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運営委員会の議事録です。

2006年6月18日 総会議事録

第30回総会の報告
2006年6月18日

時間: 13:00〜16:30
場所:新宿区立牛込仲之小学校 多目的ホール
参加者:93名
(14父母会47名、役員10名、OB会2名、来賓3名)
(小学生17名、幼児6名、託児担当学生8名)

総会式次第)*以下敬称略
1 挨拶
2 報告
・ 2005年度活動概要
・ 学童クラブ受入れ調整
・ 民間業務委託の現状
・ 学童クラブ運営改善の要望
・ 決算および予算案
3 連絡
・ 連協大運動会について
4 フリーディスカッション
・ 学童のお迎え、どうしていますか?
・ 卒館したら?
5 2006年度役員および予算案 承認
6 閉会の挨拶

司会:千野(早稲田南) 
配布資料:総会資料冊子、各学童のおやつ献立表抜粋

発言要旨)
1挨拶
●2005年度 松永会長(中落合)
・ 本年も総会が迎えられ、多くの保護者の皆様のご尽力に感謝する。7月の都研集会では「空き地にあった大切な子どもの世界、今は学童保育に」をテーマに掲げ たが、新宿区でも近年学童の在り方が多種多様になっている。新自由主義の名の下、教育や保育の場にも「市場原理」の影響が顔を出しているのを感じる。学童 に安全ばかりを望むことなく、子どもたちの豊かな成長の場であって欲しいと願う。私たち保護者が知恵を出し合い、指導員、地域、学校、行政と繋がりあって こそ、保護者の安堵の場となる。父母会活動には様々な悩みがあると思うが、連協を“一緒に考える場”として元気をもらってほしい。(全文は総会資料を参 照)

●来賓(新宿区議会福祉健康委員会 かわの達男議員)
33年前に百人町学童クラブに息子がお世話になり、父母会活動に携わっ ていた経験がある。かぎっ子対策として始まった学童だが、子どもが生き生きと育っていくために大切な施設だと考えている。戸2小内学童新設や利用調整も、 保護者の皆さんの声があったからこそ変えることができた。これからもみなさんと共ににがんばっていただきたい。

●来賓(新宿区議会福祉健康委員会委員長 近藤なつ子議員)
保護者の皆さんには議会に何度も傍聴に来ていただいた。今回は免れた利用調整ではあるが、新宿区でも学童の需要が急増していおり、引き続き注視する必要がある。子どもは以前、早稲田南に在籍し、自身も学童クラブ(区外)に2キロ歩いて通った経験がある。
民間が全て悪いと言うことではないが、委託後も質が変わらないまたは向上するなどしっかりした基盤が確保されてこその話。戸二小内学童は来年いっぱいは区営という方向だが、次年度以降の運営については区は検討中である。ぜひ父母の意見を寄せていただきたい。

●来賓(東京都連協 田渕美香指導員(江戸川区連協)
学 童の指導員をしている。江戸川では全児童対策が行われている。一般の子も一緒に見ているので、多い時で140名にもなる。ただ「遊びにきている子」と「来 なくてはいけない子」と利用目的が根本的に違う子を一緒にみる難しさを日々感じている。現場にいる指導員たちを励まし、積極的に話し合っていただきたい。 父母の力は大きい。7月2日の東京の学童保育研修会にぜひ参加を。

●OB会長(大澤(北新宿第二OB))
様々な資料提供や「ようこそ学童保育」の発行や運動会の手伝いなど、連協の活動に携わっている。卒館してもぜひOBとしてかかわりを持ってほしい。

●各館出席者より挨拶
早稲田南町、西新宿、信濃町、薬王寺、戸山、北新宿第一、北新宿第二、北山伏、上落合、中落合、高田馬場第一、高田馬場第二、西落合、中井、

2報告 及び 質疑応答
●活動報告、来年度の予定(岡本)
(総会資料 P2参照)

●学童クラブの受入れ調整(笠間)
待機児童も止む無しという区の方針転換に対し、要望書、議会への陳情などを行った。高二には区から12月に正式に説明があり、署名は1週間で200筆を超えた。議会では各議員より積極的な意見が出され、各父母会からも要望書が提出された。
区 からは「強制はしない」「待機児は出さない」との回答を引き出し、利用調整の要請は行われたものの、結果として待機児は出なかった。しかし「撤回」されて いないということでは予断を許さない状況と認識している。(夏休み明けに)戸二小内に新たな学童ができることになったが、校庭利用など未だ不確定の事項も 多く、区にはできるだけ早めに経過について報告するように父母会から要請している。
6月23日に説明会が行われる。

Q>実際に料調整が行われたとあったが、どのように?
>A高二では9名に要請があったが、同意が得られず調整されなかった。事件続きの世情で待機児を出すということはできないだろう。

Q>撤回していないというのが気がかりだが、本来の規定ではどうだったのか?
>A これまでも区が配布する「利用のしおり」には記載されていたが、実際は行われていなかった。今回はそれを強行しようという姿勢があった。連協としては定員 オーバーでの受入れについては以前から問題視しており、増館の要望もしてきていた。その中で空き教室や土地の利用についても打診したが、教育委員会との調 整を理由に棚上げされていた経緯がある。それが今回あっさりと新設されることになった。

