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運営委員会の議事録です。

2009年2月14日 運営委員会議事録

2月14日
北山伏ことぶき館
司会 鈴木さん

①各館での業務委託の事業者が決定したところ、これから決まるところなどありますが、大体の様子は決まりつつあります。現在の状況などについて各館から報告してもらいます。

②3月には子ども家庭部との懇談会を予定しています。要望したいこと、話し合いたいことなどについて意見交換。

③都連協からの連絡
会長 光武さん  事務局 菅井さん

④その他 各館からの連絡

⑤今後の予定


次年度業務委託、および指定管理者制度が導入される館の業者選考がほぼ終わった。選考の過程においての問題点や今後の課題、また現状等を報告

新 宿区内でも、5年前よりさまざまな学童クラブが民間に委託され、次年度よりさらに一歩進んだ指定管理者制度も導入され、学童クラブをめぐる状況は急激に様 変わりしている。区は、公設公営の学童クラブは残すという。なくすとは言わないが、いくつ残すということも不明。また新宿区は放課後こども広場も小学校内 で行うと明言している。

★信濃町学童クラブ・四六小内学童クラブ

◎現状
21年度より、業務委託が導入される。こ れまで公営であり、はじめての民間委託となる。これまでは1階が保育園、2階に事務所および会議室、3階ことぶき館、4階に学童クラブ室および児童館が設 置されており、すべて公営であったのが、21年度より児童館機能を合わせもった子ども家庭支援センターが建物内4階に設置されることとなり、この部分は区 が受け持つこととなる。ことぶき館はシニア活動館となり、指定管理者制度が導入される。学童クラブは業務委託をし、民営となる。学童児増加のため、近隣の 四谷第六小学校内に学童クラブができることになり、信濃町学童クラブと同業者が運営する。

◎報告
・これまでの経緯、および選定委員会の日程
当初の説明では、指定管理者制度を導入すると説明をうけていたが、子ども家庭支援センターが区営のため、導入することができず、学童クラブのみ民間委託となることと昨年夏頃、急な変更があった。
そ のためか、業者選定のスケジュールが1ヶ月程、当初から遅れることとなり、年明けの1月中に書類審査をおこない、そして視察(本来はプレゼン後に視察であ るが、日程がないためプレゼン前に行われた)、1月24日に公開プレゼンがあり、30日には業者を内定。テンプスタッフの子会社・テンプスタッフウイッ シュ(以後テンプ)に決定。すでに百人町学童クラブ、戸山小内学童クラブの運営をしているところであり、現場視察は戸山小内であった。

・引き継ぎについて
2 月9日から引き継ぎと以前よりきいており、学童クラブ内に新しい業者の指導員がいるものだと思っていたが、実はそうではなかった。業者選定の期間の短さ は、引き継ぎの長さでカバーするときいていたのだが・・・。事務処理を主とする、区とテンプとの引き継ぎ期間も、当初予定していた引き継ぎ期間の中に入る と、区側は説明。
3月の最終週は、春休みで子どもたちが朝から夕方までいるが、その中での引き継ぎは大変ではないだろうか。
信濃町学童ク ラブは、今、耐震工事で仮園舎で過ごしているが、3月9日に引っ越し。今四六が定員ちょうどの40名、信濃町が26名であるが、同じ建物内に保育園もあ り、四六で弟妹がいる児童や、信濃町学童クラブに自宅が近い児童などらが12名移動するため、四六28名、信濃町38名となる。4月からは3年が卒館し、 新たに1年がはいってくるが、人数はどうなるか不明。
また、信濃町学童クラブ室は以前事務室としてつかわれていた部分があてられるが、大変狭く、その上、引っ越し、春休みもあり、このなかでの引き継ぎ業務は大変であると予想できる。

・業者との顔合わせ、およびスタッフについて
12 日木曜日夜、業者との顔合わせがあった。リーダーはすでに決まっているようで、12日の顔合わせはリーダーのみ。急なスケジュールだったので、保護者の参 加は3人のみ。区にはこのような急なスケジュールはいかがなものかと懇願し、3月の新1年生の保護者会などに改めて顔合わせが行われることになった。
四谷第六小学校内学童クラブのリーダーは、30代男性。保育経験は豊富で、品川区の全児童対策で2年ほど指導員経験がある。
スタッフ全員がそろうのは、3月末頃とのこと。リーダーでも2月に数回引き継ぎとして訪れるのみ。
ちなみに、プレゼン後の審議会で、テンプは、リーダーを含む常勤の指導員は、新規募集せず、500人ほどいる人材の中からアサインすると回答。
テンプには、次年度より始まる四六小内の放課後子どもクラブの運営も委託される。ただし早くても5月から。四六では、今学童クラブ室が2部屋あり、広々としているが、そのうち1部屋が放課後子どもクラブ室になる。

・榎町学童クラブ業者選定について
信濃町学童クラブは榎町学童クラブと一緒に選定委員会が行われた。
榎町学童クラブは、5年前早稲田南と一緒に児童館部分も学童クラブもワーカーズに委託されたが、館内に子ども家庭支援センターができることにより、その部分は区が直営、そして学童クラブのみ21年度より民間委託されることになる。
榎町は4社、信濃町。四六は5社応募があったが、最初の種類審査において、榎町は2社、信濃町・四六も2社に絞られた。2社とも同じで、ワーカーズとテンプ。
今回の選定で決定したのは、榎町はワーカーズ、つまりこれまでと変わることなく、引き続きやっていただく。ならば信濃町はもう一方のテンプを、という区側の意見が感じられた選定委員会であった。

・区に望むこと
セキュリティーの強化をしてほしい、と当初から言ってきたが、未だに検討中だといわれた。
4月以降、家庭支援センターにいる区の職員に、四六小内も含めて2つの学童クラブをチェックしてもらうが、今までの職員をすべてとは言わないが、残してほしい、と区には言っている。
また、子どもが学童クラブ室で過ごす時間はずっとみていてほしい、という要望を出したが、業務を委託するので区の職員がずっと張り付いて観ていることはできない、1日1時間ぐらい、と回答。
2 階は、学童クラブ室と会議室がおかれることになるが、本来館すべてが指定管理者制度をとるので、館全体を管理する業者が必ず受付に常駐する予定であった。 しかし、指定管理者制度がとれなくなり、人が常駐する話しがなくなった。4階で防犯カメラなどをみて管理するというが、しかし、これではだれが入るのか分 からず、危険である。2階は昼間は原則としては閉鎖することを館長も希望。ただしシニア活動館の使用者のみに貸すことは承認。
民間委託だと、受託業者の財政面をしっかり把握できないため、指導員の待遇悪化が続き、居着かないという問題点があったため、心配であったが、テンプは財政面を区に開示するという。区はきちんとチェックしてほしい。
信 濃町学童クラブ委託の件で、バタバタしたが、区側がこちらの意見に耳を傾けるよい機会になったと今は思っている。区議のみなさんのおかげもあり、今までは 区の担当者は上からの目線であったのが保護者の目線に立って考えるようになったように思う。かなり姿勢がかわったような印象を受ける。

・民間運営の早稲田南学童クラブ保護者より
早稲田南学童クラブは、5年前区ではじめて民間委託をした学童クラブのひとつであるが、その際の引き継ぎ期間は1ヶ月であった。ワーカーズへの委託であったが、ワーカーズのスタッフが3月頭から少しずつ入ってきた。リーダーは1ヶ月間はほぼいた状態であった。
児童館も、学童クラブも、ワーカーズに委託されたのであるが、区の職員で状況を把握している人が何人か残ってほしいと区に懇願した結果、児童館担当として2名、学童クラブ担当して2名が残ることとなり、その人らのおかげもあってか、滞りなく、民間に委託された。
子どもたちは先生が若くなった、という。
最 初のうちは、備品は公営のときに残っていたものをつかっているので、単に年度がかわった当初のよくあるとまどいはあったものの、とくに問題視すべきことは なかったように父兄は感じた。ただこれまでは9時から18時だったのが、8時からに変わったこともあり、逆によくなったように感じた父兄もいた。民間に委 託した当初にあったかもしれないゴタゴタを見過ごしていたかもしれない。
民間への委託に反対していた人もいたので、はじめは父母らがよくお迎えに行っていたこともあり、チェック機能がはたらいていたように思う。
備品などは民間もちになるので、この金額は意外と見過ごせないものである。

