこともある。一輪車は女の子に人気で、ドッジボールは男の子に人気。クッキングもあり、申し込みが必要。6人ぐらいのグループが5つぐらいできて、なんちゃってメロンパンやピザ、たこさんウインナーをつくる。

 

6月14日 全国の連絡協議会が主催となり、指導員学校が開催された。全国では7か所。南関東会場は板橋区にある大東文化大学。大東文化大学教授の講演、分科会ではベテラン指導員らの講座があった。申込書に指導員歴の記入欄があり、そこをみると驚いたことに2ヶ月、半年など指導員歴が短い人が多かった。経験の浅い人が研修の場がないことを感じた。

このなかで我孫子市からは10名の申し込みがあった。公共でも、指導員が学ぶ場所がなく、こういったところで学ばざるを得ないということを感じた。

14,5年前は、公設公営がほとんどで、学童クラブの指導員は公務員であった。だんだんと民間への委託がはじまり、民間の会社が指導員を雇うことになった。雇われる人は年収が150万から300万円ぐらい。それも定期昇給がない。これでは長く続けることは難しい。

 

子どもにとって、学校、家庭、そして学童クラブといった居場所があるが、子どもが学童クラブでのびのび過ごすことができるのは大事なこと。指導員が子どもにどう接しているのかは親としては気になるところ。経験が浅く、指導員歴2ヶ月というのでは少し不安がある。

子どもは低学年のころ、言葉遣いが悪くなることがある。それに対応できない指導員もいるという。

このなかで遊びの講座が好評であった。指導歴が浅い人は、やはり遊び方がわからない。指導員がもっと成長する必要がある。指導員が続くように親が環境を整える要求をしてもよいと思う。

渋谷では、全児童対策として子ども広場に変わり、学童クラブがなくなった。

聞いた話しでは、子どもがそこでけがをして、その説明が親になされなかったのでどこに言えばよいか分からず、区の担当課に言ったところ、その指導員がやめさせられた。問題が起きたことで区は業者に言い、そして人がすりかえられたのだが、文句を言ったら、指導員の職を奪ってしまうことになるかもしれないと思うと、その後、文句は言えないという。ひろば事業に、学童児が投げ込まれた印象を受ける。

新宿区は学童を残します、と今はいっている。でも区長がかわったらどうか、子どもサービス部がかわったら同じように存続するのかは分からない。

 

 

●預かり時間

・高田馬場第一学童クラブ

今は6時まで。民間に委託されると延長ができると聞く。保育園は6時半まで預かってくれる。学童はそれよりも早いので、今はひとり帰りをしている。

民間館の延長時間はどこも同じで7時まで。

公設公営は延長できない。組合の反対もあるし、区の職員のシフトを替えるのは難しく、超勤が発生するとお金がかかるというのが区の言い分。今後、可能かどうか聞くと「考える」という。

早稲田南の場合、8時45分から18時だったのが、民間委託になり、8時~19時までになった。延長は別料金で1回200円、10回以上一律2000円。

 

民間だとできるが、区だとできないのはなぜか?

民間は常駐常勤と短時間勤務が入り交じっているから、この値段でできらしい。公設公営だってやり方があるのは、と申し入れてきた。

 

・西落合学童クラブ

委託館である。過去には8時から8時45分まで親の代表が鍵を借りて、子どもたちをみてきた。民間委託になると、延長を利用する人がさほど多くない。1年生の初めは多いが、友達と一緒に帰りたいなどで延長時間を利用する人がいなくなっている。

 

・早稲田南学童クラブ

今、中1の子が2年生のとき、延長で7時まで利用していた。1人帰りだった。そのころは親がお迎えにいくという気持ちはなく、全体的にみてもそうだった。

1人帰りができるようになると、親も延長を利用せず、1人で少し早めに帰ってきなさい、というところが多く、延長をつかう人は実はさほど多くない。

延長を利用してもお迎えに行けないところは、暗くなって1人帰りするより、明るいうちに1人帰りしたほうがよいという意見もある。

しかし延長があると、親としての選択は増える。

 

・西落合学童クラブ

西落合は6時以降の1人帰りは禁止されており、7時にお迎えに行くと数人はいる状態。

区の職員でなくても、シルバーさんに頼むことができるのでは、と5,6年前から言っている。

 

・せいが学童クラブ

子どもにとってよいかどうかということを考えていかないといけないのではなかろうか。せいがは保育園と併設された学童クラブで、保育園の延長のような感じ。異年齢の子どもが集団のなかで育つことはよいことである、という園長先生の方針のため。そういったことから学童をとらえたほうがよいのでは。

放課後こども広場は、運営は生涯学習財団。学期ごとにPTAと校長先生、学童クラブの指導員、区の職員で子ども広場の話し合いをし、連携をとっているようだ。せいがはせまいが、落四小に遊びに行って過ごしている。

せいがは若い指導員が多い。先生に遊びに関しては提供していく方がいいのでは。お金をかけてできるのであればいいが、できなければそうしてサポートしていったほうがよいように思う。

 

●メーリングリスト

各館1名以上メーリングリストへの登録をお願いします。連協でのさまざまな案内を流します。前・事務局長の三島宛にアドレス連絡を。

登録されたアドレスでしか、投稿できない。迷惑メールがはいってきたことはない。閉じたかたちでメーリングリストを運営している。

 

 

●役員態勢

現役員 全員留任

会長 内田さん

事務局長 今井さん

事務局次長 三島さん

 

※拍手で承認

 

連協の役員はここ数年かわらず、今ではOBがほとんどとで現役がわずか。今年、来年以降、もっと少なくなるという危機感をもっている。

希望としては各館より1人ずつ選出してほしい。とくに指定管理者制度、民間委託になったところにはぜひお願いしたい。

 

信濃町より 萩原さん

北山伏より 河野さん

上落合より 久保田さん、熊谷さん

早稲田南より福田さん

役員の申し出あり

 

※拍手で承認

 

役員をやってみようという人、自薦他薦でどうぞ

情報提供係、連絡係として役員にどうぞ。

 

 

会長より

民間委託によってサービスが向上するという文言が多い。学童クラブに限らず、給食などもそうである。今のサービスが悪いのか、という疑問をもつ。

1年間どうぞよろしくお願いします。

 

事務局長より

早稲田南を今は一般利用している。そのなかから情報を得るつもり。学童にはいり、2年目。そのなかでいろいろなことがおこっていた。みなさんと一緒に情報を共有したいと思っている。選定委員会では、父母会が声を出さなければ行政主導で進められることを感じた。

 

事務局次長より

長男は23歳、学童にかかわってきて16年。年を越えて子どもたちのことで語り合えることはうれしいこと。今後も大事にしていきたい。ひとりひとりが子どもことにきちんと関わってほしいと願っている。