●民間業務委託館の現状(岡崎)
西新宿子ども館、業務委託3年目である。以前の西新宿は非常に狭く、父母会では移転を要望していたのだが、区からは移転とセットで民間業務委託が提案された。
公 募11社応募、書類選考にて9社がプレゼンに参加した。内訳は企業8、NPO法人1、社福0だった。区が設置した選考委員会では資本金の多い企業のポイン トが高かった。他にも大切なことがあるにも関わらず、区から見ると「資本が多いこと=安定した優良業者」ということになってしまうのだと実感。西新宿は結 果、企業に決定した。同時期に早稲田南町、榎町も民間業務委託となったが、西新宿と比べ現状に差を感じている。同じくプレゼンでの業者選択であったが、参 加した保護者の数が圧倒的に違ったことが大きかったかもしれない。
民間委託の場合、(コスト削減により)一般的には指導員の年齢が若くならざるを 得ず、経験不足が不安視されるが、早稲田南町いい意味で若さが生かされていると聞く。西新宿の職員平均年齢は40歳台後半であったものの、児童と関わりを 持つことがが少ない職員だったために、意思疎通が取れず、保護者も子どもも混乱を極めた初年度だったように思う。運営協議会が設置され、問題があれば業者 との契約更新の可否も視野に入れるという位置づけだった。が、実際は児童館全体について話し合う場であり、学童の問題ばかりを話せるような場にはなってい ない。委員会構成は学童保護者以外にも児童館利用者地域住民がいる。区も同席するが、積極的には関わる姿勢はない。「委託してしまえばしらんぷり」という ことなのか?エレベーターの事件もだが「コスト重視ばかり。大きな事故でも起こらないと動かないのか?」と憤りを感じる。
父母と業者との関係で は、意思疎通ができた頃に辞めてしまうという悩みがある。業務委託そのものが区との1年更新のために、業者としても有期雇用という形態にならざるを得ない という。コスト削減という視点から始まった民間委託なので、給与も抑えられ、長く勤めるのは難しい現実だ。
早稲田南のことを聞くと、委託業者に恵 まれず「運が悪かったのかもしれない」と思う。嘆いてばかりはいられないので、父母たちは今いる職員と話し合いを持ち、何とか改善をして行こうと努力して いる。やはり選ぶ段階からきちんとみていかないと大変なことになる。決まってしまってからでは遅いのだ、と痛感している。建前上、業者変更も視野に入れた 協議会が設置されても、実際に変えることは困難であり、大変な労力を要する。

Q>連協から業者選定に関しての要望はあげていないのか?
>A公募要件として、保育園のように「社会福祉法人限定で」と要請はしている。選定するにあてっては保護者側も「保育の質とは?」「学童とは?」をしっかりと考えていかなければならないだろう。
Q>運営協議会のメンバーの選考基準は?もっと該当の父母会から人数を出すことはできないのか?
A> 利用している保護者はもちろん、近隣の学校の保護者や地域で活動している方たちなど、広く呼びかけられる。定員が無いにもかかわらず、手を上げる保護者が 少ないという現実がある。年3回であっても参加はなかなか難しいらしい。連協としては「関われる方は積極的に」と父母会から出てもらっている。これまで、 連協に対し区から直接に協議会参加の要請は来なかったが、これからは必ず声をかけてもらうように要望したい。

●学童クラブ運営改善要望(三島)
(総会資料 P3、4参照)
1)この3年間で運営を改善したり、話し合いをしたこと。
・総会の時間配分の工夫 
・運営委員会開催場所を持ち回る
・会議中の託児実施
・学童保育の質についての学習
・新たな連絡体制の構築 
・おやつの献立比較
・議事録の配布
2) 18年度に重点として取り組みたいこと
・運営改善の継続
・今後も子育ての悩みや経験を話し合い、相互支援ができる場に
・私たちが求める学童の質についての学習、交流
・全国で猛烈な勢いで進み、学童が壊される悲惨な全児童対策事業が新宿に導入されぬよう努力する
・子ども家庭課との合同研究会ができるように連携を進める

●会計報告(澤田)
(総会資料 P5参照)
・ 総会資料は例年の個人的な負担を考え、外注とした。(印刷だけで十数時間の徹夜作業だった)
・ 託児の謝礼は急な人数増など状況に応じ加算した。(交通費込み)
・ 来年度は連協の要請による議会傍聴などのために欠勤する方のために「行動費」を新設する。(平日昼間に行われる議会傍聴は勤務を休んで参加することになる。今年度は欠勤扱いとなったマイナス分を個人の持出しに頼るなど、負担が大きかった。)

●各父母会の活動
<早稲田南>
お弁当実施。父母会3回、歓迎会、お別れ会、昼食会。今年度は夏休みの昼食会を増やす予定。
<西新宿>
お弁当実施。夏休みキャンプ、カレーパーティー、クリスマス会。
<信濃町>
お弁当実施(週2回程度)。父母会3回、1泊2日のキャンプ、キャンドルナイト&花火、地元のお祭りへの参加。
<薬王寺>
お弁当実施。父母会3回、親睦会、芦ノ湖キャンプ、サンバ祭り、クリスマス会などは児童館と共催。
連絡網は保護者の了解を得て作成した。
<戸山>
お弁当なし。カレーライス、お楽しみ会、お別れ会、お別れ遠足、戸山祭りへの参加。
<北新宿第一>
お弁当なし。クラブニュース月1回、夕涼み会、クリスマス会、お別れ会。
<中井>
お弁当実施。(年4〜5回)父母会3回、学童での昼食作り。
<北新宿第二>
お弁当実施。父母会3回、歓迎会、キャンプ、地元の祭りへの参加、お別れ会。
<北山伏>
お弁当実施。(週2回)父母会3回、保護者による昼食作り。
<上落合>
お弁当実施。(休み期間中は毎日)父母会3回、歓迎会、自主運営のイベントへの参加、クリスマス会、お別れ会はクラブと共催。
<中落合>
お弁当実施。(デポジット制、年間予定表を作成)ピクニック、今年度からは2クラスとなったが、特に問題なく過ごしている。
<高田馬場第二>
お弁当実施。学年別の親睦会、野球観戦、秩父一泊旅行。
<高田馬場第一>
お弁当実施。(父母会ということではなく、有志で)父母会独自の活動はあまりなく、館主導のものに参加した。民間業務委託の計画もあり、来年度は活発にしていきたい。
<西落合>
お弁当実施。父母会は月1回実施、それに合わせて毎月ニュース発行、クリスマス会、卒館生を送る会、手作りおやつの会

3フリーディスカッション
学 童の保護者の集まりである連協は制度の問題点を話し合う場であると同時に、同じ悩みを持つ親同士が気軽に話をできる場だと考えている。今日は運営委員会な どで出された2つのトピックについてフリーディスカッションしたい。学童暦の長い先輩保護者も多くいるので、ぜひアドバイスを。