・連協役員より
シニア活動館をつかう人が、会議室をよくつかうのであれば、指定管理者制度で受託した業者に依頼してはどうか・・・。

・連協役員OBより
1常勤と非常勤、パートを含め、トータル何人の指導員か把握したほうがよい。
2また指導員のうち、保育士などの資格を持った人が何人いるのかも確認。
3当初1ヶ月半はとるといっていた引き継ぎは1週間では、これは納得できない。きちんとしてもらうべきである。
4学童クラブが民間に委託されてまだ日が浅いので、経験者があまりいないようだ。民間に委託されると、最初の1年ぐらいは保護者も大変であるが、指導員を育てるという気持ちをもってほしい。
春 休み期間の引き継ぎは大変である。春休み前から毎日だいたい3,4人ができるだけ常駐するようにして、学童クラブの基本パターンを理解してもらいたい。通 常の事業があるときも、春休みなど長期の休みのときなども、ぜひ子どもたちの様子をみてほしい、と強く要望したほうがいい。

・連協役員より
いくら父母会があっても、保護者会などで父母会員がともにそろうことはない。なので父母会のなかでネットワークをつくることをおすすめする。

・連協役員より
区 がみることはとても大事なことであるが、職員の異動があり、4年もすると当初担当していた人らがだれもいなくなる。区には子どもをしっかりみるプロをつ くってほしい。きちんと評価できる人を残してほしい、10年単位で残る人をつくってほしい、と再三嘆願してきた。3,4年で異動していたら、以前のことを きちんと評価できないのは当然のこと。
区として、なにをどのように大事にしていくのか、再度きいてみたい。こう異動ばかりだと、評価の基準がない。
学童クラブで、けんかがある、けがをする・・・これは子どもとの関係がうまくいっていないということに表れである。仲間に入れない子がいる、つまらなさそうにぽつんといる・・・これをみるとその館はどんな運営をしているのかが分かる。
区には率直なことをきかせてほしい、と思う。区の意識をしっかり高めてほしいと願う。

★早稲田南学童クラブ

◎現状
早 稲田南は、次年度より指定管理者制度が導入される。5年前に新宿区ではじめて民間へ委託された館である。民間委託は1年ごとに業者の見直しがあり、最長が 5年。5年たつと、業者の選定作業が再度行われる。その際、指定管理者制度をとることになった。ちなみに業務委託は、議会の議決が必要ないが、指定管理者 制度になると議決の必要がある。
早稲田南学童クラブは2階にある児童館、学童クラブ、ことぶき館をすべて指定管理者制度で同じ業者に委託するための業者選定が行われた。

◎報告
・選定委員は10名
元々、前回の民間委託の際の選定では、直接の利害者が選定委員に入っておらず、一昨年の西落合学童クラブの業者選定のときから、学童児の保護者代表が複数名はいるようになった経緯がある。
今回の早稲田南学童クラブの選定委員には学童児の父兄2名、地域住民1名、ことぶき館利用者2名が含まれ、あとは区の担当課長や学識経験者が含まれ、計10名。

・父母会は『チェンジを望まず』
こ れまで早稲田南はワーカーズが受託しており、ワーカーズも実は2社の中に含まれていた。父母会の意見としては、大きな変更は望まず、そのまま引き継いでほ しいということであった。今、とくに大きな問題はなく、指導員たちはそれぞれ頑張っており、子どもたちとも信頼関係が築けていて、子どもたちはとっても楽 しんでいるからだ。業者をかえることのリスクのほうが大きいとみた。新しい業者にするよりは、今の業者が引き続き行い、そこがさらによくなってほしい、と いう意見が大半。

・応募について
今回の早稲田南の選定では、児童と高齢者、ともに受託できる業者であることがポイントであった。3社応募があり、書類審査で2社に絞られた。
今回の応募に関していうなら、業者の数が少なかった、そして社会福祉法人がこなかったのが不満である。区がやるべきことを民間の業者に委託するのであれば、すべてのパイプをつかってでも、もっとさまざまな業者を探して集めて欲しかったという思いがある。

・選定委員会の感想
選定委員会においては、利用者の意見が強かったと感じる。区は滞りがなければよい、とういう感じが多少あったように思う。つまり、利用者の意見である程度、操作はできる。

書類審査においては、さほど差が開かないように基準に近い点数を付ける方がよいように感じる。やはり書類をみただけでは分からないからである。書類選考で1社落ちたが、これは基準点に満たなかったということで落選したわけである。
現場の視察後、最終的な決定をくだしたわけであるが、かなり接戦であった。しかし最終的には組織力が強いと思われるほうに決定を下した。
父母会としては変化を求めていなかった。子どもたちがきちんとした生活が送れるかどうかを考えて決めることが望ましい。

ま ずは種類に目を通し、種類選考をし、そしてプレゼン、さらに1時間の視察・・・。その中で選ぶのはとても難しいと感じた。視察した学童クラブが良かったと 感じても、実際、自分のところではきちんとやってくれるのか、それも確かではない。みなさんの意見をもとめてやっていってほしい。
視察には百人町 学童クラブにいったのだが、ここは指導員が大変すばらしく正直心が揺れたこともあった。でも実際そのスタッフが新たにそのままそっくり集まることはない。 今受託しているワーカーズが5人のうち、3人抜けてもいいから、やはり同じところにやってほしい、と最後は決断を下した。

★西新宿学童クラブ

◎現状
西新宿も早稲田南と同様に、5年前に初めて民間に委託された館のひとつ。5年たち、新たな選定作業を進めたが、次年度より指定管理者制度となる。今はデーケアが受託。

◎報告
・業者決定に際して
1月24日に業者を決定した。
決定したG社はプレゼンに参加した父兄からの評価が大変よかった。
A社は新規参入。退職率が低い点と、以前のリーダーがここにいたため。
G社に決定したわけであるが、不安がないこともなかった。短期間に手広くしたことのひずみが生じないかということ。またリーダーが近隣の館と兼任しているところもあり、それも不安要素となった。
今受託しているデーケアーは実はプレゼンで落ちてしまった。そのため、残りの2ヶ月、指導員のモチベーションが低くなってしまわないか心配であった。
なぜ、今のところを選ばなかったのかというと、現場の意見が上に届かないし、離職率がこれまで高すぎたからである。今現場は良好であるのだが・・・。

・指定管理者制度になる不安
指定管理者制度となると、議会の議決が得られないと、公表できないことから引き継ぎが遅れている。父母会としては、早めの引き継ぎを業者の決定直後からやってほしい、と区に要望してきたのであるが、やはりできないようである。
それでも本来なら議決後になるところ、議会に出すことが決まった時点ですでにオープンにしてもよいということなので、決まって時点で引き継ぎもやるはずなのでは。
西 新宿学童クラブは、今、こども館の中にある。子ども館も学童クラブもデーケアが受託している。今は民間委託ということで、区の職員がSW(ソーシャルワー カー)としているし、館長も区の人である。ただし常駐ではなく、北新宿第一と兼任で、北一に常駐である。SWも館長も、指定管理者制度となるといなくなっ てしまう。まったく区の職員が存在しない。なにか問題が怒ったときにはすぐに区が対応するといってくれるかが、やはり心配である。
また民間委託では、運営協議会という業者を評価する機関があるが、指定管理者制度となると議会の議決で決めるのでそれがなくなる。ただし運営協議会にかわるものが作られるはずである。

・連協役員より
指定管理者で決定した業者は、議会に出ないと公表できないので、1ヶ月しか引き継ぎ期間がない点が心配。また今までやってきた事業が、新しい業者になると継続されるのか、子どもたちは不安に思っている。
父兄らが、新事業者にレクチャーしてつなげていき、目を光らせていかないといけないと感じる。

都連協 会長 光武様より
・都内の学童クラブの現況
東京都内では学童クラブの需要が大変増えており、子どもの安全面を考えると学童に入れないと働けない親が多くなってきている。
23 区の学童クラブをめぐる状況はさまざまである。たとえば葛飾区だと60ある学童クラブのうち、半数以上が民営である。また江戸川区や世田谷区では全児童対 策で、学校内で他の一般のお子さんと一緒に学童児を見守る態勢をとっている。学童児は保育費を支払っているが、一般のお子さんは支払っておらず、両者を同 じ扱いにするのはいかがなものだろうか。またビラにある江東区金町の民間学童クラブでは、20人から30人待機児童が出る。江東区では定員が4,50名の ところ、7,80名の児童を受け入れているところもある。この件について、議会に向けて請願書を出すことにした。
今の時代において学童クラブに要望すべきことは、どんな受託業者でも、豊かな放課後を守って欲しい、ということである。

