2008年10月11日 運営委員会議事録

日時:10月11日(土)18:00〜20:30
場所:薬王寺ことぶき館
司会:鈴木さん(早稲田南)

議題:
1)区との懇談会報告
2)各館での指定管理者制度の説明会報告
3)11月2日の連協運動会について
4)その他
5)次回運営委員会について

1)区との懇談会報告
・10月17日に区との懇談会を行った。具体的な内容についてはメーリングリストやホームページで確認を。

・区は今までに比べると率直にさまざまな話しをしてくれた、というのが正直な感想。今までははっきりしないことはまったく答えなかったが、今回は活発なやりとりが聞かれ、少しかわったような印象をうけた。

・ 学童クラブの民間業務委託のこれまでを振り返り、かえてほしい点を指摘した。指導員が入れ替わり、立ち替わり変わることがまず大きな問題点。3年間見守る 指導員が皆無で、半年でやめる指導員もおり、1年でかなりやめ、2年でほとんどやめる。3年目は全く知った先生がいないという状況である。子どもたちが仲 良くなった先生が1年たつとだれもいない。これは大きな問題ではなかろうか。改善の方策をとってほしいことを懇願。

・職員が安定しないのは賃金面の問題があるのでは。基準単価の見直しをしたほうがいいのでは、との意見に対して、予算を増やした、との回答

・21年度からは指定管理者制度がはじまる。これまで業務委託をしていた業者がかわる可能性もある。新たにプレゼンテーションをして選び直さなければいけない。はじめの一歩に戻った感じである。

・ 安定して続けられる予算配分を、また委託業者に支払う金額のうち、どの程度が直接関与する指導員らに配分されているのか、これまでは不透明であった。指導 員がやめていく現状を区も認め、これまで行ってきたことを認識した上で今後どうするのか考えていきたいとの区側の意見。やっとその土俵にのったという感 じ。今までは実情をもとにさらにそこから一歩踏み入れることはなかったが、今後は改善していくと口にする。大きな進歩である。

・来年度より指定管理者制度や委託をとる館は、連協とともに区に要望を上げて、子どもたちにとってよりよい居場所づくりをしていきましょう。

2)各館での指定管理者制度の説明会報告
○西新宿学童クラブ
・10月4日夜、来年度からの指定管理者制度について説明会が行われた。

・指定管理者制度は、業務委託より、区が関わって指導できるのでよくなる、というメリットがある。しかしそれは裏を返せばこれまでの委託が失敗だった、ともとれる。

・前向きな新規導入ととらえていいのか。5年前は民間に委託する環境が整っていなかった。今回もまた同様になるのでは、という心配がある。
・行っている内容を業者が区に報告書としてあげるのがメリットだとも言われた。しかし
日々の現場の内容はどのようにも書くことができる。虚偽のものもできるのでは、という意見も出た。よく目を光らせてほしい。お金の使い道の指導を区ができる点が区側としてはよいのでは、と感じる。

・指定管理者制度のもとでは、業者を評価するための運営協議会(PTA、利用者・・・)をおくつもりはない、という。

・区の人が一切介在しないのは不安

・選定委員に、地域利用者1名、学童保護者1名とあるが、1名では責任が重すぎるのでは。

○信濃町学童クラブ
・10月4日10:00より、説明会があった。以前より信濃町学童クラブは次年度より指定管理者制度を導入するとの説明があったが、区の手違いで学童クラブは指定管理者制度ではなく、業務委託をとることを報告。

・次年度学童クラブに入る予定の年長児の保護者も数名参加し、40名ほど集まり、活発な意見交換が行われた。

○早稲田南学童クラブ
・10月7日に説明会が行われた。この際書面で方向性が出された。

・早稲田南と榎町が、今は同じ業者に委託している。来年度からは早稲田南は指定管理者制度となり、榎町は子ども支援センターがおかれるため、指定管理者制度がとれず、民間委託で別々の業者選定となる。

・ 3階を早稲田南町こども館だったのを早稲田南町児童館に名称変更。また早稲田南町学童クラブは名称そのままで残す。2階は早稲田南町ことぶき館が早稲田南 町地域交流館と名称変更をする。そしてこの3つを同じところに委託する。1階にある保育園は区が運営する。指定管理者制度をとるのは児童館と学童クラブ、 地域交流館で、それぞれ代表をおくようである。建物の管理もこの業者が行う。区の代行者として責任と権限が大きくなる。また区が財務報告を求めることがで きるメリットがある。