① 学童のお迎え、どうしていますか?
3年生の子。毎日お迎えに行っているが「卒館後のことも考えて、そろそろ一人で帰らせる練習を始めたほうがいい」と指導員から勧められている。親自身はまだまだ不安。「一人で帰ることに慣れさせるべき」「やはり保護は必要」という2つの考えの間で非常に戸惑っている。
・ 自立はさせたいが「何かあったら?」を考えると、きつくても迎えにいってしまう。
・ 徒歩一分に所に住んでいるが、本人が強くお迎えを希望しているため毎日行っている。
・ 男の子なので、夏休み一週間試したことがある。鍵を無くすなど失敗もあったが、慣れてくれた。
・ 上の子(高3、高2)の時は学童に迎えにくる親はほとんど見られなかったが、今は多い。それだけ危ない世情なのだと思う。うちは1年生から一人が帰り。いつ親がいなくなっても大丈夫なように自立させたいという考えだ。
・ 同居の親が迎えに行っているが、本人は一人帰りを希望している。
・ 2年生になってからは本人の希望もあり、一人帰り。1年生の夏休みを気に行動が変わった。所属の学童では外遊びができないので、一人の行き帰りのひと時を楽しんでいるらしい。(不安もあるが)見守っていきたいと思う。鍵のかけ方などは普段から慣れさせた。
・ 暗くなる時期は早めの下館をお願いしている。時と場合によって帰宅方法を変えている。
・ 自立ということ以前に、ここ最近の事件を考えると「子どもを一人歩きさせない」ということを重視せざるを得ない状況だ。親が付き添えなくても、集団で行動させるようにしている。
・ 帰宅経路が非常に暗く、一人では帰らせられない。

②卒館したら?
・ 卒館は保育園から学校に入れる時と同じような不安がある。4年になるまでに徐々に教えていきたいと思う。子どもが突然はしごを外されたような思いにならないように、できるだけ不安は軽くしてあげたい。
・ 男子。学童が大好きで、通わなくなることは考えられない感じだったが、3年生の1月に骨折し、自宅で留守番する経験をした。これを機に自宅での過ごし方を覚えたようだ。
・ 環境や世情が大きく関係している。現在4年生の子の時は卒園後すぐに一人帰りだが、下の子は週2回程度お迎えに行っている。
・ 2年生女子。今から「4年生になるのが怖い」と言われている。一人になることへの恐怖感があるようで、長期休業中などに一人で昼食をとることに負担を感じているらしい。近くに親類もいないので、転職も考えている。
・ 4年生男子。卒館後も休みのときはお弁当を持って1日中過ごしている。
・ 「一人になるのが怖い」と言われている。
・ 上の子は障害があり6年生までみて貰える。下の子は4年生になったらどうするのだろう?との不安がある。
・ 1年生。初めての夏休みに向け、慣れさせたいと思っている。友達の家に遊びに行く機会も増え、親に世話をかけることもあるだろう。専業主婦家庭の親とどう付き合うか?少し不安。
・ 子どもは4人。卒館した3人は鍵を無くす、玄関の前で泣いていたことは各々数回あった。近所に知り合いを作り、何かの時は助けてもらえるような関係を築い ていくべきだと思う。一般の子の親との付き合いも、折々の感謝をしつつ気軽に付き合いをしていいのではないか?夏休みを過ぎると子どもは成長する。親の心 配と子どもの「自立したい」という気持ちのバランスが大切。よく話し合うようにしたい。朝食、夕食を多めに作って昼に食べるようにさせている。工夫をし、 無理しないことが大切。

3 連絡
●連協大運動会(川端)
10月29日(日) 場所については検討中。
・昨年は580名の参加があった。自分たちで手作りし、子どもだけでなく、大人も楽しめる運動会。
競技は幼児から大人まで参加できる内容になっている。例年11月3日となっていたが、学校行事もあり近年は10月第4日曜。今年は戸山小が工事期間と重なるため、牛込第一中学校を予定している。
例年通り、昼休みを利用したバザーも実施。各館でご協力をお願いしたい。
詳細は9月の運営委員会で説明する。

●メーリングリストとウェブサイト(千野)
・ 連協の活動のほとんどはこのシステムを通じて行われている。
・ このため各館2名以上の登録をお願いしているが、その他の方も登録可能なのでぜひ。
・ 主に予定と報告が流れるが、気軽に日常の情報交換もできる場にしていきたい。
・ メーリングリストはクローズドのため、登録者以外には流れない。
・ 会社によっては受信料がかかるが、携帯でも参加、閲覧可能である。

4 承認
議長選出:鈴木(早稲田南町)
監査担当:早稲田南、中落合

2005年度決算  − 拍手により承認
2006年度予算案 − 拍手により承認
2006年度役員  − 拍手により承認

5 挨拶
2006年度 片岡会長(信濃町)
様々な場面で連協の力を感じていた。これまでは傍観者として出席していたが、昨年の利用調整の問題を通じ、自分自身も何かやらなければと思った。
卒館後の話が出ていたが、個人的には隣の区が6年生まで利用できるのをみると「なぜ?」と疑問が湧き上がっている。「頑張れば新宿区でも実現できるかもしれない」との期待も強く持っており、これから積極的に活動したいと思っている。
連協としては今年度の課題として、戸二小の学校内学童、省我会の民説民営学童、西落合の民間業務委託がある。
これからも気軽に何でも話し合える場にしたいと思う。

以上
(報告:岡本)

2006年4月16日 運営委員会議事録

連協運営委員会の報告
2006年4月15日
時間:18:00〜20:30
場所:中落合ことぶき館

議題)
1 区への要望書について
福祉部長子ども家庭課長が変わり、再度福祉部の姿勢を問う要望書を提出し、懇談会の申し入れを行う。
(要望書は別紙 またはHP http://shinjuku-renkyo.seesaa.net/参照)