・子どもの豊かな放課後を保証するために
親 と指導員、ともに、子どもの成長過程を共有していってほしいと願う。そのためには、指導員の労働環境を守っていかなければいけない。賃金が低いなどといっ たことで指導員がやめざるを得ない状況になることが多いが、指導員が変わることは、子どもたちとのつながりが切れる、ということである。指導員の生活を保 証するために、また子どもたちの放課後をより豊かなものにするためにお金をしっかりかけてほしい、と訴えていく必要が今後もあるだろう。
都連協においても、働きかけをしているし、また今後もしていくつもりである。都連協の会議にもぜひみなさん出て頂いて、問題を共有していきましょう。

★都研集会について
7月5日台東区にて、都研集会が開催される。
ぜひ参加していただき、さまざまな区の保育の様子を知ってほしいと思う。
午前 全体会
午後 分化会
午後の分化会においては、卒館後の過ごし方など保護者が興味をもっていただける内容をいくつかとりあげている。ウエブにて詳細確認を。

ま た学童クラブの指導員が研修としてこの集会に参加されることもある。学童が民間に委託された歴史があさいことから、学童指導員の経験が少ない人が多い。指 導員らは学童クラブの情報を知りたい、勉強したいと思っている人が多く、そんな人たちにとっては格好のよい機会となっているようである。
小学校1年から3年のお子さんの生活はとても大事である。学童クラブの指導員を育て、そしてともに成長していってほしい、と切に願っている。

★保育誌「日本の学童ほいくについて
保育誌「日本の学童ほいく誌」のモニター募集について
2月27日締め切りとなっているが、5月いっぱいまででも受付可。新1年生の保護者も学童クラブについて知ることができるこの雑誌を購読していただきたい。
都連協に直接申し込み
モニターになると、モニター通信を出していただく。いくらかの金券をお渡しするので、購読料が幾分か戻ってくるシステム。

学童クラブについての新しい情報が日本全国より寄せられており、参考になるはず。また毎回ではないが、やはり民間に委託された学童クラブの状況なども掲載しているし、保護者だけでなく、指導員自身が読んでも役に立つエピソードが満載。

③新宿区子ども家庭部との懇談会

毎年2回、学童クラブを管轄する新宿区子ども家庭部との懇談会を実施している。こちらが区側に質問を投げかけ、それについての回答をもらい、懇談する。

ここでなにか話し合いたいことは・・・

◎せいが学童クラブ
・入所希望者が一気に増える
民間の学童クラブ。以前は落合第4小学校、落合第1小学校と一緒に中落合学童クラブに通っていた。学校内に放課後こども広場ができたこともあってか、越境して通う児童も増え、せいが学童クラブへの入所希望者はこれまで36名だったのが、58名に一気に増えてしまった。
他の学童クラブでは、児童館を併設しているところが多く、そのため児童数がオーバーしても、児童館で遊ぶことができるため、子どもたちの居場所が確保できた。しかし、せいが学童クラブは保育園併設で、児童館がないため、多数オーバーするとぎゅうぎゅう詰めになってしまう。
1年生を優先して受け入れるため、新3年生のほぼ全員と新2年生の一部が待機や受け入れ不可能の状態。せいがと保護者が1対1や父母会も中をとりもって話し合い、父母から了承を得る作業をしているようである。
待機児が多いということはよくきくことではあるが、現実にそれが自分の子どもにふりかかってきたとき、さてどうしよう・・と混乱している保護者が多い。

・少ない補助金、区の言い分
せいがでは昔、他地域で定員が過剰にオーバーすることが起こった際、父母全員と職員が話し合って受け入れ児童を決めることをしたことがあるらしいが、今回は忙しさのあまり、それはできなかった。
場所を広げることはできないため、受け入れる子どもの人数を大幅に増やすことができず、ジレンマに陥っている。
元々少ない補助金なのに、これではあまりにもお粗末ではないか?子ども家庭部との懇談会ではどのように考えているのか、ぜひ聞きたい。
以 前、委託料、補助金が少なすぎるのでは、と尋ねたところ、アップしているという回答を得たし、新宿区内においては「せいが学童クラブ」がモデルで、他の委 託業者もそれにあわせたい、と区側は言うが、実際聞いてみると、定期昇給もできないし、ボーナスも支払えない。区ができないことを民間にやってもらうのだ から、もう少し手厚く保護してほしい。
せいが学童クラブは公設ではなく、全くの民間の学童クラブで、状況は他の民間学童クラブとは少し異なるかもしれないが・・・。
区 はせいがに、定員オーバーした児童は中落合学童クラブにまわしてください、というが、中落合も90名を超える勢いで、大規模学童クラブだし、行ったことも ない、友達もいない、歩いて20分もかかるような学童クラブに、果たして子どもは進んで行くのだろうか。また放課後こども広場があるので、できるだけそこ で我慢してもらって・・・という。
せいが学童クラブの頑張りと父母の思いを合わせ、どうにか上手に言葉で表現し懇談会で問いただしたい。

・新2年生保護者より
「待 機」として通知が来た。「受け入れ人数が定員に達したため、十分な保育ができないと思われるので待機とさせていただきます」といった文面だったよう な・・・。その後のフォローは今のところなし。落選の基準は分からないが、近くに祖母がいる、また上の兄弟がいることが落選の要因になったのではないかと 思う。夫が単身赴任しており、他地域だと落選する要素はないが、基準をもうワンランク低くしないと選別できない状況にあるようだ。

・連協役員より
学童の祖父母の場合、70才までの人は就労証明書がないといけないようである。民間の学童クラブなので、児童の選定は業者にゆだねられている。

・連協役員より
せ いが学童クラブに児童館機能がないのがやはり問題であり、広場だのみになってしまう。児童館機能をもたせないと、地域のニーズに答えられないことを分かっ てほしい。また学童クラブも児童館と一緒の建物なので成り立っているところが多いが、せいがはそうではない。児童館機能をもつ分園をつくってもらうことが できればよいが・・・。

新宿区内においても、学童児が近年増えており、次年度は東五軒学童クラブがオーバーしているため江戸川小学校内に新学童クラブ(定員50名)ができる。とうの江戸川小学校は児童が減っているため津久戸小学校と合併するというのに、学童児は増えている。
また信濃町学童クラブの定員オーバーのため、四谷第六小学校内にも学童クラブができる。ただし信濃町学童クラブの建物の耐震工事のためにすでに四谷第六小学校内の学童クラブは運営されたおり、次年度より信濃町・四六が同じ業者に民間委託される経緯。

区としては待機児童は出さない方針で進めているようだが、現場の判断で定員が大幅にオーバーする学童クラブは近隣にある学童クラブを進められることもあるようだ。
新宿区内では西落合が100名弱、中落合90名〜100名の学童児数で、大規模学童クラブである。

子ども家庭部との懇談会において、話し合いたいことや検討してもらいたいことがあればメーリングリストで流してもらったり、事務局長・三島に連絡してください。相談でも結構です。

区との懇談会についての日程や場所は後日メーリングリストにて。
4月の運営委員会は11日(土)を予定。

2009年1月10日 運営委員会議事録

2009年01月10日
時間:17:30〜施設見学会 18:00~20:30会議
場所:新宿せいが学童クラブ
司会: 鈴木さん (早稲田南)
出席:保護者30名(託児要員1名)

新宿せいが保育園と学童の見学会
(案内は学童指導員 西田先生)
・施設全体に楽しい工夫があり、保育園に入れなおしたいと思った。
・色々なコーナーがあって、楽しい。
・異年齢の交流ができるのが良い。
・動き回るスペースが多いのはよいが、範囲が広いので保育士が大変そう。

(せ いがの紹介)社会福祉法人省我会が運営する民設民営の学童保育。元新宿区立下落合保育園。保育園の民営化に際し、学童併設となった。公立の園とは違う、特 色のある施設作りがされている。やりたいことが自由に選べる保育内容となっているのが興味深い。学童への補助金が十分でないない中、独自に手厚い人員配置 を行っている。
藤森園長は保育についての講演依頼も多く、保育業界では知られた方。連協総会にもきてお話していただいたことがある。施設の説明や保育理念など詳細はせいがのウェブサイトでもご覧いただきたい。

