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2008年5月18日 デイキャンプの報告

5月18日(日)前日までの雨がウソのように晴れ、とってもよいお天気のなか、ディーキャンプは行われました。

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連協主催の初の試みです。どれだけの人数が集まってくれるのかな、食事は足りるのかな、・・・数々の心配を抱えながらの船出でした。

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不安は杞憂に終わりました。OB会のかたも含め、予想を超える107名もの参加があり、用意したフランクフルトやわたあめ、焼きそばもポップコーンも大人気。わたあめには長〜い列が、焼きそばもつくったそばからすぐになくなるほどでした。

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フランクフルトがおいしかった〜、参加者からの声です。

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わたあめの機械もレンタルし、本格的にわたあめ屋さんのよう。おいしそうなにおいや楽しそうな様子につられて・・・
通りすがりの親子連れ「参加できないのですか〜」
遊んでいたぼく「ぼくもわたあめ下さい。食べたいな〜」
数名からうれしい声がかかりました。

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当初の案内では大人、子ども同額500円を予定していたのですが、最終的には、小学生以上300円、未就学児100円としました。

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各学童クラブごとに集まったり、はじめて出会う他の学童クラブ児や保護者とも話しがはずみました。子どもたちは広〜い公園内を駆けめぐり、大満足。あちらでは噴水池でおたまじゃくしをつかまえ、こちらではわなげをし・・・たっぷり遊べました。

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いろいろな学童クラブとも交流を深めることができ、有意義な1日が過ごせました。来年以降も恒例の行事にしていきたいですね。

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「企 画、運営していただいた役員のかたがたに感謝致します」というメールをいただきましたが、こちらこそ初めてのディーキャンプにお集まりいただき、またお手 伝いもしていただいてスムーズに、楽しく、まただれ1人として大きなけがなく、無事に会を終えることができたのはみなさんのおかげと大変感謝しておりま す。ありがとうございました。

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2007年7月8日 都研集会報告

第5-D分科会「待機児問題と大規模学童保育」

世話人:関谷 麻智子(板橋・指導員)
司会:流目 妙織(板橋・保護者)
記録:松永 聡美(新宿・保護者)
会場:三島 知彦(新宿・保護者)

参加者:33名(保護者23名・指導員10名)

第5−D分科会では年々増え続ける都内の学童クラブ利用希望者に対して後手に回る行政施策の結果、引き起こされた「待機児童」と「大規模学童保育の実態」 について、指導員・保護者それぞれの経験からレポートをいただき、参加されたみなさんからの切実な声とも絡めながら、「学童クラブ」のあるべき姿を求め て、活発な意見・質疑の交換がなされました。都内ワースト1の待機児童を抱える板橋区、100人規模のクラブを複数抱える新宿区をはじめ、練馬・目黒・文 京・豊島・江東・清瀬・三多摩 等と広くご参加いただき、多くの保護者とともに区の指導員、委託の指導員も一緒に交流することができました。
子どもたちを真ん中において、指導員と保護者が手をつなぎ、成長の場としての学童保育をより充実するためにできることは何なのか? 改めて考える機会をつくってくれた分科会となりました。

●「先生、満員電車の中で息が吸えないよ!」-大規模館の現実 

45人定員に70名の子どもたち。板橋区では余裕の空間が無いなかで、指導員も子どもたちもお互いが大声をはりあげる(怒鳴る)ことでコミュニケーション をとり、トイレすらも遊び場と化し、その一方で小さないざこざは絶えず、グループ化やその支配関係による遊び生まれ、公園で事故が起きても指導員を呼びに 来ない…など、子どもたちの安全性や精神面の安定が守れない生活が繰り返されました。そんな生活から上記のような言葉が子どもの口から発せられたのです。 また、障がいを持つお子さんも、「満員電車」の生活のなかで落ち着きを奪われ、長期欠席がつづきました。
100人規模となっていた新宿区の大規模館でも、明らかにマナー・ルールを守れなくなった子どもも現れ、学校生活にも影響が出てくるなかで、「学童の子とは遊ばせない」といった心ない噂に悲しい思いをすることも。緊急時の電話連絡網もままなりません。
参加者のひとりでOGとなったお嬢さんからは「自分は大規模の学童が嫌いになり、行きたくなくなった、妹は少人数の学童で楽しく過ごした」という思いも聞かれました。
「指導員の先生が、自分の気持ちをわかってくれなかったことで、くやしかったし、傷ついた。」これは、大人への不信感であり、一人一人の子に寄り添うとはどういうことなのかを警告しています。そして、大規模になればなるほどおこりやすくなることなのです。
「わたしのことはだれがみてくれるの?」-待機児童の現実 
そんな状況のなかで、それぞれの保護者・指導員が立ち上がり、板橋区では受け入れ人数の是正・増館を求める行動が父母を中心に熱心に進展しました。
それでも次年度の待機がきまったお子さんは「わたしのことはだれがみてくれるの?」と不安を訴え、学童を2週間もお休みする事態に。
3年生になったときに、「待機」となったお子さんのお母様からは、「母を見送るさびしそうな眼」を思うにつけ、胸が詰まる、といった切実なお話もあり、長 い夏休み、暑さのなかで一人お留守番をしていたお子さんの不安、お留守番させてしまうお母様の切なさは身につまされました。学童のかわりに塾に通わせる選 択をせざるを得ないといった現実も。