2 今後の予定
5/12(金)
・福祉部との懇談会 19:00~21:00 高田馬場第2児童館学童クラブ室にて

5/20(土)
・連協運営委員会 18:00~20:00 場所未定
・新宿せいが学童クラブ事業内容説明会 時間未定 落合第1地域センターにて

6/18(日)
・連協総会 時間、場所未定

意見)
1  次世代育成協議会に同席した区長に「民間の活力を入れて切磋琢磨もいいが、家庭代わりの学童の先生が、西新宿では2年で9名もやめている。これでは子ど もが安定できない。目に余る事態であり、運営改善を求めたい。」と訴えた。区長は状況を把握していない様子で、「それが事実なら問題である。」と発言。丸 投げで放りっぱなしでは環境が壊され、子どもたちがつらい思いをする。
先日の勉強会でも企業系業者の参入は派遣のような雇用形態が多く、人材が安定しないため問題が多いという意見が出された。これまでのやり方をきちんと見直す事無く、無制限に民間業務委託を推進することは子どもたちへ悪影響を与えるとの不安もあり、慎重に検討すべきである。
今後も引き続き定員オーバー館が増えていくと考えられ、増館の要望もしたい。
また各館での定員増への対応や、はじかれた人がいないかなど意見を出してもらい、要望書に反映させたい。

・ 早稲田南では(業務委託後に)辞めた人はいない。業者内での人事異動のみ。年4〜5回の協議会で業者、保護者、地域住民が話し合いの場を持ち、状況を把握 し答申している。区立時代も経験しているが、満足できている。指導員も若返り、子どもたちには良いのではとも思う。ただし今の状況は”運が良かった”とい う感が否めない。業者選定のプレゼンを見たがあまりレベルが高いとは思えなかった。たまたま恵まれたのだと思うし、判断は難しい。
・該当する館だけでなく、みんなで興味を持ち見極められるようにしたい。
・公設公営の館にきちんとした指導員がいるにも拘らずそれを評価せず、民間委託していくという区の姿勢が問題だ。
・”こども館”へシフトするということは中高生の居場所を奪うことになる。
・切磋琢磨というなら公営、民営それぞれの良さを出すべき。「公営はダメ」と決め付け、すごいスピードで民間委託を進めようとしている。
・今回問題にはなっているが、西新宿でも指導員との良い人間関係ができつつあった。が、辞めざるを得ないのはやはり雇用形態の問題が大きいのかもしれない。早稲田南と違って区から配置されているソーシャルワーカー(以下SW)との接点が殆どない。
・SWは委託先の職員に口を出せないことになっているという。
・色々な経緯はあるだろうが、SWの明確な位置づけを求めていったほうが良い。保護者としては”指導員として”入ってもらいたい。
・SWについてはどのような理念と指針を持っているのか、区に確認したい。
・ 西落合の説明会では業務委託について区は「デメリットはない」と言いきっていたが、そんなことはあるはずも無く、不安が募った。委託をすればサービスが向 上すると説明され、父母の中には「早朝当番をやらなくても済むなら良いのでは」という人もいた。今回初めて選考委員として保護者代表が1名入ることになっ た。
・それは画期的なことだ。これまでは選定の過程が明らかにされず、不信感もあった。透明性が高まるという点では評価できる。保育園と違い、歴史の浅い学童は父母の役割が大きい。
・「応募してきた業者全てが”ダメ”だったらどうするか?」との質問には「再募集する」と答えていたが実際はどうなるか不明だ。

(学年調整枠の撤廃について)
・利用調整をやめるべき、とするのであればこの要望は不要と思われるが。
・学年調整そのものが利用調整を前提にしているので、表現には注意したい。
・実際には今回も”調整は行われた”が”(区の要請に)応じた人はいなかった”ということ。
・要望書への回答文に「父母の要望があれば見直すことも検討」とあったため、今回の要望書に入れることにした。
・12月の文書そのものを撤回してほしいとすべきだろう。
・区の政策として学校選択性を行ったのに、そのひずみをこのような形で被るのは納得がいかない。
(中落合・省我会学童クラブについて)
・保育園に併設している。民設のため、これまでの児童館とは違い、一般児と一緒には遊べない。
・学童として”中落合の代替”になるのか?利用料も違うだろう。
・中落合は今年度も利用者増で、2クラス制になったが、「来年は落四が省我に行くから」というムードが漂っている。
・中落合の指導員は運営が大変な中、工夫してよくやってくれている。
・様々な遊びを提供してくれる児童館併設に慣れている子どもが、行きたがるかどうか?
・ 入所については直接契約であるということがわかった。今年度初めに説明に来たときは話されなかった。入所可否を選別しなければならない省我会も戸惑ってい る様子だった。入所希望が多い場合は”より必要な状態”を説明するために、デリケートな情報も話さなければならないだろう。保護者としても抵抗があるが、 そのような情報を抱えなければならない社福も負担だと思う。
・5月20日(土)に説明会が開かれる。
(定員増に対応する改修について)
・保護者から見て疑問に思うような改修がみられる。ぜひ話し合いをして、利用者の意見に耳を傾けるようにして欲しい。
(その他)
・なぜ、こんなに人数の偏りができたのかを考えるべき。親自身もよく考え、自らも動き、区に現状を知ってもらう努力をすべき。区に声を届ける方法は何かしらあるはず。
・縦割り行政の弊害が出ている。
・今回の利用調整の問題提起や、新しく学童を作らせたことは父母の声があったからこそ。なかなか動かない福祉部を動かした。このことは各父母会でぜひ伝えていただきたい。
・新入生向けに配付される学校案内に学童の案内も同封して欲しい。

(年度初めにあたり各父母会から連協へ)
・小さなことからコツコツやりたい。
・あきらめず、何度でも言う事が大切だと思った。今回は前進する事ができてうれしかった。
・初めて出席した。父母会経由で情報は得ていたが、自由に意見を出し合っているのが良いと思う。区には子どもは社会で育てるという行政になって欲しい。
・同じ公務員という立場から、担当課の枠を超えて何かをすることの難しさは想像がつく。が、具体的な事例をあげ、意見をぶつけていけば必ず応えると思う。
・久しぶりの参加だったが、改めて連協を頼もしく思った。多くの父母に参加してもらうのは難しいが、こういう会の大切さを知ってもらいたい。
・民営化もあり、連協の大切さを実感している。自身の関心も高いので、OBになっても関わりたいと思っている。
・連協には愛着もある。
・不満はあっても現状に甘んじて変えていこうと思わない人たちが多い。変えていきたい。
・ゴタゴタが多すぎて、麻痺してしまうような1年だった。こういう場にくると異常さが実感できる。
・みんなで話すことで希望が見えてくる。
・父母会運営に関する悩みはみんなが持っている。、意見が合わなくても”何かを言ってくる人”は切っ掛けがあれば”話せる人”になる。
・2年ほど参加しているが、毎回パワーをもらっている。学童の雰囲気がいいのは父母会の力によるものが大きいと思う。
・保育園でも学童でも親自身が”育ててもらった”という気がして、感謝。それに逆行するような行政の動きには不安を感じる。