<議題>
(1)民間業務委託について(早稲田南・西新宿・信濃町)
(2)フリートーク(学童クラブのこと、子どもたちのことなど自由に)
(3)その他

<今後の予定>
● 公開プレゼンテーション
1月24日(土)@新宿区役所 第一分庁舎 7階職員研修室
①榎木町学童クラブ 12:30〜
②信濃町学童クラブ・四谷第六小内学童クラブ(新設)14:00〜
※どなたでも参加可。託児あり(当日受付にて申込)

●2月の運営委員会
2月14日(土)18:00〜@北山伏ことぶき館

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(1)民間業務委託について(早稲田南・西新宿・信濃町)
(西新宿子ども館)
・選定委員には父母会から2名、地域から2名(学童保護者OB)計4名が入っている。
・1/15施設見学、1/22決定の予定。
・公開プレゼンの様子
各業者の代表に対し、あらかじめ要望書と質問事項を出し、父母で情報を共有した。参加者からは「質疑応答もできず、時間も短すぎて判断できない。」「様々な手法でプレゼンしており、熱意を感じた。」などの声があった。
G社)
区内某学童の受託している。
A社)
全員正社員で離職率が低いとのこと。区内受託業者で働いていた職員が数名転職してきている。
B社)
区内某学童の受託している。代表者がパワーポイントなどは使わず、プレゼンしたが、もう少し現場の人間が話したほうが良いのでは、と思った。
・現在受託している業者は最終選考には入らなかったらしい。引き継ぐまで、現場のモチベーションが保たれるのかが心配。
・これまでも、ほとんどの人が辞めてしまうような事態もあったので、委託費については増額を求めていくべきだと思う。

(早稲田南町子ども館)
・選定委員会には 父母会2、地域1が入っている。
・2社でプレゼン B社)G社)
・西新宿とほぼ同じような内容でプレゼンしていた。
・同建物内にあることぶき館の運営も一緒に受託することになっている。G社のみ経験あり。
・2月の区議会までは決定した業者名は明かせないとのことなので、3月の1ヶ月のみが引き継ぎ期間となるのが不安。
・指定管理者制度導入 人件費の確保についてはきちんとした方向が出されるだろう。
・高齢者福祉を経験している業者が少なく、新たな業者が手をあげづらかったのでは?
・指定管理者になると、区の職員はいなくなる。館長は指定管理者の責任者となる。

(信濃町学童クラブ)
1/24(土) 公開プレゼン実施
民間業務委託の受託事業者選定を行うもので、参加者のアンケート結果は選定委員会に持ち込まれる。
参加自由、託児もあるのでぜひご参加を。

・委託されていない公設公営の館では非常勤職員が増えている。区が学童運営へのきちんとした方針を持っていないと、委託業者を指導できない。区は「公設公営館を残す」とは言っているがどの程度かは不明。職場の縮小は指導員のモチベーションも下げてしまうだろう。
実現するしないは別として、以前に比べると区は父母の声に耳を傾けるようになった。
・プレゼンに出席した感想。親を安心させるようなことは言うが、保育理念を語ってはくれなかった。なぜ社会福祉法人がこない?と思う。
・重複している業者は2つとも受けるつもりなのか?不安に思う。

(2)フリートーク(学童クラブのこと、子どもたちのことなど自由に)
●毎年クリスマス会、お別れ会などを行っている。つい最近館長から「お酒は出さないで下さい」と
改めて言われた。他の館では?
・食事とケーキでアルコール一切無し。
・以前はあった。
・父母会でことぶき館を借り、アルコールありの会を開いていた。
・今年から学校での飲食が一切禁止となった。その影響もあるのかも。
・飲食の基準がわかりづらい

●卒館後の生活
・3年生女の子。自宅まで遠く、シッターさんに送迎をお願いしていることもあり、現在は学童をあまり利用していない。3年生でこの状況でも良いのか?とも思うが、不審者に付きまとわれたこともあり、1人で歩かせるのは不安。他のお宅ではどうしているのか聞きたい。
・男の子。学校と職場が近いが学童が遠い。3人目ということもあり、不安を抱えつつも子どもに任せてみた。ご近所の方のサポートも大切。
・本人が不安に思っているうちはお迎えに行ってあげてもいいのでは?と思う。
・ご近所に知っている顔を作ってあげることも大切。
・たくましくなるもの。子どもの行動範囲を歩いてみて、親自身が知っていくこともいいだろう。
・事前に申し出ればランドセルのまま児童館に行っても良いらしい。
・必要としている子には対応してくれるはず。個別に相談してみたほうがよい。

(3)その他
●次回の運営委員会
2/14(土) 北山伏こどぶき館 18:00〜

2008年12月13日 運営委員会議事録

日時 12月13日18:00〜20:30
場所 西新宿学童クラブ
司会 鈴木さん(早稲田南)
出席 28名 

①民間業務委託について

指定管理者制度による民間業務委託と同じ建物内に公営の子ども家庭支援センターがあるため、学童クラブの指導業務が民間業務委託になる館とができることになり、大変分かりにくい状態にあります。少しずつ理解整理していきたいと思います。
信濃町父母会から区議会に陳情が出されました。それにあわせて連協として区と区議会各会派宛に要望書を出しました。事実を理解し、きちんと話し合ってほしいからです。信濃町から報告を。

②各館の現状について

各館でどんな遊びがされているか。以前はごく普通に行われていたいろいろな集団遊びがあまりなくなり、イベント的な遊びや教室的なものが増えてきているように感じられます。各館でどんな状況か、そして子どもたちはなにが楽しいと感じているのかなど話し合いましょう。

①民間業務委託について

(近年の新宿区内学童クラブの民間業務委託の状況について説明)
○西新宿、早稲田南、榎町が民間に委託されて5年が過ぎようとしている。民間委託は、5年が最長で、新しい業者を選定し直すことになる。この5年間で、民間に委託されたのは先の3つに加え、西落合、百人町、戸山小内、富久小内も次々と委託された。

○ 昨年より、指定管理者制度の話しが出ていたが、次年度より、それが西新宿と早稲田南で導入されることとなった。また21年度より信濃町と榎町に虐待などを 扱う子ども家庭支援センターが入る。これは公営で、区が直営となる。中落合でこの子ども家庭支援センターはすでに行われているが、ここだけではパンク状 態。そのためさらに2箇所の設置が進められた。

○信濃町も榎町も、もともとあった学童クラブはどうなるのか?
以前、榎町は早稲田 南と同じ業者に民間委託されており、一方の早稲田南には指定管理者制度が導入される。同じ建物にある児童館に指定管理者制度が導入され、学童業務をその業 者に委託することができるため、学童クラブへの指定管理者制度導入が可能となる。しかし、榎町も信濃町も、区が直営する子ども家庭支援センターがあるた め、指定管理者制度は導入できずに、民間業務委託となる。指定管理者制度と民間委託は、保護者もはっきり分からないのだが、実は区もいまだ混乱しているよ うである。

○西新宿と早稲田南では選考委員会が開かれ、明日業者選考の第2ステップであるプレゼンテーションが行われる。(9:00〜  早稲田南 14:00〜西新宿)プレゼンは区内の人はすべて傍聴可能。業者側が話しをし、こちら側からは質問は不可。傍聴してアンケートを書くのみ。その 後、選考委員会がヒアリングをし、質疑応答する。そして1月中に業者の現場を見に行き、1月中に業者が決定される。

○プレゼンでわかることは業者の意気込み。プレゼンでは業者の名前は出さないが、事前に業者を調べた上で話しを聞いたほうがよい。またアンケートに意見を書くと、選考委員が参考意見としてみることができ、それをもとに決定する。

○ 指定管理者制度と民間委託で異なることは、指定管理者制度は区の議会の承認を得て、議会で決められるが、民間委託の場合、運営協議会を立ち上げ、毎年業者 を評価する機関があり、そこで決定される、という点。指定管理者制度となると、区の職員がまったく施設のなかに介在しなくなる。館自体が委託され、委託業 者のなかで館長を決めることとなる。区は業者におまかせになる。言葉をかえると丸投げ。区の介在がないことで足かせがはずれることになるが、財務や業務内 容を監査する態勢はある。そのためガラス張りとなると区は言うが・・・。委託業者には人件費や備品の明細を出す義務がある。区は間接的ではあるが、業務内 容をみることができるのである。

