平成21年9月 日
新宿区長
中山 弘子 様
新宿区子ども家庭部部長
伊藤 陽子 様
新型インフルエンザ発生における児童館・学童クラブ事業の対応に関する要望
新宿区学童保育連絡協議会
会長 内田 優子
貴職におかれましては、平素より、子どもたちの健全育成ならびに連協の活動にご理解、ご配慮いただき、厚く御礼申し上げます。
さて、新宿区内におきましても、新型インフルエンザの発生が確認され、感染拡大防止について対策を講じていることと思いますが、学年閉鎖、学級閉鎖にになった児童に対する児童館、学童クラブの利用について、要望いたしますので、是非ともご検討いただいたうえで、早急に対応いただきますようお願い申し上げます。
要 望
1.区内の児童館、学童クラブで新型インフルエンザの対応をあらためてご周知頂き、館ごとで対応が違うということがないようにしてください。
現在、区内の小・中学校では、新型インフルエンザの発生により、感染拡大防止策として、学年閉鎖や学級閉鎖といった対応がとられています。学年閉鎖、学級閉鎖になった学年やクラスの児童は、その期間内の児童館(学童クラブを含む)の利用の自粛を中山区長名で通知されているところでございますが、館によっては、学年閉鎖、学級閉鎖が出ている学校全体の児童に対して利用を自粛するよう促している、インフルエンザが感染してしまうなどで児童が館内で差別にあっている館もあると聞いています。
つきましては、各館の館長や指導員に対して、新型インフルエンザに対して全ての館が同様の対応ができるように再度、新宿区として周知を図ってください。
2.学年閉鎖、学級閉鎖になった学年、クラスの児童に対しても家庭状況を鑑み、期間中に児童館(学童クラブを含む)を利用できるよう配慮をしてください。
新宿区では、学年閉鎖、学級閉鎖になった学年やクラスの児童は、その期間内の児童館(学童クラブを含む)の利用の自粛を中山区長名で促しています。しかし、家庭によっては、両親ともに仕事を休むことができないなどの理由により、行き場をなくしてしまう子どもが出てきています。また、まだ新型インフルエンザが発生していない児童の親も常にその心配をしながら仕事に向き合わなければなりません。保育園では、新型インフルエンザが発生しても、学級閉鎖になることはなく、親は安心して仕事に打ち込むことができます。新型インフルエンザは弱毒性であり、2~3日もすれば症状も治まり、体調も回復するなどの状況です。
つきましては、学年閉鎖や学級閉鎖になっているクラスの新型インフルエンザを感染していない児童に対しては、家庭状況等を踏まえ、児童館(学童クラブを含む)の利用について柔軟に対応していただきますようお願い申し上げます。
以上