・人件費を一定水準以上とすることはできるのか、との質問に対して、区議会を通過したとの回答。

・選定内容を保護者にも公開してほしい、との質問に対して、可能であると回答。

・区の関与はどうなるのか、との質問に対して、区の職員が1週間に1度程度巡回して連絡する、との回答。

・10月15日に事業者公募を開始し、20日は現場説明会、11月下旬から12月にかけて書類選考をし、12月中旬公開プレゼンテーション、1月上旬現地調査、1月中旬事業者決定、3月引き継ぎ、4月事業開始というスケジュール。

・ 選定委員のメンバーは利用者代表が、こども館、ことぶき館それぞれ1名で、地域住民代表も同じくそれぞれ1名、学識経験者2名、財務担当1名、子ども家庭 部長で計9名。条例で決められている最大人数である。ここで利用者、地域住民1名では負担となるので何名か登録させてほしいと提案したところ、登録を検討 している、との回答

・選定委員のメンバーには、5年前のはじめての民間委託館である西新宿と早稲田南は、父兄がはいっていなかった。しかしその後の西落合から父兄も入ることができるようになり、複数名登録も可能となった。これは大きな進歩。

・早稲田南町は1階は保育園、2階は地域交流館、3階は児童館と学童クラブとなっている。学童クラブも児童館も地域交流館も、同じ業者に委託するが、ならば1階の保育園はどうなのか、という疑問あり。

・それに対して区の説明は、学童クラブは事業なので単体では指定管理者制度を導入することはできない。児童館など施設に対しての指定管理者制度は導入することはできる。早稲田南町はまず児童館に指定管理者制度を導入し、学童クラブを委託するという形をとっているようだ。

・榎町では児童館ではなく区が直営の子ども支援センター(児童館機能をあわせもっている)があるので、学童クラブのみ民間への委託に。ただし日曜日や国民の祝日は受託業者が児童館部門を受け持つこととする。

・ 現在は民間業務委託した学童クラブの状況を毎日区のスタッフがみているが、指定管理者制度になると週に1回程度となる。そうなるとうまくいかないのでは。 今まではSW(ソーシャルワーカー)として区の職員は残ったので、区の管理が残りながら、民間委託が進んだ。指定管理者制度となると業者に自主性をもって やっていただくことになる。区の職員が監視したり、指導することはしにくい(法的な問題があるため)。

・全体でどう遊ぶか、見守っている人がいないと安定した生活ができないのでは?

・週1回程度では不安。

・指定管理者制度の契約期間は5年。今までは毎年見直しがあり、最長5年であった。なにかおこったときには話し合いの場をもうけるという

・ なぜ榎町では指定管理者制度をとらないのか?という疑問に対して、地方自治法の住民サービスでは、公の施設、たとえば児童館、ことぶき館は指定管理者制度 を導入できると決められている。早稲田南町は、まず児童館に指定管理者制度を導入できる。しかし信濃町や榎町はこども家庭支援センターあり、区の直営であ るため、そのなかの一部分は指定管理者制度を導入できないという決まりがある。

・何年か先に区内の全館を業務委託する動きがあるのか?新宿区はそれはない、と区は明言。公設公営館をのこす。児童館や学童クラブのノウハウをもたないと、外の業者の評価ができないのでは、と以前から連協は提案し続けているが、それが公式に認められたと思ってもよい。

・ 早稲田南町は児童館も学童クラブも地域交流館も同業者への委託となるが、児童に対しても高齢者に対してもできるのか、という問題がある。でも今委託してい るワーカーズコープはたまたま両方ともやっている。ワーカーズコープについては、榎町、早稲田南町ともに評価は良好で、とくに榎町はぜひ来年もやっていた だきたい、という意見。

・学童クラブはこれまで公設公営で、民間が参与してこなかった。これが実態。区の指導員が運営を見守ることはとても大事であると常々言ってきている。

・西新宿は学童クラブの経験がない業者に委託された。早稲田南は経験していた。この差は大きいのでは。

3)連協大運動会について
手作りで、アットホームな運動会。ぜひ参加を、そしてお手伝いよろしくお願いします。
リレー、騎馬戦・・・等大人も楽しめます。動きやすい格好でお出かけください。