○信濃町や榎町は、区が直営の子ども家庭支援センターが館内にあるため、指定管理者制度が導入できない。今、信濃町学童クラブは、区と見解の相違のため、もめている。榎町も以下の問題があったが、クリアーし、業者選定される見通しである。
榎町でわきあがった問題とは・・・。
基本的に、区は日曜日は業務を行わない。それが榎町の争点であった。日曜日は委託業者が児童館部分を担当することとし、これまでの行事をかわらずに行うことができることで父母らは納得。

○委託の場合、エアコンやおもちゃなどの予算はどうなるのか?
建物や駆体は区のものと考え、区に言い、区が直すという手順をふむ。おもちゃなどの備品は委託費の中に含まれているので、受託業者が預けられたお金で購入する。おやつはおやつ代として予算のなかに含まれている。
指定管理者制度の場合、建物の維持、修繕費はどうか、要確認。

○12月14日早稲田南と西新宿の業者選考のプレゼンテーションが行われる。各社のプロポーザルではなにをみればよいのか?
・ 各社のプロポーザルでは、子どもたちの接し方や姿勢をみていくとよい。企業の理念として、温かく見守る、けがの場合の保証は・・・と様々な言葉が出てくる が、これは当たり前のこと。いろいろな子どもたちとどうぶつかり、どうふれあうかが大切。異年齢の集団をどうまとめ、具体的に小学校低学年の子どもたちを どうとらえ、どのように応援するかに触れているかどうかをみたほうがよい。安全や保証問題については、どこもさほど変わらないはず。
・体操が得 意、ダンスが得意・・・といった特徴があるところもあるが、たまにあるイベントにはよいが、それだけで子どもたちの気持ちを受け止めることはできないので 注意したほうがよい。毎日違っている子どもたちの顔をきちんと受け止めることができるのか。子どもの心はなにかしらみえるものがあるはず。子どもたちの気 持ちは表情に出るはず。1人ぽつんといる子に、きちんとアプローチできるかどうかが大事。
・理念と現実は違う、ということを念頭においてほしい。人にどれだけお金をかけているか、安心して働き続けられる会社か、仕事に見合った保証があるのか、安定して給料が支払われているかも。
・西新宿学童クラブはプレゼンに望むにあたっての不安な気持ちを解消するために、各社に要望書を出した。その点はよかった。なんでもできます・・・というが、その中でも差があることがわかった。
・プレゼンの段階では、まだ名前は伏せられていて、各社がアピールしたいところを5分間何でも話して良い。話す内容が決められていないので、統一性がない分、分かりづらいこともある。
・ 区側からはいちおうこんな内容の話しをしておりまぜて・・・という条件がつけられるのだが、以前実際きいたところでは各社様々であった。とてもプレゼン上 手な人もいるが、逆にそれがうさんくさく感じることもある。浮いた理念がかいてあるところはだめ。結局派遣に頼ることになる。どんなところをどこがやるの か考えていない。
・区としては数社委託業者がある。そういうふうに契約しているところは区としてはとりやすいのでは。しかし、そういうところではなく、利用者としての感性と目でとらえてほしい。
・パネルを社員に持たせて・・・という会社もあるが、社員を大事にしていない会社だという面がみられることもある。プレゼンを通してなんらかの姿勢はみえるはず。上手によどみなく話すことができても中身がやはり問題。
・日々起こる問題に触れられないのは経験がないということ。小さい子どもたちのことを知っている人は必ずそのことにふれていくはず。触れないということは知らないか、大事に思っていないか。
・ プロポーザルをきいてアンケートを記入し、出るときに回収する。すべての業者を見た人のアンケートのみ参考意見として残される。途中から、または途中まで という意見はみとめてもらえない。業者をすべて平等にみた人のアンケートしかだめ。それは業者の関係者がなりすましてくることもあるのですべて記入する必 要あり。
・何が一番大事かというと、子どもとどう接してくれるか、どう遊んでくれるかということ。この根本を見失わないようにして選べば自ずからそれはついてくる。子どもをどう育てたいかと思っているか、親も業者も手をたずさえてやっていける。

○西新宿学童クラブの状況
・ 次年度より、指定管理者制度が導入されるが、これまでは民間業務委託であった。その際、区の職員がソーシャルワーカーとして施設内にいるが、その役割が大 変曖昧であった。学童業務を民間が行う歴史が浅いため、学童業務に精通している業者はほとんどいない。そのため、起こりうる問題が多々ある。ほとんどの業 者は保育士など資格をもった人を寄せ集めた状態である。おやつにしても、子どもとの接し方にしても?の部分が多い。

・西新宿では、本来は区の職員が指導すべきことであるが、縛りがあって手をこまねいているうちにトラブルが発生したこともあった。法律に反するからと、だれもなにもしないうちに、保護者のはたらきかけがあり、やっとまともに5年目を迎えられた状況である。

・区は委託した業者にすべてまかせてしまうところがある。指定管理者制度にするとその傾向がさらに高まり、責任は業者がとることになり、区の職員がそこに介在することはできない。連協として、強くこの点には言及しているし、今後も言及していくつもりである。

★信濃町学童クラブ父母会長より、報告
これまでの経緯
20年4月 21年度からの指定管理者制度委託について説明。耐震工事について前年度には1月末に工事が終わり、2月引き渡しだったはずが、2月末まで工事、3月引き渡しとなっており、確認すると前担当者から引き継がれていないとのこと。

9月 指定管理者制度が条例に当てはまらず、業務委託に戻すとの通告あり。

10月4日 保護者会で業務委託に戻すと説明。ただし業者選定スケジュールを12月業者募集、2月業者選定と発表。以前説明を受けたスケジュールとは異なっていた。

10月半ば 区議会議員に陳情書を作成、30日から手紙送付

11月 連絡をいただいた区議および、四谷地区区議に父母会より電話で事情説明

11月15日 保護者会で、業者選定委員が各館2名ずつになり、引継が3月だったのが、2月中旬から3月に出来る限り変更すると説明。場婦負の認識不足によりスケジュールを変更するなら、業務委託の一時凍結、かなわなければスケジュール調整の要望を出す。

11月19日 保護者代表への説明があり、部長が今回の条例見落としに対して謝罪する。が凍結、スケジュール見直しはなく、これまでのスケジュールで行くことを懇願される。

11月21日 区役所に陳情書と署名(484名分)を提出して、受理。各会派に挨拶。

12月2日 区議会において信濃町学童クラブの時間延長の条例改正が採択された。つまり、民間業務委託がさけられない事実となったということ。

12月 信濃町学童クラブ父母会より業務委託への要望を区に提出

12月13日 保護者会が開かれ、要望に対する回答を説明

12月13日の要望に対する回答について

1業務委託に際し、子ども家庭部に確実に力を尽くしてほしいこと

(1)今年度いる信頼関係のある職員を1年間は信濃町、四六に各1人ずつ残し、子どもの登館時〜18時は子ども一緒に過ごさせる。子どもの様子をモニタリングし、問題発生が見受けられた際は、即日解決し、保護者へ報告する。(職員→業者への現場での指導不可能は了解済み)
(回答) 区の職員の配置は、組織の活性化や人材育成の観点から定期的に移動させることを原則に総務部が所管している事項です。所属長として、保護者の要望や当館の事情などを人事担当者に伝えていきたいと思います。また、区の職員が一定時間、信濃町と四六小内学童クラブに出向き、子どもの様子や事業者の児童指導の様子を見守り、責任者を通じて指導、助言等を行っていきます。

(2)子ども達に接する職員の人選には保護者または第三者の意見も採り入れられるような仕組みづくりを
(回答)スタッフの採用権限は事業者にあり、人選そのものに関与することはできませんが、資格や資質等を業務要求水準書に盛り込んで対応していきます。

(3)セキュリティーの強化および、モニターの設置場所の充実(1階玄関、エレベーター内、2階入り口、学童クラブ室内、4階児童館入り口、ホール、第六小内クラブやその他学童児が使用できる場所すべて)それら全モニターの子ども家庭支援センターでの監視
(回答)セキュリティーの強化は重要と認識指定マスご要望のすべての場所にカメラを設置することはできませんが、他の児童館とのバランスも考え合わせ、とくにチェックが必要と思われる場所にはカメラの設置を検討していきます。