(岡本)

2006年2月4日 運営委員会議事録

連協運営委員会の報告
2006年2月4日

時間:18:00〜20:10
場所:高田馬場第一ことぶき館

議題)

1 利用調整をめぐっての動き、高二父母会への説明会報告(配布資料参照)
2 私たちが大事にしたい学童クラブ・児童館の質についての意見交換、交流会の開催について
>>3月11日( 土 )14:00〜16:30予定(場所は近日中に決定)
3 生活塾の普及促進に関わる実証実験の実施についての説明会(配布資料参照)
4 その他
>>馬場一学童クラブの移転、民営化計画に関する説明会
>>2月19日( 土 )10:30〜 馬場一児童館にて(当該保護者以外の参加も可)

意見)

1 利用調整をめぐっての動き、高二父母会への説明会報告

・ここまでいくとは予想もしなかった展開で、私たちが大事にしようとした思いが当面ではありますが受け入れられた。最近には無かった画期的な出来事である。皆さんと一緒に振り返り、成果を確認し合いたい。

−高二父母会より報告(配布資料参照)−
・「利用調整を止める」とは言っていないが、「待機は出さない」と明言している。これは連協と頑張ってきた成果である。

<保護者からの意見抜粋>
・「待機児は出さない」としているのだから、相談会は不要ではないか?
区)今年度の対象は9名いるが、話だけはさせてもらう。それでも高二に希望するなら受け入れる。戸二小の児童には学校内のクラブへ行って欲しい。
・戸二小の子でも高二の近くに住んでいる場合は受け入れてくれるのか?
区)教育委員会にこれだけ言ったのだから、できるだけ行ってもらいたい。
・もっと柔軟に対応して欲しい。
区)できれば平日は戸二へ、人数の少ない土曜は高二に行って欲しいと考えている。
・長期休暇の場合、開館時間までの待機場所は?高二の場合は子どもが遊ぶスペースがあるが、戸二は道路に面しているので待機する場が無い。
区)学校側との話もあり未定。
・学年調整枠の撤廃についてはこれからも言っていくべき。
・戸二小は来年の4月以降は校庭開放も含めての民間業務委託になるという。
・WFKは代替にならないと言っているのに、同じく児童館併設ではない民営の省我会については中落合の調整先となっている。
・内容がわからないと何とも比較のしようがないと思う。先日の説明会でも意見を伝え、省我会の資料も配ると聞いていたが配布されていない。
・“緊急対策”という言い方が気になる。子どもたちが翻弄されないか?来年度以降も継続していくのか?が不安。
・転居などで、これから申請する人たちへの影響が心配される。安易に調整されたりしないよう、区からも情報を提供するようにお願いした。
・高二をはじめ、各父母会や連協が要望書、陳情書などを出しがんばった成果だ。
・連協がきちんとがんばったことが大きいと思う。昔は3年生になるとやめるということがあった。一種の調整の手段として利用されていたという経緯があり、これではいけないと連協が動いた。連協の歴史的な運動の成果の蓄積が今に繋がっている。
・“区長と話そう”では学童の保護者を始め、安心と安全が様々な人から語られた。それと待機児を出すということの矛盾。保育園では“待機児ゼロ”を方針とする、一方で学童では“待機児を出す”という矛盾。様々な矛盾が広がった。
・ WFKの件を取り繕いたいというのがあったと感じる。しかし保護者たちが感情的にならず、冷静に正攻法でやっていった事が良かった。戸二小に新たな施設をつくらせたというのは大きい。WFKには議員自身も視察に行っており、保護者と同じような感覚を持っていた。
・学年調整枠の撤廃についてもきちんとやらせていく。
・高二だけでなく、他にも飛び火する可能性があったことは議員を動かすきっかけになったのだと思う。
・薬王寺は改修されないまま、定員だけが30名も増えている。要望書についての回答は未だきていない。放置して置けない問題はまだまだある。地域の実情を拾いながらこれからも様々な要望をしていく必要がある。
・省我会の学童が中落合の代替になるのか?は不明。サービスだけでなく、内容が知りたい。意見を出しながら作っていく必要があると感じる。
・そもそも子どもが「行きたい」というかどうか?も不安。
・「できない」と言いつつ、区がやる気になればほんの1ヶ月で事が決まっていくことが今回わかった。
・今月号のアエラに学童の特集がある。高二も取材を受けたが載らずに残念だが、それを差し引いても参考になる記事があるのでご購読を。
・アエラにも『区長がやる気になれば学童の充実が図れる。』と書いてある。そのとおりだと思う。
・様々なかたちで声を上げていくことが大切。
・区議会が動いてくれたのが大きかった。閉会中でも審議されたが、提出された陳情書が正式に審議されるのはこれから。利用調整の撤廃
・やはり役所は上にいかないと動かないものだと実感した。WFKへの対策は何もないのか?
・民間に対しての補助を増やすなどして、条件を揃えてやることは考えていないのか?
・民間に補助を増やすという方向になっていくのはどうか?やはり公設できちっとやっていくべきだと思う。
・区が自信もって勧めるわりには民間に対してのフォローが全くなされていないのはおかしい。
・今回の件についての説明は他館ではあったのか?
・早稲田南、中落合は文書が配布されたのみ。職員は個別に説明に応じてくれたが、区による説明会は無い。

2 私たちが大事にしたい学童クラブ・児童館の質についての意見交換、交流会の開催について

・3月の運営委員会当初の予定通り行わない。

下記の様な趣旨の会を開催したい。
今 回は福祉部も皆さんの行動で姿勢を変えたが、学童クラブの大事な部分がきちんとしていない為に思いつきのような政策を出してくるのだと思う。今後も学童ク ラブの入所希望は増え続けるだろう。いい加減な器だけの施設にさせないためにも、連協から「このような学童クラブを大事にしたい、作って欲しい」と提案し ていく事が大事である。幸い新宿にはきちんとした姿勢で学童クラブ事業に取り組んでいる社会福祉法人もある。
エイビイシイの片野園長、省我会の藤森園長、新宿区の指導員と連協からも思いを述べてもらい、そのあと交流会をする予定。
場所は未定だが、小学校かことぶき館などを考えている。