●各区行政側の温度差に違いが

○待機と大規模の狭間に立つ板橋区
父母会の 力を結集し署名・陳情で行動、連協と連携し、児童課と受託業者に働きかけ、「夏休みのスポット利用の人数拡大」「60→90の定員拡大」を実現したクラブ では、「待機なし」にホッと一息ついたものの、受託業者の職員配置等問題もあり、指導員は子どもたちの「遊び相手」となってしまう。遊びの和に加われなく なった子どもに気持ちをむけてあげる余裕もなくなっていた。
学校の空き教室に増設要請したところ「全児童対策」にとってかわられてしまったということも。

○「待機許さず」の原則に立つ新宿区
90〜100人規模のクラブが林立するなかで、「子どもを野に放つことはNG」と継続して待機児童を出さないよう要請してきた。学校の空き教室を貸しても らって、分室づくりにとりくむ。ここでの壁は「教育委員会」。福祉部と教育委員会の壁を突き崩すため、連協とともに教育委員会にも直談判。陳情・署名も重 ね、約半年で分室開設にこぎつけた。

上記の2例から「行政の温度差」についても展開があった。

・江東区では「待機ゼロ」を区自らが提案している
・新宿区では女性区長で自らも学童に子育てを担ってもらった経験をもつ。現区長の思いも手伝った感もあるのでは。トップの意識の持ち方は大きい。
・全児童対策を急激に推し進めた豊島区。学校内に建てた施設に109人というところも。児童館も減少。学童クラブの良さが失われつつあることに危惧を感じる。
・入所基準を厳しく設けている目黒区。「入る権利を与えない不公平」がある。
区には何を言っても伝わらないという無力感さえ。
適正基準のクラブをモデルケースにして、その重要性を検証してほしい。
・待機になった家庭に「(利用しにくい)子育てサポートを使って」「夏休みのスポットは拡大したから2学期からは我慢して」といったニュアンスが伝わり、陳情先の区議からは「本当に必要なのか?」と問われたり。子どもを頭数でしかみていない行政には残念。
・「学校の40人は着席した40人、学童の40人は動く40人」、これを理解しない行政に歯がゆさを感じる。
・23区外では増設はかなり厳しい状況。もっと「国」レベルで適正配置に補助がほしい。

●職員と保護者のプラスの力で

いずれの解決策も「増館・増設」「職員の適性配置」がカギとなることは多くの参加者が感じるところでした。さらに中身の伴わない待機ゼロであってはいけない(世話人)、と。
それらの実現に向けて、やはり大きな役割を果たすのは、日々子どもたちと接する指導員と保護者のリレーションシップ。父母会の行動力。そして保護者は指導 員を「こどもの時間管理者」としないことが、厳しい条件下で保育の質を維持することにつながり、そこから「親も含めて居場所を得る子どもの毎日の安心」へ 向かうことも。
子どもの視点に立って「全児童の施行方法も、待機がもたらす弊害も、大規模館の現状もそれぞれに把握し、それぞれの居場所を整理 し、指導員と保護者が力を合わせて行政に伝え続ける」(増館を果たした文京区)ことで一歩ずつ改善の道筋が付けられていくと確認しあい、分科会を終了しま した。
世話人さんの「90人から45人の学童へ異動して、一人ひとりの様子がよくわかるようになった、パニックも起きない、甘えたいときに甘え させてあげられる、大規模では見えにくかった子どものよいところが見える」——この発言が印象に残りました。そんな学童が東京に一つでも増えることを祈り つつ……。

さいごに、板橋区の小山内さん、岩佐さん、新宿区の飯野さん、貴重なレポートありがとうございました。

(松永)