(4)業者の財務内容のチェック機能(とくに実際勤務している職員の給与、福利厚生などについて)を果たす。
(回答)財務内容のチェックができる仕組みを仕様書に盛り込むよう事業者と協議していきます。

(5)保護者からの要望の聞き取りと業者への連絡および実行されているかの監督。
(回答)ご要望通り実施します。

(6)1学期終了までに新採用スタッフが各館2人以上辞めた場合、即日学童クラブは公設公営い戻すことを視野に入れ、再検討する。
(回答)事業者に職員の継続性がもっとも重要であることを伝え、かつ確実に履行できる事業者を、保護者の方々と選定していきたいと考えています。

2、委託業者に対し、契約書への記載項目
(1)子どもの登館前に出勤スタッフ全員参加にて子ども家庭支援センターと毎日ミーティングを実施。
(回答)スタッフ全員とのミーティングは委託契約の性質上難しいので、リーダーやサブリーダーなどの責任者とのミーティングを毎日行います。

(2)ツキにどの学童クラブだよりの発行、毎日のスケジュール(イベント、外遊び等)およびおやつ内容の結果報告(おやつは手作りを増やし、安全面内容面ともにメニューを充実)。
(回答)選定の段階で提案に盛り込まれている事業者があれば、その内容での実施を求めていきます。提案書にその内容の記載のない事業者を選んだ場合も契約に向けての確認事項として協議していきます。

(3)長期休み(夏休み、冬休み、春休み)の昼食づくりを毎週開催
(回答)(2)に同じ

(4)出欠席予定表を出した後でも当日の急な出欠席も対応
(回答)学童クラブの基本的事項として実施してきており、委託をしても変わることはありません。

(5)目安箱を毎日チェックし、先生達全体および区の職員と問題点の共有および保護者へ説明。
(回答)運営上、指導上の課題の検証、改善は委託でも直営でも必要なことです。区が指導していくとともに事業者の職員、区の職員、保護者の皆様とで協力しながら学童クラブや児童館の維持向上を図るよう努めていきたいと考えています。

(6)各館最低過半数の学童指導経験者を配置し、うち1人以上の常勤勤務とする。有資格者(保育士や看護士、教員等)が必ずスタッフの半数以上いること。また、出勤日は必ず資格を持つものが常時いること。およびスタッフの職歴、犯罪歴については業者を通じ、区も把握すること。
(回答)過半数の学童指導経験者の配置、1人以上の常駐勤務、有資格者の確保は募集要項(業務要求水準書)に盛り込み、実現可能な事業者を選定していきたいと考えています。スタッフの職歴、犯罪歴についても事業者を通じ、できる限り把握に努めて参ります。

(7)小さなけがであったも学童クラブ内で起きたけがは毎日のノートに記載して子ども家庭部へ報告し現状を把握しておく。
(回答)けがが起こった場合に迅速かつ適切に対応することはもっとも大切な責務の1つと考えています。保護者への連絡はもちろんのこと、所管課への報告もこれまでどおり、履行させていきます。

職員の常駐は法に触れるので、最初は毎日みていくように努力していきたい。またあまり元の職員がいることも新しい指導員に慣れないということも懸念されていた。

連協としても、信濃町学童クラブの状況を懸念し、区にも要望書を出したが、子ども家庭部の部長や課長とは対立路線をとるのではなく、対話をしながらうまくやっていってほしいということを願っている。
今、当該館でなくても、いずれこのような話しがまわってくる確率が高い。新宿区は公設公営の学童クラブはなくさないというが、いつ来てもあわてることのないようにみなさん心の準備をしておいてほしい。

②各館の現状について は時間がなく、話し合うことができなかったため、1月に回すことと致しました。

2008年11月15日 運営委員会議事録

11月15日(土)18:00〜20:00
於:富久学童クラブ

出席父母会:早稲田南 北山伏 薬王寺 中落合 西新宿 せいが
上落合 高田馬場第一 西落合 上落合 富久 富久小内(元富久)

1.運動会&バザーについての意見

今年もお天気に恵まれ、無事に連協大運動会が開催できましたこと、父母会皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。
また、例年のことながら、この運動会の運営には連協OB会の皆様の協力なバックアップなくしてはなりたちません。
今年も多くのOB保護者(お子さんはすでに成人されている方ばかりです)のお力があったことを改めてご報告し、連協として心より御礼申し上げたいとおもいます。

★総参加人数   546人
内訳:こども     278人
OB        8人
先生       10人
保護者     250人

バザー売り上げ金額 66,315円

連休の中、バザー品の収集・値札付け、搬入、早朝からの設営お手伝いと、改めて感謝いたします。
毎年ながらぶっつけ本番、手作り・手探りの運動会ではありますが、参加してくださったかたからはほぼ100%「楽しかった」と言っていただけたことが何よりです。
また、大きな事故、怪我もなかったことは大きな収穫でした。

各館からご意見頂戴しましたのでご報告いたします。

●連協に加盟はされていませんが、東五軒父母会さんをお誘いしました。
MLに感想が寄せられていましたので記載します。
・初めて参加させて頂きました。
運営に携わってくださった方が、とっても大変なんだろうなぁ、、、、と。
うちの館は父母会も未だないので、他の館のような一体感や運営への 参加を促す力が出せるのか、少し不安に思いました。
でも、参加している大人も子供も、皆楽しそうで、いい顔していて、 参加させてもらって、本当に楽しかったです。
子供達は特に「バザー」が気に入り、こちらから持っていったもの以上の沢山の品々を抱えて「もっと買いたかった〜」と喜んでおりました。
次回は館をまとめて、参加できるよう頑張ります!

●早稲田南
バザー品を並べるスペースが狭かった
子どもが殺到してしまうのは危険を感じた
スペースとともに、バザー会場までの通路も狭かった
マイクの音が聞き取りにくかった
→(マイクはOBの那須さん、沢田さんから無料でお借りしたものであったことを説明し、来年は音響についてのプロがいらっしゃれば、是非ともご協力いただきたいと役員よりお願いしました)
リレーの際、ハチマキを結べない子が多かった、
綱引きの1・2回戦、移動に時間がかかった、一考を。
バザー会場の整列係りの方が命令口調で、ちょっと気になった

●西新宿
バザーが楽しかった。
館対抗リレー、優勝できてうれしかった

●北山伏
1日を飽きずに楽しめるところがよい
大人だけの玉入れもたのしいのでは
子供用の軍手も用意するとよいかも
騎馬戦はやめないでほしい

●薬王寺
綱引きで、場所の交代をするのに時間がかかる
お父さんの棒倒し見たい

●中落合
親子で楽しめた
バザーは子どもたちが大喜び
例年より参加者が少なく館対抗リレーで人数合わせに苦労した

●せいが
思っていた以上に楽しめた
指導員も4人参加してくれた
マイクの音量がききとりにくかった

●上落合
バザー品の搬入の際の道路が狭かった
当日のリレーの調整は大変だったけど、楽しかった
騎馬戦の人数が合わないのが大変

●西落合(実行委員長を担当)
女子の参加人数が少なかった(数があっわなかった)
学校ではできないことをやらせてあげたい・・・連協の考え
子どもを座らせたら、静かになった・・・そこで砂いじりがはじまっていた
→(テニスネットポールの砂詰めの原因:昨年、お借りした中学からご注意をいただいていました。次年度からも子ども達にきちんと伝えるようにいたします)
楽しかった 久々にカラダを動かせた
各館の居場所が狭かった。人数の多少によってスペースを配慮してほしかった

騎馬戦について:
大人を下に、子どもを上に
子どもは上に乗りたい
子どももたくさん参加できる
お母さんが下で組めばお母さんも参加しやすい
混合チームはどうか?
お父さんの組む上だと子どもは視線高くて怖い(鈴木談)

●富久
初めての参加
1年生が多く参加
大変楽しく、忙しく、大人がこんなに参加できるのははじめて
騎馬戦を体験できる運動会ははじめて
はじめくみ上げられなかったが、ちょっとしたアドバイスで出来るように。
そういう経験もよかった
バザーも楽しかった。
欠陥?もあったがそれもまた楽しかった
買い物の経験もできた。それもよい。