3/18(土)14:00〜16:30の予定
連協担当役員だけでなく、父母会、保育園保護者など広く呼びかけていただきたい。

3 生活塾の普及促進に関わる実証実験の実施についての説明会(配布資料参照)

・今年の3月から別紙の様な生活塾実証実験を2ヶ月間実施する。主な対象は学童クラブ児童となることが考えられる。詳細を知らせたいので説明会を実施させて欲しいと、福祉部子ども家庭課子ども家庭相談係から依頼がきた。日時と場所を指定して返事したいと思う。
・長期休業中の早朝利用は現在父母会のボランティアで補っているが、不公平感から父母からの不満の声もある。それならお金を出しても頼みたいとも思うが・・。
・年度初めには利用を希望する声もあったが「父母の持ち回りで」ということを言うと一斉に引いてしまうという事があった。お金を出しても利用したいという人はいるだろう。
・この文面からでは不明な点もあり、詳細を聞いてみたいと思う。
・あくまでも実験的ということなので、日程については連協に一任していただき、決まり次第報告する。

4 その他

・個人情報保護法に絡んで、名簿の取扱いをめぐっては今年度始めに問題が持ち上がった。来年度はスムーズに行われるよう、連協として区ときちんと話しておくことが必要。
・「お別れ会」について。父母会との共催、子どものみ、親子で、など様々。
・父母会費の使途についても意見をする人が多くなって来ている。
・馬場一の民営化について。父母会でアンケートを実施した。説明会には保育園保護者も参加予定。その他誰でも参加できるのでぜひ来館を。
・ 学童保育の今後に関わる大切なことでもあり、ぜひ連協からも参加したい。

以上

(岡本)

2006年1月14日 運営委員会議事録

連協運営委員会の報告
2006年 1月14日
場所:西新宿こども館
時間:18:00〜20:10

議題)
利用調整をめぐっての動き
1 連協として提出した要望書への回答報告
2 朝日新聞発行アエラの取材報告(1月23日発売予定)
3 区議会健康福祉委員会での高2父母会からの陳情書の審議報告
4 入所基準の変更も含めた調整について各館で話された事、意見など。
5 個人情報保護法関連の意見交換
6 その他
7 次回の運営委員会
2月4日(土)18:00〜 高田馬場第1学童クラブ(またはことぶき館)にて
(通常第2土曜ですが、情勢を考え来月は第1土曜としました。)

意見)
1 連協として提出した要望書への回答報告
・ 11月末に提出した要望書への答えが1月5日付けに来た。
(※区の回答読み上げ)
・ 要望は受けるが、調整は続けるという内容で区長名、印入りで回答された。
・ 早稲田南父母会としての要望書への回答も来た。同じような内容である。
・ これで終わりという事ではないので、やり取りは続く事になる。
・ 上落合からも提出している。詳細は不明。
・ 1月末に利用予定者の数が上がってくるので、その後の対応となるだろう。中落合などは実質、調整先が無いという現実。
・ 高2の要望書への回答も同じようなものだった。これまでとはあまり変わらず、「待機児が出ないように調整する」という内容に終始し、撤回という言葉は無かった。

2 朝日新聞発行アエラの取材報告
・ 知人の紹介でアエラから連絡があり、学童の特集記事で話を伺いたいとのこと。先週金曜(1/6)に取材を受けた。高2の父母も参加。
・ 記者が全国の自治体を調べた結果を聞くと、全体の流れとして同じようなことがおきているという。
・ 事件続きのこの時世に逆行するような施策を聞き、記者自身も非常に共感してくれた。
・ 1月23日に発売される。多くの取材をしており、今回の件がどの程度取り上げられるかは不明とのことだが、私たちの主張に沿っているようなら区長らに送付する事も考えている。
・ 子ども家庭課にもインタビューするとのことだった。
・ 事件が続いている世の中で、待機児を出すというのはおかしい。
・ このようなことがあって、学童の関連の記事にも目がいくようになった。結構、注目されていると感じた。
・ アエラ送付もいいが、同時に連協として(区議会の)委員会や福祉部長に懇談を申し込む、などの動きも必要だ。
・ 保護者たちに「待機児が出たら必ず連卿に報告を」を徹底する。

3 区議会福祉健康委員会での高2父母会からの陳情書の審議報告
(※議事メモ読み上げ)
・ 他の議題もある中、1時間程度の時間を割いて議論された。
・ 参考として、父母から出された意見も添付した。
・ 高2では個人面談の際に「来年度は入れるのか?」ということに集中してしまっているという。