・参加費の集金や人数の最終集約は当日までに。ただし以前把握している数と変更があったときには事務局長・三島さん  運動会担当役員・川端さん  に連絡を。

●日時:11月2日9:00〜 雨天決行(運動場がつかえない場合は体育館で館対抗ドッジボール大会などの予定。参加賞あり)

●場所:牛込一中運動場、体育館
・自転車置き場はつくるが、スペースが広くはないのでできるだけ電車やバスなどでお越しください。
・自転車を大久保通り側のグランドの入り口に停めないでください。斜め前に運送会社があり、大型車が通るので危険です。正門側の指定した自転車置き場にとめてください。

●各館での持ち物
ゼッケン(ビブス)、旗、竿
救急セット

●準備、片づけについて
準備は、前日に役員が行うので、当日のお手伝いをお願いします。
当日の準備は各館1名以上 できれば2名(力仕事があるので男性が望ましい)
8時牛込一中集合

●参加費について
・指導員や保育園の先生の参加費は連協負担
・来年はいる保育園児(年長児)は、連協が参加費100円負担。ただしおみやげがほしい園児は300円個人、または各学童クラブもち

●バザーについて
・紙袋やスーパーのビニール袋など、購入した品物を入れる袋を各自持参
・靴を入れる袋を持参
・10円単位のものが多いので、おつりがないように子どもには10円玉をもたせたほうが望ましい
・ 11月1日バザー品搬入 13時〜15時 牛込一中の正門(路地の奧にある校庭に面してないほう)。行きのタクシー代は連協より支給。11月2日の運動会 に本部までもってきてください。各館複数名での搬入が望ましいが、役員が搬入の手伝いをするため、1人での運び込みも可
・バザーは昼休みに行う。バザーの提供品を各館で集めて、値付けをし、前日に運んでください。値付けに関してはここをクリック。
・ゼッケン(ビブス)、旗、竿も前日バザー品とともに持ち込みも可。
・ バザーは昼休みに行うため、バザー担当者は昼休みに販売作業をしていただきます。バザー品の設営はその前に行うため、11時頃集合してください、とアナウ ンスをします。アナウンスがあったら体育館に集合してください。各館2名。ポケット付きのエプロンを着用すると便利。早めに食事をしておいてください。

●各館の役割
・実行委員長 西落合
・景品購入 参加賞戸山 おやつ上落合 宝探し早稲田南(袋に入れた状態で)
・選手宣誓 富久、薬王寺

●競技について
(騎馬戦に関して多数の意見)
・女性の騎馬戦があるが、昨年はみんな出たがらず、勧誘がすごかった思いがある。大人の女性の上に学童児子どもが乗るのはどうか
逆に大きい大人の上に小さい子どもが乗る方が危ないのでは。また卒館した4年以上の 女の子の出番がなくなってしまう。さまざまな意見を考慮して、今年は 大人女性の上に乗るのはできれば小学生OG。人数が足りない場合は学童児でもよいが、できれば身体が大きい子に。また大人は上が子どもであることを考慮し て競技を楽しんでください。
・学童児は1〜3年。騎馬戦をやったことがない学年なのでルールを知らないままやるのは危険
・騎馬の組み方がわからない子が多い
・女性のなかにも楽しんでやっている人もいたり、騎馬戦に限らず、ふだんは見えない意外な面を発見することもできる
・男性大人で,Tシャツが破れたり、コンタクトに傷がついたことがあった。上に乗る人には軍手をさせてほしい  軍手をすることに決定

(館対抗リレー)
・館対抗リレーは1年男女、2年男女、3年男女、OB男女、女性3,男性3の計12名中高生は男女1人までにしてください。上の学年への振り替えは可能。人数が集まらない館は2度走るか、他館に援助をもとめてください。
・1つの館で2チーム出るのは可能。

●その他、および注意事項
・フェンスにのぼらない
・ゲーム機をもってこない
・サッカーやキャッチボールはしない。競技中にボールが中に入ると危険なため、

4)その他
連協OB 那須様より
「手作りの運動会なのでなんらかの手抜かりがあるかもしれない。でも許し合うことが大切。どんなことがおこっても絶対に責めないように。今年やってうまくいかなかったことは来年に活かすつもりで楽しんでください」

連協・内田会長より
「昨年、参加していないが、話しをきいているとわくわくしてきた。周りの人をどんどん誘って楽しみましょう」

5)次回運営委員会について
次回は11月15日(土)18:00〜20:30
場所は富久町児童館