●バザー係りを担当して下さった方より
会場のスペースが狭かった
事前の打ち合わせがなく、不安があった
商品の並べ方・まとめ方にもう一工夫を
バザー会場の入り口の人数調整がむずかしかった
靴をはきかえに手間取ると思ったが、スムーズにできた
人数の全体把握できず、後ろの方の列の確認ができなかった
以前よりは殺到しなくなった
マイバッグにしたのがスムーズになった
列が校庭までつながってしまった

●その他
ハチマキに時間かかる(経験のない子どもたちには練習にもなった)
本数に余裕があれば、先にわたしおけば 待ち時間にできる
→人数分の用意を検討、保護者でハチマキ担当をつける

●せっかくの写真を館にはりたい
個人情報保護、ホームページに掲示は問題が多いだろう
→三島さんに個人的に依頼してほしい

★運動会会費・支出の説明〜参加賞・「おやつですよ」の景品・団体保険加入費・石灰・ピストルのたま・トイレットペーパーなどの諸雑費に使用

2. 21年度よりスタートする指定管理者制度のついて

西新宿
★選定委員を父母会 2名:1年生から出したいが、参加可能な方に依頼
プレゼンテーションが予定されているので連協からアドバイスほしい
次回委員会を西新宿で開催ほしい

早稲田南
★選定委員はこれまでは9名(学識経験、財務識者、区、地域、父母会)だったが、ことぶき+児童館で指定管理ゆえ、枠がひろがるため、選定委員を増やしてほしいと要望
→児童館2名増員:代理を認めてもらえる:名前も登録
ことぶき1名
地域代表として計3名の登録を得た
区は「要綱」を作成した

今後の早稲田南、業者選定のスケジュール
11/14 業者 締め切り:複数応募は来ているとのこと
11/18 第1回目選考委員会
12/8  第2回
12/14 公開プレゼンテーション(午前 早稲田 午後 西新宿)

→このプレゼンテーションにとにかく父兄が参加して、アンケートに意見を反映させることが大事

富久小内
職員の入れ替わりが激しい
事故もあった(区は責任をにげた子どもどうしの衝突による骨折)
(保険に入ってなかった;医療費助成が出来たためやめていた)
→ワーカーズの運営で問題あり、運営協議会で協議している
事業者訪問も予定されている。これに父母会も参加できるように

1/22 4回選定委員会で決定
★これまでの業務委託館からの状況説明
早稲田南
区との委託費についての話し合いができた
人件費を明確にできた
現場は一生懸命なのに受託業者組織上部がうまくはたらかない
榎と信濃町
こども家庭支援センター機能を持つため、指定管理にはならないとのあらたな見解が区から出て、説明会などで、状況を把握中。引き継ぎなどの時間が短いため、父母には不安が。
→信濃町父母会は区議会等にあてに要望書・署名を提出

★学童クラブのみ業務委託になる
休日の扱いに混乱
→児童館の日曜業務を学童の委託業者に任せることに

★薬王寺
東戸山の跡地の子ども支援センター開設についての余丁小・富久小で説明会案内配布あったが配布が遅かった。

★上落合
22年度に指定管理者制度導入の予定。
スケジュールは今年度同様の流れで次年度から動き出す;事前に情報をいれておくことは大事

●光武都連協会長 来訪あり
保育園・学童受託業者の倒産について
民間業者にはないはなしではない
父母の声はストレートに区に伝えていくべき、がんばってほしい

●まとめ
内田会長
現役から次世代へ引き継ぐ大事さ
情報の交換・・・いろいろな場所に参加する人を増やして場に参加を
情報の共有が大事

次回は西新宿こども館にて12月13日(土)  18:00〜
21年度に指定管理者になるのでプレゼンテーションにあたり、経験の館からお話をききたい
現状の受託業者の状況を教えてほしい

2008年10月11日 運営委員会議事録

日時:10月11日(土)18:00〜20:30
場所:薬王寺ことぶき館
司会:鈴木さん(早稲田南)

議題:
1)区との懇談会報告
2)各館での指定管理者制度の説明会報告
3)11月2日の連協運動会について
4)その他
5)次回運営委員会について

1)区との懇談会報告
・10月17日に区との懇談会を行った。具体的な内容についてはメーリングリストやホームページで確認を。

・区は今までに比べると率直にさまざまな話しをしてくれた、というのが正直な感想。今までははっきりしないことはまったく答えなかったが、今回は活発なやりとりが聞かれ、少しかわったような印象をうけた。

・ 学童クラブの民間業務委託のこれまでを振り返り、かえてほしい点を指摘した。指導員が入れ替わり、立ち替わり変わることがまず大きな問題点。3年間見守る 指導員が皆無で、半年でやめる指導員もおり、1年でかなりやめ、2年でほとんどやめる。3年目は全く知った先生がいないという状況である。子どもたちが仲 良くなった先生が1年たつとだれもいない。これは大きな問題ではなかろうか。改善の方策をとってほしいことを懇願。

・職員が安定しないのは賃金面の問題があるのでは。基準単価の見直しをしたほうがいいのでは、との意見に対して、予算を増やした、との回答

・21年度からは指定管理者制度がはじまる。これまで業務委託をしていた業者がかわる可能性もある。新たにプレゼンテーションをして選び直さなければいけない。はじめの一歩に戻った感じである。

・ 安定して続けられる予算配分を、また委託業者に支払う金額のうち、どの程度が直接関与する指導員らに配分されているのか、これまでは不透明であった。指導 員がやめていく現状を区も認め、これまで行ってきたことを認識した上で今後どうするのか考えていきたいとの区側の意見。やっとその土俵にのったという感 じ。今までは実情をもとにさらにそこから一歩踏み入れることはなかったが、今後は改善していくと口にする。大きな進歩である。

・来年度より指定管理者制度や委託をとる館は、連協とともに区に要望を上げて、子どもたちにとってよりよい居場所づくりをしていきましょう。

2)各館での指定管理者制度の説明会報告
○西新宿学童クラブ
・10月4日夜、来年度からの指定管理者制度について説明会が行われた。

・指定管理者制度は、業務委託より、区が関わって指導できるのでよくなる、というメリットがある。しかしそれは裏を返せばこれまでの委託が失敗だった、ともとれる。

・前向きな新規導入ととらえていいのか。5年前は民間に委託する環境が整っていなかった。今回もまた同様になるのでは、という心配がある。
・行っている内容を業者が区に報告書としてあげるのがメリットだとも言われた。しかし
日々の現場の内容はどのようにも書くことができる。虚偽のものもできるのでは、という意見も出た。よく目を光らせてほしい。お金の使い道の指導を区ができる点が区側としてはよいのでは、と感じる。

・指定管理者制度のもとでは、業者を評価するための運営協議会(PTA、利用者・・・)をおくつもりはない、という。

・区の人が一切介在しないのは不安

・選定委員に、地域利用者1名、学童保護者1名とあるが、1名では責任が重すぎるのでは。

○信濃町学童クラブ
・10月4日10:00より、説明会があった。以前より信濃町学童クラブは次年度より指定管理者制度を導入するとの説明があったが、区の手違いで学童クラブは指定管理者制度ではなく、業務委託をとることを報告。

・次年度学童クラブに入る予定の年長児の保護者も数名参加し、40名ほど集まり、活発な意見交換が行われた。

○早稲田南学童クラブ
・10月7日に説明会が行われた。この際書面で方向性が出された。

・早稲田南と榎町が、今は同じ業者に委託している。来年度からは早稲田南は指定管理者制度となり、榎町は子ども支援センターがおかれるため、指定管理者制度がとれず、民間委託で別々の業者選定となる。

・ 3階を早稲田南町こども館だったのを早稲田南町児童館に名称変更。また早稲田南町学童クラブは名称そのままで残す。2階は早稲田南町ことぶき館が早稲田南 町地域交流館と名称変更をする。そしてこの3つを同じところに委託する。1階にある保育園は区が運営する。指定管理者制度をとるのは児童館と学童クラブ、 地域交流館で、それぞれ代表をおくようである。建物の管理もこの業者が行う。区の代行者として責任と権限が大きくなる。また区が財務報告を求めることがで きるメリットがある。