4 入所基準の変更も含めた調整について各館で話されたこと、意見など。
・ 各館に説明済み、との課長の発言があったが、早稲田南では利用申請の説明はあったが「今年から利用調整をする」という説明はされていない。
・ 新1年生として申請書をとりに言ったら、書いてある事をさらっと説明された。区の言う”説明した”とはこのことか?と思う。新1年生は事情がわからないので、質問が出ないのではないかと思われる。
・ 特に説明が無い。(複数の館)
・ 「来年度のことで」と指導員に尋ねたら「うちは大丈夫ですよ」と言われた。
・ 多すぎるということでは分散する必要は感じているが、利用者の納得を得て欲しい。
・ 子どもの通う学童があまりにも遠いので、近くにできたらいいと思う。
・ 調整対象館にはなっていないが、今後を考えると利用が増加する傾向がある。四谷小内に学童をと何回も言ったが聞き入れられなかった。区は「地域の人も利用できる」を目指しているようだが、それなら跡地の学校にしてほしかった。
・ 年末にアンケートを実施した。その声も合わせて区への要望書を提出しようと準備している。
・ 統廃合により、学校は減り、学区域は大きくなっているという状況がある。
・ 今回の”WFKにどうしても送り込みたい”とやり方をみると”マンションの1室での学童を成功させたい””成功させて気軽に次々と作りたい”という区側の意図がみえる。
・ 区長を囲む会に出席した。利用調整の話を尋ねると区長が「落合地区では無い。別の地域の話である。」などと言われた。館長なども対象館では無いことから、あまり緊迫感がないようだ。
・ 対岸の火事と思っていたら大間違い。そのうちに降りかかってくることだ。
・ 対象館では無いが、父母は関心を持ってくれた。
・ 恵まれた環境にあるためか、問題を知らない父母もいる。
・ 移転前がかなりのオーバー館だったので、高2の状況は想像できる。対岸の火事だとは思えない。
・ 中落合では対象館でもあるので、父母全員に説明文を配布し、声を上げていくように要請した。区長へのはがきを出してくれている。
・ 薬王寺の”受入目安”が何故か100名に。驚いた。出席率も良く、一般の子も多数きているのでいくらなんでも無理な数字だ。どうやら館内に使用されていない部屋があるらしく、それが根拠と考えられる。要望書提出も準備中である。
・ 1番問題なのは出席率。在籍者有利で、新入生不利というのが問題。去年の9月から12月までをカウントするということを12月の時点で言われた。塾などに通わせている親は出席率にとても不安を覚えている。
・ 新1年生が不利になるというポイント制についてはどう説明されたのか?
・ 議会でも、様々な場面でも質問したが子ども家庭課は一切答えていない。
・ 出席率自体もあいまいな点が多いと聞いた。病欠の場合は出席扱いになるが、親からの申し出がないと欠席のままとなる。
・ これまでは高学年になるにしたがってマイナスになっていたのに、1年生が不利になるというのは非常に問題。
・ 低学年のほうが調整されるということが結果的に起こる。
・ 相談日について。クラブでも区でも相談を受けるというが、子どものことを全く知らない区に相談するより、よく知るクラブに相談に行くように勧めようと考えている。
・ 22年間待機児を出さなかったが、それを文書化したものが存在していなかった。この際、きちんと交わしたほうがいいのでは?条例を改定してもらう必要もあるかもしれない。
・ 昔は自営業や祖父母がいると入所できないという状況であった。
・ 福祉部長の発言に「今までに考えていなかった事を含め考えたい」とある。何かしら動きがあるかもしれない。連協として自信を持ってやってほしい。
・ 早稲田フロンティアキッズクラブ(以下WFK)に見学に行ってきた。
広さは100平方メートルくらいで、新目白通り沿いのビル内のワンルーム。
運営会社であるフューチャーフロンティアの副社長が対応してくれた。
>先生は2名(常勤1名、非常勤1名)プラス学生のボランティアが入る事がある。
>今は17時で全員が帰宅する。
>夜間学童は利用もニーズも無いことがわかり、来年度からは行わないこととした。
>学童クラブを運営して、子どもの変化を目の当たりにし、難しさを感じたという。
>WFKとしては定員30名となっているが、20名が最適と考えている。
>少人数ならではの学童を作って行きたい。
>高2から仕方なく来るのではなく、納得して選んで欲しい。
>区内の学童との交流が全く無く、区からの情報もほとんど無い。
>イベントなどがあれば声を掛けて頂きたい。参考にしたい。
>高2、利用調整の件は聞いていなかった。
>区の認可を受けている以上、苦しくても続けていく覚悟である。
・ ということで、訪問して初めてわかったこともあり、行って良かった。
・ 少人数ならではの保育を大切にという思いは伝わった。
・ 様々な”違い”をメリットとし、親子のニーズが合致すれば利用するのも良いだろうが、児童館併設のクラブとは全く違うので”高2の代替施設”とはなり得ない。
・ 区内の指導員が頻繁に受けている研修についても知らされておらず、区は都合のいいときだけ利用して、あまりにもひどいと思った。
・ 「待機児が出るかもしれない」と言えば少しは流れると区側は安易に考えていたのではないか?と思われる。

5 個人情報保護法関連の意見交換
・ 法の施行に合わせて学校などでの混乱はあるか?
・ 学童の父母会でも年度当初に混乱があったので、きちんとしていきたい。

6 その他何かあれば
・ 高1の建替え、移転について
近隣の中学校も合併に伴い移転の予定だが、非常に遠い場所であり問題。
こうした箱だけしか考えず、通えるかどうかなどが考慮されない区のやり方に不満。
・築35年の現施設を建替えと同時に保育園単独の施設とし、児童館、学童クラブは”こども館”として戸3小内に移転するという。
・ 子ども同士のつながりや、お年寄りとの触れ合いがあり町としての機能を途絶えさせてしまうことにもなる。
・ 高1の父母会では今回の件に関し、地域協議会に出席する予定である。
・ 地図上の考えだけでことを進めようとしている。
・ 信濃町の建物も築40年近く、耐震性が心配との声が出ている。
・ 今後の動きとしては 福祉部長や区長と直接話せるようにしたい。また区議会の委員会で発言できるように求めていく。
・ 2月中旬から利用相談が始まるが、何かあればぜひ報告を。        

(岡本)

2005年12月10日 運営委員会議事録

連協運営委員会の報告(2005年12月10日)

場所:高田馬場第2ことぶき館
時間:18:00~20:30

議題)

1 今回の急な定員オーバー館への受け入れ調整に関わる流れの説明
2 一番のターゲットにされている高2からの報告、父母会の様子など
3 質疑応答、意見交換、各館での受け止め方
4 連協としての今後の行動
5 児童館部会と連協役員の懇談会
12/16(金) 19:00〜 高田馬場第2ことぶき館
6 各館より
7 都研修会報告集寵愛作業
12/17(土) 13:00~ 本駒込北会館3階
8 1月の運営委員会
1月14日(土) 18:00~ 西新宿こども館

意見)

1 今回の急な定員オーバー館への受け入れ調整に関わる流れの説明

・ 来年度の学童利用者見込みは約900名から1000名へと増えているが、学校選択性制の影響により、アンバランスが出ている。大規模校への集中により定員 オーバー館が増えている。連協としても放置するわけにもいかず問題視していたが、具体的な解決策がなされず、やむなく受け入れ(定員を超えての)をさせて きた。
8月に連協として増館をとの要望書を提出した。戸塚市場跡地や学校の空き教室など既存の区の所有地を活用すべき。
区は早稲田フロンティアキッズ(以下WFK)で対処したと考えている。要望書提出直後の9月の懇談会では「無い」としていた戸山小の学校内学童が突如明らかに。そして12月には今回の高2の件。
・急遽、陳情書を議会に提出した。