・人件費を一定水準以上とすることはできるのか、との質問に対して、区議会を通過したとの回答。

・選定内容を保護者にも公開してほしい、との質問に対して、可能であると回答。

・区の関与はどうなるのか、との質問に対して、区の職員が1週間に1度程度巡回して連絡する、との回答。

・10月15日に事業者公募を開始し、20日は現場説明会、11月下旬から12月にかけて書類選考をし、12月中旬公開プレゼンテーション、1月上旬現地調査、1月中旬事業者決定、3月引き継ぎ、4月事業開始というスケジュール。

・ 選定委員のメンバーは利用者代表が、こども館、ことぶき館それぞれ1名で、地域住民代表も同じくそれぞれ1名、学識経験者2名、財務担当1名、子ども家庭 部長で計9名。条例で決められている最大人数である。ここで利用者、地域住民1名では負担となるので何名か登録させてほしいと提案したところ、登録を検討 している、との回答

・選定委員のメンバーには、5年前のはじめての民間委託館である西新宿と早稲田南は、父兄がはいっていなかった。しかしその後の西落合から父兄も入ることができるようになり、複数名登録も可能となった。これは大きな進歩。

・早稲田南町は1階は保育園、2階は地域交流館、3階は児童館と学童クラブとなっている。学童クラブも児童館も地域交流館も、同じ業者に委託するが、ならば1階の保育園はどうなのか、という疑問あり。

・それに対して区の説明は、学童クラブは事業なので単体では指定管理者制度を導入することはできない。児童館など施設に対しての指定管理者制度は導入することはできる。早稲田南町はまず児童館に指定管理者制度を導入し、学童クラブを委託するという形をとっているようだ。

・榎町では児童館ではなく区が直営の子ども支援センター(児童館機能をあわせもっている)があるので、学童クラブのみ民間への委託に。ただし日曜日や国民の祝日は受託業者が児童館部門を受け持つこととする。

・ 現在は民間業務委託した学童クラブの状況を毎日区のスタッフがみているが、指定管理者制度になると週に1回程度となる。そうなるとうまくいかないのでは。 今まではSW(ソーシャルワーカー)として区の職員は残ったので、区の管理が残りながら、民間委託が進んだ。指定管理者制度となると業者に自主性をもって やっていただくことになる。区の職員が監視したり、指導することはしにくい(法的な問題があるため)。

・全体でどう遊ぶか、見守っている人がいないと安定した生活ができないのでは?

・週1回程度では不安。

・指定管理者制度の契約期間は5年。今までは毎年見直しがあり、最長5年であった。なにかおこったときには話し合いの場をもうけるという

・ なぜ榎町では指定管理者制度をとらないのか?という疑問に対して、地方自治法の住民サービスでは、公の施設、たとえば児童館、ことぶき館は指定管理者制度 を導入できると決められている。早稲田南町は、まず児童館に指定管理者制度を導入できる。しかし信濃町や榎町はこども家庭支援センターあり、区の直営であ るため、そのなかの一部分は指定管理者制度を導入できないという決まりがある。

・何年か先に区内の全館を業務委託する動きがあるのか?新宿区はそれはない、と区は明言。公設公営館をのこす。児童館や学童クラブのノウハウをもたないと、外の業者の評価ができないのでは、と以前から連協は提案し続けているが、それが公式に認められたと思ってもよい。

・ 早稲田南町は児童館も学童クラブも地域交流館も同業者への委託となるが、児童に対しても高齢者に対してもできるのか、という問題がある。でも今委託してい るワーカーズコープはたまたま両方ともやっている。ワーカーズコープについては、榎町、早稲田南町ともに評価は良好で、とくに榎町はぜひ来年もやっていた だきたい、という意見。

・学童クラブはこれまで公設公営で、民間が参与してこなかった。これが実態。区の指導員が運営を見守ることはとても大事であると常々言ってきている。

・西新宿は学童クラブの経験がない業者に委託された。早稲田南は経験していた。この差は大きいのでは。

3)連協大運動会について
手作りで、アットホームな運動会。ぜひ参加を、そしてお手伝いよろしくお願いします。
リレー、騎馬戦・・・等大人も楽しめます。動きやすい格好でお出かけください。

・参加費の集金や人数の最終集約は当日までに。ただし以前把握している数と変更があったときには事務局長・三島さん  運動会担当役員・川端さん  に連絡を。

●日時:11月2日9:00〜 雨天決行(運動場がつかえない場合は体育館で館対抗ドッジボール大会などの予定。参加賞あり)

●場所:牛込一中運動場、体育館
・自転車置き場はつくるが、スペースが広くはないのでできるだけ電車やバスなどでお越しください。
・自転車を大久保通り側のグランドの入り口に停めないでください。斜め前に運送会社があり、大型車が通るので危険です。正門側の指定した自転車置き場にとめてください。

●各館での持ち物
ゼッケン(ビブス)、旗、竿
救急セット

●準備、片づけについて
準備は、前日に役員が行うので、当日のお手伝いをお願いします。
当日の準備は各館1名以上 できれば2名(力仕事があるので男性が望ましい)
8時牛込一中集合

●参加費について
・指導員や保育園の先生の参加費は連協負担
・来年はいる保育園児(年長児)は、連協が参加費100円負担。ただしおみやげがほしい園児は300円個人、または各学童クラブもち

●バザーについて
・紙袋やスーパーのビニール袋など、購入した品物を入れる袋を各自持参
・靴を入れる袋を持参
・10円単位のものが多いので、おつりがないように子どもには10円玉をもたせたほうが望ましい
・ 11月1日バザー品搬入 13時〜15時 牛込一中の正門(路地の奧にある校庭に面してないほう)。行きのタクシー代は連協より支給。11月2日の運動会 に本部までもってきてください。各館複数名での搬入が望ましいが、役員が搬入の手伝いをするため、1人での運び込みも可
・バザーは昼休みに行う。バザーの提供品を各館で集めて、値付けをし、前日に運んでください。値付けに関してはここをクリック。
・ゼッケン(ビブス)、旗、竿も前日バザー品とともに持ち込みも可。
・ バザーは昼休みに行うため、バザー担当者は昼休みに販売作業をしていただきます。バザー品の設営はその前に行うため、11時頃集合してください、とアナウ ンスをします。アナウンスがあったら体育館に集合してください。各館2名。ポケット付きのエプロンを着用すると便利。早めに食事をしておいてください。

●各館の役割
・実行委員長 西落合
・景品購入 参加賞戸山 おやつ上落合 宝探し早稲田南(袋に入れた状態で)
・選手宣誓 富久、薬王寺

●競技について
(騎馬戦に関して多数の意見)
・女性の騎馬戦があるが、昨年はみんな出たがらず、勧誘がすごかった思いがある。大人の女性の上に学童児子どもが乗るのはどうか
逆に大きい大人の上に小さい子どもが乗る方が危ないのでは。また卒館した4年以上の 女の子の出番がなくなってしまう。さまざまな意見を考慮して、今年は 大人女性の上に乗るのはできれば小学生OG。人数が足りない場合は学童児でもよいが、できれば身体が大きい子に。また大人は上が子どもであることを考慮し て競技を楽しんでください。
・学童児は1〜3年。騎馬戦をやったことがない学年なのでルールを知らないままやるのは危険
・騎馬の組み方がわからない子が多い
・女性のなかにも楽しんでやっている人もいたり、騎馬戦に限らず、ふだんは見えない意外な面を発見することもできる
・男性大人で,Tシャツが破れたり、コンタクトに傷がついたことがあった。上に乗る人には軍手をさせてほしい  軍手をすることに決定

(館対抗リレー)
・館対抗リレーは1年男女、2年男女、3年男女、OB男女、女性3,男性3の計12名中高生は男女1人までにしてください。上の学年への振り替えは可能。人数が集まらない館は2度走るか、他館に援助をもとめてください。
・1つの館で2チーム出るのは可能。

●その他、および注意事項
・フェンスにのぼらない
・ゲーム機をもってこない
・サッカーやキャッチボールはしない。競技中にボールが中に入ると危険なため、

4)その他
連協OB 那須様より
「手作りの運動会なのでなんらかの手抜かりがあるかもしれない。でも許し合うことが大切。どんなことがおこっても絶対に責めないように。今年やってうまくいかなかったことは来年に活かすつもりで楽しんでください」

連協・内田会長より
「昨年、参加していないが、話しをきいているとわくわくしてきた。周りの人をどんどん誘って楽しみましょう」

5)次回運営委員会について
次回は11月15日(土)18:00〜20:30
場所は富久町児童館