(陳情書要旨を説明)

・早稲田南も要望書を提出している。
・ 陳情書は12/6に福祉健康委員会で審議された。陳情書、高2の説明会議事録が各議員に配布されていた。議員より「保護者の逼迫した心情が伝わる」との意 見あり。結果は継続審議となったが、委員長名で「今後も保護者を含め議論し、議会に報告する事」という趣旨のコメントがついた。
・区は「利用調整は条例にも定められており、これまでもやってきた」としているが、過去20年は保護者とも十分相談してやってきたのに、来年度から方針転換。
・児童館併設の学童の良さを知らない新1年生を中心に誘導される危険がある。

2 一番のターゲットにされている高2からの報告、父母会の様子など

・ 連協に入っていて本当に良かったと思った。今回の件に驚いている。説明会に参加したが「もう決まっている」という言い方だった。ポイント制云々についても 説明されたが、みんなが行けないという事ならだめ。他の利用調整館では説明会すら行わないのをみると、WFK対策としか思えない。
・「とにかくWFKに行ってほしい」の一点張りだった。子どもが戸二小に通っているが、教室は余っている。どうにかならないのか?校長からOKが出なかったとも聞いたが。
・WFKに誘導しているように感じた。
・WFKの問題点は何か?
・それぞれの判断はあるだろうが、”30名定員に5名しか通っていない”という事実はあるだろう。
・そもそも区が今年2月に募集をかけ、4月から運営させるという無理なスタートだった。しかも応募してきたのは1社のみだった。

3 質疑応答、意見交換、各館での受け止め方

・安心して預けられる所が1番なので、今回の件は心外である。親が良いと判断した所に通わせるのがなによりだ。
・問題が複雑ではあるが、話を聞いて徐々にわかってきた。議会やマスコミに対しても働きかけを行ってはどうか?
・定員割れの館なので実感は無いが、学童クラブという名を付けているにしてはあまりにも違いすぎる。
・かなり切迫している。もうすでに「新1年生は抽選かもしれない」という話まで出ている。
・うちの館もここ3年くらいは増え続けている。近隣の小学校は選択性の影響で抽選となっている。
・WFKが他館と同額だったらどうか?
・中身が問題であり、状況は変わらないだろう。
・5名しかいないのでは運営すら難しい。
・話を聞いていて、今回の件はWFKを潰さない為の策かな、と思ってしまった。
・自分の所は今は何とかなっているが、下の子のときはどうなるか。特定の民間事業者への誘導があるとしたら問題。
・友人が(系列の)施設を一次利用しているが特に問題ないと聞いてる。しかしそれと学童として利用するのは違う。
・同じフューチャーフロンティアが経営する河田町の施設のことだと思うが、託児や塾という要素が大きい。利用料も月10万円くらいかかるという。
・WFKのようなところを 区が「学童です」というところが問題。
・WFKにいくにあたり、(経済的になど)必要におうじて補助はしてくれるのか?
・個々に対応する、と聞いている。
・「民に出来る事は民に」という国の流れを 区が押し通していると思う。
・四谷に学童をと何度も要請したのに聞き入れられなかった。区民の利益に繋がるようにしてほしいがそうはなっていない。すぐ隣の千代田区は6年生まで学童に通う事ができる。越境している人もいる。
・区は何で子どもたちにお金をかけてくれないのだろうと、憤りを感じる。公務員を増やしてもやってほしい。他区と比べて、やっていない気がする。
・学童の設置は児童法でも定められた当然の権利である。
・定員、受け入れ目安の数字も根拠が知りたい。
・学校の空きスペースを使わせないというのはどういうことか?民営化への布石としか思えない。
・ 保護者も対案を示し、理論的に説明してあげてはどうか?WFKに関していえば高2の対策にはなっていないのだということを説明する。利用料を同額にし、6 年生まで遊びに来られるでやっと同じ。また変えられないのであれば区がその違いを保護者に十分説明すべき。感情論ではなく、理論的に。
・選択性で学区外の小学校に通っているので、遠くに通う大変さはよくわかる。
・千代田区では 児童館併設タイプとそうではない学童の施設の違いに対し、区が補助を出している。通常4000円のところ、併設ではない学童に対し半額が出るという。
・「WFKを成功させるしかない」ということが全て、というのが許せない。6年になる息子は今も児童館に通い、時々学童にも顔を出す。WFKを対策だと言い張る区が許せない。子どものことを考えていない。事業計画と予算ばかりをみている。
・委員会で「高2は多すぎて緊急連絡すらできない」と発言していた。
・ ポイントとして、1つ目は連協として待機児を出さないという方針をきっちり打ち出す事。それは譲らない。これまでずっと拘ってきたことだ。スペースを有効 に活用できるはず。2つ目は利用調整にあたっては「強制」は絶対に許さない。3つ目は子ども20人に対して1人という条件は必ず守ってもらう。現役の保護 者たちが座り込んでも譲らないと決めたなら、OBも全面的に応援する。
・連協として教育委員会にた対して働きかけてはどうか?学童に通っている子は教育委員会の管轄の子でもあるのだから。
・いい加減な人数合わせを許してはいけない。
・定員の決め方などの根拠については追求したい。

4 連協としての今後の行動

・各館で話し合い、対処していただきたい。
・WFKへなぜそんなにまでして行かせたいのか?
・「安上がりの学童クラブをつくった」という実績が生まれる。こうなると他でもどんどんやられるだろう。
・区は以前「今後はこういう方向しかない」と言っていた。「公設公営はありえない」とも。ここで止めないと本当にまずい。
・新宿区の学童保育は児童館の良さが存分に生かされている。これまでやってきたことの重みを考え、止められる時に止めたい。たった3年しか関わらないが、次世代のためにはがんばるしかない。

その他様々な意見が出され、議論が行われました。
なお、内容の一部は時期的な差しさわりがあるとの判断から、省略してあります。

(岡本)